「親と一緒に暮らしているけど最近目が離せなくなって、日中みてもらえるデイサービスの利用を検討している。だけど、デイサービスって高いの?」などと不安に感じる人は多いと思います。デイサービスを利用したいと思ったら、まずはその情報を知りたいものですよね。そこで、この記事ではデイサービスの利用料金やその他の特徴、サービス内容や利用のメリットなどを細かく紹介していきます。
デイサービスの特徴
「デイサービスの存在は知っているけど、利用の仕方やサービス内容、利用料金まではわからない」という方も多いと思います。そこで、ここからはデイサービスの特徴を具体的に解説していきます。
目的
厚生労働省「各介護サービスについて」では、通所介護(デイサービス)の概要を以下のように説明しています。「通所介護」とは、利用者(要介護者等)を老人デイサービスセンター等に通わせ、当該施設におい て、入浴・排せつ・食事等の介護、生活等に関する相談及び助言・健康状態の確認その他日常生活上 の世話、機能訓練を行うものをいう。デイサービスでは、入浴や食事などの日常生活のお世話の他、機能訓練なども行っています。また、デイサービスの主な目的は以下になります。
・家族の介護負担軽減
・利用者の社会参加
・利用者の生活意欲向上
・リハビリ
利用者家族と連携を取りながら、利用者の生活の質向上を目指し、介護ケアを行います。さまざまな方面から利用者を見て助言することで、介護による家族の精神的負担軽減にも繋げています。
利用条件
デイサービスは、介護を必要としている方を対象とした介護サービスです。基本的には要介護認定を受けていることが利用条件となりますが、場合によっては保険外サービスとしてデイサービスを利用することができることもあります。その場合は、介護保険を使うことはできないため、全額負担で利用することになります。
利用料金
厚生労働省HPの「サービスにかかる利用料」では、介護サービスの利用料について以下のように説明しています。
●利用料
介護保険サービスを利用した場合の利用者負担は、介護サービスにかかった費用の1割(一定以上所得者の場合は2割又は3割)です。仮に1万円分のサービスを利用した場合に支払う費用は、1千円(2割の場合は2千円)ということです。
介護保険施設利用の場合は、費用の1割(一定以上所得者の場合は2割又は3割)負担のほかに、居住費、食費、日常生活費の負担も必要になります。ただし、所得の低い方や、1ヶ月の利用料が高額になった方については、別に負担の軽減措置が設けられています。
※参考: 厚生労働省「サービスにかかる利用料」
利用者負担は、介護サービスにかかった費用の1割~3割であるとされています。基本的には介護保険を使い、その1割~3割を利用者が負担することになります。例外として保険外でデイサービスを利用する場合は全額負担になることも。利用の仕方によってその負担額は変わってきます。
デイサービスの種類
デイサービスはさまざまな種類があります。
デイサービスの種類は大きく分けると以下です。
・一般型
・地域密着型
・リハビリ特化型
・認知症対応型
・療養型
上記以外にも、趣味活動を多くできる「趣味特化型」などがあります。最近では、デイサービスにパチンコ台が置いてあるなど、アクティビティを楽しめるデイサービスが多く存在します。さまざまなデイサービスから、高齢者に合った場所を探してみるのも良いでしょう。
デイサービスの主なサービス内容
デイサービスのサービス内容はどのようなものでしょうか?
主なサービス内容は以下になります。
・入浴介助
・食事提供・介助
・レクリエーション
・リハビリ
・送迎
ここからは各サービスについて更に詳しく解説していきます。
入浴介助
デイサービスによっては、スタッフがサポートしながら入浴もできるようになっています。在宅での入浴が困難である場合も、デイサービスで入浴を済ませることができるため、家でお風呂に入る必要なく清潔保持が可能です。在宅での入浴に困っている場合は、デイサービスの入浴サービスを受けることができるか相談してみるのも良いでしょう。
食事提供・介助
1日過ごすタイプのデイサービスでは、昼食が食べられるようになっています。食事メニューにこだわっているデイサービスも存在するため、美味しいものが好きな高齢者であれば、そういったデイサービスに通ってみるのも良いかもしれません。また、必要に応じてスタッフによる食事介助も行います。
レクリエーション
デイサービスは、レクリエーションも行うことが多いです。リハビリ要素を含むものも多く、体操や脳トレなどさまざまなレクリエーションを実施します。
特にデイサービスで多いレクリエーションは以下のような内容のものです。
・クイズ
・工作
・手芸
・カラオケ
・音楽療法
・運動
みんなでワイワイと楽しいレクリエーションを行うことで、人と触れ合いながら自然な形で活動量を増やすことができます。生活意欲向上の意味でもデイサービスでのレクリエーション実施は重要なものとされています。
リハビリ
レクリエーションと組み合わせたリハビリもありますが、それ以外に、個別リハビリを行うことも。個別リハビリは、作業療法士や理学療法士などリハビリの専門家が医師からの指示のもと、個別でリハビリプランを作成し、そのリハビリプランに沿った個別リハビリを進めていきます。個別リハビリは「リハビリ特化型デイサービス」や「デイケア」で特に実施されていることが多いですが、一般のデイサービスでも行われることもあります。一人ひとりの残存能力を伸ばしたり、身体機能を向上させたりという目的を持って実施しているのが個別リハビリです。
送迎
デイサービスでは、スタッフが自宅からデイサービス、デイサービスから自宅までの送迎を行います。車椅子でも利用できる車を用意し、乗車をサポート。家からデイサービスまで、家族が送り迎えしなくても、スタッフに任せることができるため安心です。
デイサービスのメリット
デイサービスを利用するメリットは多いです。
デイサービスを利用する大きなメリットは以下になります。
・生活のメリハリになる
・家族の介護負担が減る
・筋力維持・認知症進行緩和効果が期待できる
・他者と交流できる
ここからは、デイサービスの4つのメリットについて細かく解説していきます。
生活のメリハリになる
デイサービスに通うことで、高齢者の生活のメリハリになることが期待できます。特に、認知症や身体機能の低下により、他者と関わる機会が減ると、体力や生活意欲の低下に繋がってしまいます。しかし、デイサービスに通い、他者と関わったり、レクリエーションやリハビリに参加したりすることで、本人にとっての刺激になることも。生活の質を上げる効果があることがデイサービスに通うメリットであるといえます。
家族の介護負担が減る(在宅介護の場合)
在宅介護の場合、家族に介護の負担がかかります。特に認知症や身体が不自由である場合、家族は要介護者の目が離せず、自由に生活することができなくなってしまいます。そうした状況を改善する意味でも、デイサービスに通うことはおすすめです。要介護者がデイサービスに通っている間は、家事や仕事などができるため家族の精神的・身体的な負担が軽減できます。
筋力維持・認知症進行緩和効果が期待できる
デイサービスでは、リハビリを取り入れていることが多いです。リハビリの専門家が、利用者の残存機能や身体状況から総合的に判断し、その人に合ったリハビリプランを作成します。リハビリプランに沿って機能訓練を行うため、筋力維持や認知症進行予防に繋がりやすいのです。
他者と交流ができる
デイサービスでは、他者と交流できるイベントやレクリエーションを多く開催しています。そのため、家で話す機会が少なくなったとしても、デイサービスで他者と触れ合うことができます。他者との交流は、本人のメンタルケアにも繋がります。
まとめ
デイサービスのメリットは多いです。記事を参考に利用料金やサービス内容など、デイサービスの情報を把握し、利用の検討をしてみましょう。また、高齢者に合ったデイサービスを選択してあげるのも大切です。
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