「介護職として、どんな心構えで働けばいいのだろう」「身につけるべき接遇マナーについて知りたい」と考えておられるかもしれません。
今回は、介護職に必要な心構えや接遇マナーについて詳しく解説します。
未経験や介護経験の浅い職員が抱える不安とは
未経験や介護の仕事をスタートして間もない方は、以下のようなことを不安に思うことが多いようです。
・自分には介護の仕事が合っているのだろうか
・介護に関する知識や技術が不足しているのではないか
・介護職として大切なことは何だろう
・利用者との接し方が難しい
介護の仕事を行う上で、知識や技術は重要です。しかし、いくら介護に関する知識や技術を持っていても、職場のルールやマナーを守れなければ一人前の介護職としては認めてもらえないでしょう。そればかりか人間関係がうまくいかず、スタッフや利用者とトラブルになってしまう可能性もあるのです。介護職として必要な心構えを持つことは、スムーズに仕事を行う上で欠かせません。それでは続けて、介護職が持っておくべき心構えに関する説明に⼊ります。
介護職が必ず持っておくべき心構えについて
ここでは、介護職が必ず持っておくべき心構えを3つ紹介します。
具体的には、
1.報告・連絡・相談を徹底する
2.利用者を中心に考える
3.自分の健康管理に気をつける(心身ともに)
4.向上心を持ち続ける
それでは順番に解説していきます。
報告・連絡・相談を徹底する
介護では、どんな小さなことでも情報共有することが重要です。とくに利用者の状態については、命に関わる場合もあります。高齢者の身体や精神状態は、変化しやすい傾向があります。全スタッフが、最新の情報を把握する必要があるのです。とはいえ経験が浅いうちは、判断に迷う時もあります。そんな時は一人で悩まずに、上司や同僚に相談しましょう。
利用者を中心に考える
介護職として重要なのは、利用者を中心に考え行動することです。介護職には、利用者をケアする以外にも多くの業務があります。特に多忙な時には、何を優先していいか分からなくなることもあるでしょう。介護職にとって重要なのは、利用者の意思を尊重することです。常に利用者の気持ちを考えてケアを提供しましょう。ただし、利用者の願いを何でも聞き入れるのは問題です。介護職の役割は、「利用者の自立を支援すること」です。利用者ができることは自分でしてもらい、できないことだけをサポートするようにしましょう。
自分の健康管理に気をつける(心身ともに)
介護職にとって、心身の健康管理は非常に重要です。自分が元気でなければ、よいケアは提供できません。疲れやストレスを感じた時は、十分に休養をとりましょう。休日に運動や趣味を楽しむことも有効です。また心身をリフレッシュするためには、睡眠にも気を配りましょう。睡眠時間が短ければ、集中力も低下してしまいます。少なくとも7時間は睡眠を確保できるように心掛けましょう。
向上心を持ち続ける
介護職として活躍するためには、向上心を持ち続けることも重要です。介護にゴールはありません。高齢者の状態は、日々変化します。どうすれば、もっと利用者によいケアを提供できるかを常に考える必要があるのです。また介護には多くの資格があります。介護福祉士やケアマネジャーなど、常に目標を持ち続けることでモチベーションを維持することも可能です。資格が全てではありません。しかし自分の知識や技術が向上すれば、利用者に質の高いケアを提供できます。向上心を持つことは、自分だけでなく利用者にも利益をもたらすのです。それでは続けて、介護職が持っておくべき接遇マナー5原則に関する説明に⼊ります。
介護職なら当然!接遇マナー5原則
ここでは、介護職が身につけておきたい接遇マナー5つを紹介します。
具体的には、
1.表情
2.挨拶
3.身だしなみ
4.言葉づかい
5.態度
それでは順番に解説していきます。
表情
接遇において、表情は非常に重要とされています。利用者はスタッフの表情を常に見ているからです。忙しさや焦りが表情に出ていると、利用者は話しかけてくれません。接遇の基本は、「笑顔」で接することです。口角を上げることで、自然に表情が柔らかくなります。職場に入る前に、鏡で口角が上がっていることをチェックするのも有効です。笑顔を心掛けることで、心も晴れやかになり良いケアを提供できるでしょう。
挨拶
挨拶は、コミュニケーションの基本です。利用者やご家族、スタッフへ明るく爽やかに挨拶しましょう。また施設周辺の地域住民への挨拶も重要です。利用者へ挨拶する際には、以下のことに注意します。
・正面から話しかける
・笑顔で挨拶する
・大きな声が苦手な利用者もおられるので注意
心地よく感じる声の大きさは、人それぞれです。相手の表情を見ながら、声の大きさを調整するとよいでしょう。
身だしなみ
利用者は、スタッフの服装や髪型などの身だしなみを非常によく見ています。清潔感のある動きやすい服装を心掛けましょう。長髪を束ねていなかったり、衣服の着こなしがだらしなかったりすると、利用者から信頼は得られません。そればかりか爪が伸びていると、介助の際に相手を傷つけてしまう危険性すらあるのです。
言葉づかい
言葉づかいは、接遇マナーの基本です。介護現場では、基本的に敬語を使用します。多くの利用者は高齢であり、人生の大先輩です。馴れ馴れしい言葉や、ため口は控えましょう。また利用者やご家族に対して、専門用語を使用するのは避けるべきです。介護職が日常的に使用していても、相手にとっては初めて耳にする言葉かもしれません。常に相手の気持ちになって接することが重要です。
態度
仕事をする態度は、自分の「内面」が外に出たものです。適度な緊張感を持ち相手を思いやる心をもっていれば、自然と態度に現れるでしょう。背筋を伸ばし、笑顔で利用者に接することが重要です。反対に、緊張感を持たず「仕方なしに職場にいる」場合はどうでしょう。動きが鈍く表情も曇っていて、利用者に悪い印象を与えてしまいます。利用者が「声を掛けたくなる」態度を目指しましょう。それでは続けて、介護の就職・転職で押さえておきたいポイントに関する説明に⼊ります。
介護の就職・転職で押さえておきたいポイント3つ
ここでは、介護の就職・転職で押さえておきたいポイントを3つ紹介します。
具体的には、
1.勤務形態や仕事内容を確認する
2.施設の雰囲気や理念が自分に合っているか
3.キャリアパスや教育システムは整っているか
それでは順番に解説していきます。
勤務形態や仕事内容を確認する
就職の際には、勤務形態や仕事内容を確認することは重要です。介護職には、正社員の他にも契約社員やパートなどの雇用形態があります。給料や勤務時間、福利厚生なども異なるため、自分の希望に合っているかを事前に問い合わせておきましょう。
施設の雰囲気や理念が自分に合っているか
施設の雰囲気や理念が、自分の理想に近いかどうかも重要です。面接の前に、施設を見学しておくのがよいでしょう。ボランティア職員として、1日体験してみるのもおススメです。先輩スタッフがどのように利用者と接しているかが、よく分かります。施設の理念は、「利用者の自立を重視する」「地域に貢献する」など様々です。自分の理想に近い理念を持つ施設を選択すると、長く勤務できるでしょう。
キャリアパスや教育システムは整っているか
介護職としての知識や専門性を向上させるために、施設の教育制度は重要です。施設によっては、資格取得への支援制度が設けられている場合もあります。また、管理職や現場リーダーを目指す道筋である「キャリアパス」が整っているかどうかも重要です。入社した後も目標を持ち続け、ステップアップできる体制が整っているかどうかを確認しましょう。
まとめ
今回は、介護職に必要な心構えや接遇マナーについて解説しました。介護の仕事を行う上で知識や技術は大切ですが、職場のルールやマナーを守れなければスタッフや利用者から信頼を得ることは難しいでしょう。まずは報告・連絡・相談を心掛け、一人で抱え込まないことが重要です。また接遇マナーを身につけておくことも、介護職には欠かせません。これらを意識することで仕事への意欲も向上し、利用者やスタッフからの信頼も得られることでしょう。また施設の環境や雰囲気が合わず、転職を考えている方もおられるかもしれません。新しい環境での勤務を検討されている方は、ぜひミラクス介護をご活用ください。あなたの転職活動を求人紹介から入職決定まですべて無料でサポートいたします。
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