介護のスキルアップ

介護職がサービス介助士を取得するメリットはある?取得方法や受講料などを解説!

「サービス介助士って取得したほうがよい資格なの?」と疑問に感じている介護職はいませんか?あまり知られていない資格のため、取得方法や費用などを知らない方が多くいるかもしれません。もし、資格の取得のメリットが少ないなら、他の介護系資格の取得を目指したほうがよいとも言えるでしょう。そこで本記事では、サービス介助士の特徴や取得方法、介護職にとって取得するメリットが大きい資格なのか、について解説します。

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サービス介助士とは

まずは、サービス介助士の概要や目的、特徴などについて解説します。

ケアフィッターの養成が目的!

サービス介助士とは、高齢者や障害者などの様々な人に対して、様々な場所や場面にあったケアをするための知識とスキルが身につけられる資格です。人や場所、場面で必要なケアは変化するとの発想のもと、様々な人へのケアを、様々な場所・場面にフィットできる人材(ケアフィッター)の育成を目的にしています。なお、資格として特徴は以下のとおりです。

・サービス介助の有資格者数:21万人(2023年3月1日現在)
・対象としている人:社会人・大学生・専門学校生など
・資格の更新:3年に1度

また、公益財団法人日本ケアフィット共育機構が実施している資格で、国家試験ではなく民間資格です。取得するためには講座の受講と課題の提出後にある試験に合格する必要があります。

他の介護系資格にはない「おもてなし」の心が学べる

サービス介助士を取得するメリットは、ホスピタリティについて学べることです。ホスピタリティは、「心からのもてなし」を表す言葉で、ニュアンスの似た日本語に「おもてなし」があります。ケアをフィットさせる考えとともにホスピタリティの精神が身につけば、人や場所、場面が変わろうとも最適で喜んでもらえるケアができるでしょう。また、施設・自宅での介護や、認知症・難病など病気の理解に重きを置いている他の介護系資格とは、対照的な資格です。そのため、介護職だけではなくサービス業に従事する方が活かせる資格でもあると言えます。

准サービス介助士や認知症介助士などの類似資格がある

サービス介助士に類似した資格があります。前述の公益財団法人日本ケアフィット共育機構は、様々な資格の講座・試験を実施していて、その特徴は以下のとおりです。

・他の介護系資格にはない「おもてなし」の心が学べる

・准サービス介助士:自宅での学習や検定試験などで取得できる
・サービス介助基礎研修:2時間の実習のみで取得できる
・サービス介助士ジュニア:中学生・高校生向けの資格
・防災介助士:災害時の行動が身につく
・認知症介助士:認知症の方への対応法補が身につく

サービス介助士の取得を考えてはいるが決断できない方は、准サービス介助士を取得してもよいかもしれません。実習(実技教習)がなく自宅での学習のみで取得できます。講座の受講料も22,000円(税込)と安く、取得後にサービス介助士を目指す場合も、課題免除や受講料割引で講座を受講できます。
ここまでは、資格の概要や目的、特徴などについて解説してきました。次章では取得方法について解説します。

サービス介助士の取得方法とは

サービス介助士の資格を取得するためには、講座を受講し課題の提出後にある試験に合格しなければなりません。ここでは、申し込みから取得までの流れと、講座受講のために必要な資格について解説します。

講座には自宅学習や実技実習がある!

サービス介助士の取得の流れは以下のとおりです。

1.申し込み:受講料を支払いテキストを受け取る
2.自宅学習:テキストを使用し学習する
3.課題提出:提出課題100問。60点未満は再提出。課題提出は申し込みから6ヵ月以内
4.実技教習:オンライン講座(6〜7時間)とスクーリング(実技教習・1日)※スクーリングが2日間の場合もある
5.検定試験:筆記試験50問。70点以上合格※不合格の場合の再試験制度(再試験料3,300円(税込))

検定試験は、申し込みから12ヵ月以内に受験しなければなりません。なお、検定試験料も含めた講座受講料は41,800円(税込)です。介護職員初任者研修よりも安い講座受講料で受講できます。

講座受講のためには資格が必要?

サービス介助士の講座の受講には、特別な資格や学位、実務経験は必要ありません。社会人や大学生、専門学校生などが受講するのに適した資格ですが、誰でも受講できることが特徴です。そのため、就職を考えている無職の方や高校生なども受講できます。無料講座説明会やウェブ無料講座説明会も開催されているため、興味のある方はぜひ参加してみましょう。
次章ではサービス介助士を介護職が取得する意味や同資格を活かせる業種などについて解説します。

介護職はサービス介助士を取得したほうがよいのか?

最後は、サービス介助士を取得したほうがよい介護施設や業種などについて解説します。

ホスピタリティを重視する施設に勤務しているなら…

介護職として今後も働き続けたいと考えているなら、初任者研修や実務者研修の修了を優先してください。なぜなら、初任者研修や実務者研修のほうが介護職にとって実践的な研修内容になっているためです。サービス介助士も高齢者について学べますが、学習時間も短く一般的な介護施設で勤務する介護職向きの資格ではありません。介護職としてキャリアアップやケアマネジャーへのステップアップを考えているなら、初任者研修や実務者研修の修了を優先させるべきです。ただ、ホスピタリティを重視する高級有料老人ホームといった施設に勤務している方は、サービス介助士の知識・スキルが活きてくるでしょう。

ホテルや小売店に勤務しているなら資格を活かせる!

もし、介護職ほどの介護の知識やスキルを求めずに、ホスピタリティを重視したケアを学びたいのであれば、サービス介助士はおすすめの資格です。なぜなら、ホスピタリティを重視した業種では、サービス介助士の知識やスキルのほうが職場で活かせるためです。サービス介助士の取得がおすすめな業種としては、以下のようなサービス業があります。

・外食業
・観光業
・教育業
・小売業
・旅行業

上記のように一般の方が顧客とする業種であれば、サービス介助士の講座で身につけた知識やスキルが十分活かせるでしょう。

サービス介助士の講座受講を法人・事業所単位で導入してる!?

サービス介助士の講座を、社員研修に活用している会社があります。サービス介助士の講座を導入している会社の数は、以下のような日本を代表する会社を中心に全国で約1,000社です。

・東京メトロ
・みずほ銀行
・トヨタ
・イオン
・ANA

これだけ多くの会社に導入されているのは、社会から求められている証と言えます。みなさんの会社でも、会社単位でサービス介助士の講座を導入されてはいかがでしょうか。

サービス介助士の講座を受講し「おもてなし」の考え方を学ぼう!

サービス介助士は、ケアフィッターの養成を目的とする資格であり、他の介護系資格とは異なり「おもてなし」の精神が身につきます。取得するためには、自宅学習や検定試験などを行う講座の受講が必要です。ホスピタリティについて学べるため、サービス業に従事している方が職場で活かしやすい資格です。実際に多くのサービス業でも社内研修として導入されています。興味のある方は開催されている無料講座説明会やウェブ無料講座説明会に参加しましょう。

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