介護施設の管理栄養士【退職・転職】へのステップ

現在勤めている介護施設で管理栄養士の業務が思っていたのと違っていた。人間関係が辛い。結婚をする予定だ。と様々な理由で退職する管理栄養士は多いと思います。この記事に辿り着いたのは、頭の片隅に転職という言葉がでてきたからだと思います。
退職と転職はとても体力がいる作業ですよね。転職に向けて、退職の注意点や転職活動について紹介します。

求人を紹介してもらう

介護施設の管理栄養士の主な退職理由

人間関係がつらい

介護現場職員と厨房職員と色々な職種の方と関わらないといけない管理栄養士は、人間関係で悩むことが多いのではないでしょうか。相手を変えることってできませんよね。管理栄養士でなくても仕事は人間関係がつきものですが、管理栄養士という立場は板挟みにあったり、一人の職種であり、相談する人がいなく退職に至る事があります。

収入が低い

仕事量が多い割には低賃金です。その理由は、施設の管理栄養士は利益をうみ出す職種ではないからです。そのため施設側も給料を上げにくいのだと思います。働きやすさや職場での人間関係が良好、福利厚生が充実しているなら、職場にいる価値はあるかもしれませんが、収入が見合ってないのであれば退職を考えてもいいのではないでしょうか。

仕事量が多い

職場によって違いはありますが、介護施設の管理栄養士は一人で仕事をこなす事が多いです。献立作成、発注、調理、メインの栄養ケアマネジメントと仕事量が多く負担が大きいです。

退職したいと考えたら

なぜ辞めたいのか考える

まず、なぜ辞めたいのか冷静になって考えてみましょう。感情のままに退職すると後悔することになりかねません。紙に今思っていることを書き出しましょう。なにが嫌なのか、何が辛かったのかを可視化することで客観的に自分を分析することができます。次に自分で解決できることなのか、自分では解決できないことなのか、冷静にみつめてみましょう。
自分で解決できないことが多ければ、退職の選択を視野にいれていいでしょう。

人に相談する

身近な人に相談することもおすすめします。家族、友人、職場で気の許せる人、上司。自分のことに真摯に向き合ってくれる人が良いと思います。感情が高ぶっていると、次の日にでも辞めたい感情になりますよね。一度信頼できる人に話を聞いてもらい、冷静な判断ができる状態に戻してもらいましょう。そして意見をもとめてみましょう。

辞める時の注意点

辞める時の伝え方。いつ？誰に言う？

いざ辞めると決めたら、いつ誰に言うのか悩みますよね。「民法627条第1項」によると、いつでも解約の申入れをすることができ、解約の申入れをした日から2週間を経過すると終了となると記載されています。しかし一般的には2カ月前から3カ月前にいうことが望ましいです。管理栄養士は一人の仕事のところが多いため、次の人が決まるまで辞めるのを待ってと言われるケースもあります。そのためには早めに辞めることを伝えておくほうが良いです。上司が嫌で辞めると言えないと言う方もおられます。その時は上司の上司に言うのもいいでしょう。

引きとめられた時の対処法

介護施設は人員不足であり、必ず引き留めにあうことを覚悟しましょう。会社としても新しい人を雇うまでは大変ですし、貴重な人材が離れていくのは会社として大損害です。そこで、引き留めにあう内容と引き留めにあった際に円満に断る方法をまとめました。

引き留め内容

引き止める際の内容はこちらです

・施設に必要な存在だ
・転職してもどこも同じだよ
・新しい人が来るまで待ってて
・給料上げるから考え直して
・仕事内容を減らすから
・働ける時間の調整するから

会社としてはやはり残っていてほしいのが実情なため、このように引き留められるケースが多いです。

引き留められた際の対処方法

退職の決意はかたい事を伝える

上司から引き止めにあうと、断りづらいですよね。しかし、少しでも隙をみせると、退職を諦めたり、退職日が延びたりします。ここは勇気をだして、辞める決意はかたいことを伝えましょう。

感謝を伝える

引き留めてもらったことや、お世話になったことに対し感謝の気持ちを添えることで、円満な退職ができるでしょう。

退職理由はポジティブに

人間関係だったり会社の対応に不満などの理由で退職したいと思っていても、正直に伝えたら円満な退職にはなりません。改善するような提案をされて長引くことにもなります。転職理由もポジティブにしましょう。

転職活動をしよう

退職と転職は計画的にしたほうが無難です。働きながら転職活動をする場合の手順を紹介します

転職方法

ハローワーク

公共職業安定所のことで、国が運営している機関です。ハローワークに登録している求人をみつけたら、紹介してもらえます。

民間求人サイト

ネットで様々な職種を検索することができます。職種だったり地域など絞って手軽に検索することが可能です。しかし自分で応募しないといけないのがデメリットだったりします。

HPから求人情報

施設だったり企業のHPに記載してある、採用案内です。気になっている施設があったら、まずHPをチェックしてみましょう。

栄養士会

栄養士会のHPに求人情報が記載されています。更新頻度は低いですが、栄養士に特化した求人が記載されています。

転職サイト

無料で登録ができ、担当コンサルタントが仕事を紹介してくれたり、面談日の設定、履歴書の書き方、面談アドバイスをしてくれます。

準備

転職の意思がかたまったら、なぜ転職したいのか希望条件など、頭の中を整理してみましょう。退職理由を書き出したように、紙に書き出すことで整理しやすくなります。自己分析もいっしょにしましょう。経歴だったり得意なことや、経験スキル、自分の事を知りましょう。

転職先の情報収集

準備で書き出した内容をもとに、求人を探してみましょう。気になった求人先の情報をHPなどから収集しましょう。情報を収集することで、志望動機に活かすことができます。

応募書類の作成

履歴書を書いてみましょう。パソコンで作成する方もおられますが、手書きは人間性がみられるため、時間がかかってでも手書きで記入しましょう。
中途採用の方は職務経歴書が必要となることがあります。こちらはパソコンで作成してOKといわれています。自分の経歴を把握することが出来ますので、自分の強みがわかります。

応募してみよう

自分が書き出した、希望条件とマッチすれば応募してみましょう

面接

面接のマナーと自分をよく魅せる対策を身につけて面接に挑みましょう。定番の質問に答えられるよう準備をしましょう。
思っていたのと違う…とならないように、聞かれるだけじゃなく逆質問もしましょう。

内定

無事内定をもらったら、次は退職したいことを伝える準備をしましょう。退職届の記入だったり、引継ぎ準備だったりと大変になります。しかし、円満に転職するために綺麗に片付けていきましょう。

まとめ

退職や転職は人生で一大イベントみたいなものです。体力がとてもいります。
長く務めることも大事なことですが、自分の身を削ってでも絶対いなければならない職場はありません。
無料転職サイトのミラクス介護を活用すれば、働きながら、お仕事の紹介やフォロー体制も抜群なのでお勧めです。
必ず自分にあう職場が見つかりますので、あきらめずに探していきましょう。

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