介護のスキルアップ

介護業界の雇用形態を解説!ライフスタイルに合わないと失敗するかも

介護の業界ではさまざまな雇用形態を用意して、広く人材を集めています。「介護の業界で働きたいけど、夜勤などで自分のライフスタイルが崩れないか心配」と、介護業界で働くのをためらっていませんか?
たしかに、夜勤があると生活リズムを整えるのが難しくなりますよね。小さいお子さんがいる方は、子どもを家において一晩中仕事するのは不安でしょう。でも、冒頭でお伝えしたように、介護の業界ではいろいろな雇用形態があります。今回は、介護業界の雇用形態について解説しますので、本記事を参考にあなたのライフスタイルにあった介護の仕事を見つけてください。

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介護士の雇用形態を一覧で解説!

介護業界にはさまざまな雇用形態があります。長く続く人手不足のために、多様な雇用形態を用意して広く人材を募集したのも一つの要因でしょう。当然ながら雇用形態によって勤務時間や昇給の有無、ボーナスの支給条件などが違います。
詳しくは以下を参考にしてください。

【勤務時間】
正社員:長い(施設・事業所の規定による)
契約社員:長い(契約で定められた時間)
派遣社員:選択できる
パート・アルバイト:選択できる

【残業の有無】
正社員:あり
契約社員:選択できる
派遣社員:選択できる
パート・アルバイト:選択できる

【給料】
正社員:高い
契約社員:正社員に近い
派遣社員:派遣元による
パート・アルバイト:低い

【賞与】
正社員:あり
契約社員:施設・事業所による
派遣社員:なし
パート・アルバイト:なし

【社会保険】
正社員:あり
契約社員:正社員に近い
派遣社員:派遣会社の社会保険に加入
パート・アルバイト:働く期間・時期による

【交通費】
正社員:支給される
契約社員:支給される
派遣社員:支給されない
パート・アルバイト:多くは支給される

【雇用の安定】
正社員:期間の定めなし
契約社員:契約期限あり
派遣社員:定められた期間のみ
パート・アルバイト:契約期限あり

介護業界には正社員が少ない?

「介護業界は正社員の割合が少ない職種」といわれてきましたが、最近は改善されてきているようです。少し前まで正職員の割合は60%を切っていましたが、令和3年度の介護労働実態調査では介護業界全体で正社員の割合は71.8%になっています。ただし訪問介護員については、いまだに64.6%にとどまっている状況です。介護業界に非正規の社員が多いのは、子育てをしながら働く方や子どもの一人立ちを機に介護職に就職される方が多いからと、考えられます。自分のライフスタイルにあった働き方として、非正規を選んでいるといえるでしょう。しかし、同じ業務をしても待遇に格差がある状況は、改善が求められるところです。

※参考: 公益財団法人 介護労働安定センター「介護労働者の就業実態と就業意識調査

雇用形態別の仕事内容とメリット・デメリット

介護で働きたいと考える方でも、正社員になりたい方や自分のライフスタイルにあった働き方をしたい方など、さまざまな考えがあります。
ここでは、雇用形態ごとのメリットデメリットを解説します。

正社員

正社員のメリットはやはり雇用の安定です。問題が無ければ定年まで働き続けられるのは、やはり大きな魅力でしょう。福利厚生の一環として資格取得の支援や研修制度を設けている施設も多く、それらを利用してスキルを身につけていけば、キャリアアップや昇給も期待できます。一方で、正社員としての責任が求められるため、働く時間は長くなりがちです。また、何かあれば残業や休日出勤が発生するのも避けられません。そのほかにも、転勤や異動を命じられるケースも考えられます。正社員は、自分の生活スタイルを仕事に合わせなくてはならない働き方といえるでしょう。

契約社員

契約社員のメリットは、正社員に近い待遇で働けることでしょう。給与や福利厚生は正社員とほぼ同じで、しかも、転勤や異動はほとんどありません。仕事内容も正社員に比べて、責任を課せられないものがほとんどです。デメリットは、あくまでも契約なので自分の意思にかかわらず契約を終了になる可能性があることでしょう。また、待遇は正社員に近いのですが、賞与や退職金が発生しないところも多いようです。

派遣社員

派遣社員のメリットは、自分の希望にあった施設で働けることです。しかも自分の希望にあった職場を、派遣会社が探してくれます。勤務時間や残業の有無などの労働条件を決められるため、自分のライフスタイルに仕事を合わせられるのです。デメリットは、自分が気に入った職場でも3年までしか働けないことです。また、キャリアアップも困難なものになります。最長3年で介護職場を変えるため、スキルや知識があっても今以上のキャリアアップは難しくなるのです。

パート・アルバイト

パート・アルバイトの一番のメリットは、勤務時間や勤務日数を選びやすいところでしょう。希望した勤務時間で働けるため、プライベートの予定に合わせて仕事ができます。フットワークの軽さを活かして、ほかの仕事の副業として働く方もいるようです。デメリットは、やはり給料が安いことで、賞与や退職金なども出ないところがほとんどです。また、施設の都合でシフトを減らされてしまうケースもあるため、収入や雇用の安定は期待できません。

あえて正社員にならない選択

介護業界で働いている方すべてが、正職員を希望しているわけではありません。正職員になれる状況なのに、あえてならない人も存在します。
正職員にあえてならないのは、主に以下の理由があるようです。

・夜勤ができない
・給料が十分にもらえる
・正社員になると仕事が膨大になる

夜勤ができない

特に特別養護老人ホームなど夜勤のある職場だと、夜勤に入るのを正社員の条件にしている施設もあります。そのような場合だと、幼い子どもがいる方や身体が夜勤についていけない方などは、夜勤ができないため正社員になれません。しかし最近では、特別養護老人ホームでも日勤だけの正社員も増えてきました。「夜勤ができないから」と正社員をあきらめていた方も、近くに日勤のみの正社員があるかもしれませんよ。ぜひ求人を確認してください。

給料が十分にもらえる

派遣社員などで、今の給料で十分に満足しているケースです。手取りはたしかに正社員の方がいいかもしれませんが「時給計算すると派遣社員の方が割がいい」と、いうケースもあります。正社員だとサービス残業なども、まだまだ無くなりません。その点派遣社員は、働く時間がしっかり決められています。正社員よりも、気楽で効率よく稼げる派遣社員を選ぶ方も多いようです。

正社員になると仕事が膨大になる

「正社員になって責任が重くなり残業も増えるくらいなら、今の給料でプライベートを充実させた方がいい」と考えて、あえて正社員にならない方も多いようです。正社員になるとさまざまな役割を負わされるため、定時に帰れないケースも出てくるでしょう。場合によっては、休日出勤もあるかもしれません。そのような働き方よりもプライベートを優先したい方は、正社員ではなく契約社員や派遣社員を選ぶようです。

【まとめ】 自分のライフスタイルにあった雇用形態が1番!

介護業界は人材不足を補うために、さまざまな働き方を用意しています。以前のように「夜勤ができないと、正社員になれない」という施設も、少なくなりました。介護業界で働きたいと考えている方にとっても、自分のライフスタイルにあわせた働き方を選べるのは大きなメリットではないでしょうか。まずは、近くに自分のライフスタイルにあった介護の求人がないか、調べてみましょう。

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