介護の悩み

介護職で仕事のできる人とできない人

介護職で仕事をしていると、仕事のできる人とできない人が出てきます。仕事のできる人とできない人とは、どのような人なのかをこの記事にまとめました。

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介護職の仕事のできない人ってどんな人?

どのような業種や職場にも、仕事のできる人とできない人がいます。業種や職場に限らず、できる人とできない人には一定の共通点があると思います。
しかし、介護職だとその共通点もやや違いが出てきます。今回の記事では、仕事のできる人とできない人に焦点を当ててお伝えしていきます。まず最初に、仕事のできない人について実際の現場経験も踏まえてお伝えしていきます。

気が利かない人

介護の現場で特に言われるのが、気が利くかどうかです。
気が利く人は、最低限の仕事を必ず消化します。介護の仕事は1日の生活の流れを把握し、その1場面ごとにどのような介助が必要かを判断し行います。つまり、仕事としては流れ作業に近い様子があります。
日毎に入浴する人が違ったり、行う業務に違いはあれど一旦把握してしまえばほぼ流れ作業なのです。
そんな中で、気が利かない人は最低限やっておかなければいけない仕事をやっていなかったり、やらない挙句に仕事を残してバトンタッチしていきます。
気が利かない人は、自分がやらなければいけない仕事を残していったり、さらに余分にできる仕事を行わずに休憩に行ったりする人のことです。

仕事が遅い

介護現場の仕事は、その日の100ある仕事を早番、日勤、遅番、夜勤ごとに仕事を分担し消化していく仕事です。
例えば100ある仕事を4人で消化するということは、誰か1人が仕事を残してしまうと、その負担は後半の人に回ってきます。
ただでさえ消化する仕事が多い職場では、最低限行わなければいけない仕事は消化する必要があります。消化しないことによって負担をかけられるのは、職員だけではなくご利用者様もだからです。
仕事が遅いと、例えば昼食までに入浴できたはずの人が、昼食中に入浴を行わなければいけなくなったりします。
職員全体の仕事も遅れます。ご利用者様も食事が遅れるため、どちらにも負担がかかります。
このように仕事が遅い人は、消化するべき仕事を片付けられない人が多いので、介護業界の中で仕事のできない人になっていくのです。

要領が悪い

介護の仕事のできる人は要領がいいです。分かりやすく伝えると、1つの動きで複数の仕事を同時並行できる人です。
具体的に言うと、歯磨きを自分でできるご利用者様に自身で行なってもらい、歯磨きを自分でできない人の元へ介護士自ら行き口腔ケアをする、と言ったことです。
こうすると、2人同時に口腔ケアを終えることができて、仕事も2つ同時に消化できます。
要領が悪い、仕事のできない人はこれができません。これは特に男性に多い印象ですが、物事の同時並行での消化はその時の状況次第で組み立て方が変わるため、要領が悪い人はそれを考える力が乏しいです。
筆者も要領が悪い方で、最初は20時に終わらなければいけない仕事を22時まで行っていたこともありました。
介護の仕事はやることが多いため、1つずつ消化していては100%終わりません。その要領を身につけられない人が、仕事のできない人になっていくのです。

時間を逆算して仕事ができない

仕事のできない人は、時間の逆算が苦手です。時間の逆算というのは、12時に自分が休憩するとした場合、12時までに自分の担当する仕事を消化しなければいけません。
そうすると、10時までに居室の掃除を終わらせて、10時から10時30分まで水分提供をしてと、12時までに消化し切る算段をつける必要があります。
介護現場の仕事のできない人は、この時間の逆算が苦手です。この時間までにこの仕事を終わらせる、という考え方で仕事に取り組めていないからです。この時間の逆算を行えないと、仕事のできない人になっていきます。

介護職で仕事のできる人とは?

介護職で仕事のできる人について説明をしてきました。
この章では、介護職で仕事のできない人がどうすれば、できる人になるのかを説明していきます。

気遣いができるようになる

介護現場では、気遣いができると仕事のできない人から脱却することができます。
介護の職場では、1日に消化する仕事が決まっていて、それを早番、日勤、遅番、夜勤で消化すると説明してきました。
その中で、自分の仕事もこなした上で次の人の仕事も消化できると、職場では重宝されます。その行動が気遣いの1つだからです。
例えば、自分の仕事を終えてまだ時間が余っているとします。そうすると、仕事のできない人ならそこで次の人が来るまで何もせずに交代を待つかもしれません。
気遣いができる人は、次の職員の負担を少なくしようとしてできる限り余分な仕事を消化しようとします。
これにより、次の職員は自分の仕事が楽になるだけでなく、ご利用者様とも余裕をもって接することができるようになります。
このように、気遣いをして仕事を消化できるようになったら、職員にもご利用者様にもプラスになるのです。結果的に、ご利用者様にも気遣いができるという付加価値がついてくるのが、気遣いのポイントです。

手際を良くする

介護の仕事は、手際が命です。1日に消化する仕事が決まっていて、それを分担して行います。
この時間帯ごとに行う仕事を、確実にこなすことは前提条件です。そのために必要なのは手際の良さです。
目の前の仕事をいかにテキパキと消化して、次の仕事に行くかが重要視されます。次の仕事を消化すれば、次の仕事へと進みまた消化する。
テキパキと消化すると聞くと、排泄介助や入浴介助を雑に行なうように聞こえるかもしれませんが、逆です。
介護において手際良く介助をすることは、ご利用者様にとっての体力の負担を減らします。
仕事のできない人は、手際も悪く仕事が長いです。なので手際をよくすることは必須なのです。

要領をよくする

要領をよくするということは、前回お伝えした2つの仕事を同時並行で行えるようにするということです。
これを身につけるのは簡単ではありません。なぜかというと、ご利用者様の行動パターンやどこまで自立している人なのかというところを、把握する必要があるからです。つまり経験と知識も必要な能力ということです。
自分の予想して行動をしてくれていれば、同時並行で介助ができますが、予想を外していれば同時並行の仕事は成立しないのです。なので、ご利用者様の特徴や身体機能を把握し、頼めることは頼んで自分でやってもらう必要があります。要領がいいとは、仕事消化のために効率よく行う人のことです。これをできない人は、介護現場で仕事のできない人と言われています。

時間を常に把握して仕事を行う

この時間までにこの仕事を終わらせる。これを決めて仕事に臨めない人が、仕事のできない人には多いです。
逆にこの時間設定ができる人は、確実に仕事を消化する力が身につき要領も良くなります。このスキルも最初からうまくできるものではありません。
行えば行うほどに時間設定ができるようになり仕事が消化できるようになります。時間は常に意識して、仕事に臨んでみてください。

まとめ

介護の現場で仕事のできる人とできない人かをお伝えしてきました。結論から言って、すぐに仕事ができる人になれるかと言ったら難しいと思います。
どれも経験で磨かれて、精度を増していきます。
筆者も最初は22時までかかっていた仕事が、日毎に短くなり数ヶ月後には20時に上がれるようになっていました。
続ければ結果は出るので、この記事で説明した内容を実践して仕事のできない人から脱出してみてください。読んでいただきありがとうございました。

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