介護の悩み

介護職のキャリアと目標設定について

介護職の目標設定は考えにくい側面があります。この記事では、新人職員、中堅職員、ベテラン職員ごとに、目標設定の決め方をお伝えします。

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介護職の目標について

介護の仕事は、営業など会社の業績を上げる仕事と違い、目標が立てにくい仕事です。
例えば排泄介助の技術を身につけるだったり、食事介助の技術をできるようにするなどは、目標として立てやすいものではあります。これらの技術はある程度のところまで身につくと、あとは応用を効かせるだけなので、長期的な目標となると経験上立てるのが難しいと思います。
そんな中でも、目標というものは必要になるのも事実です。今回はその目標について記事で説明していきます。

介護職が目標設定する理由

モチベーションを上げるため

先ほども言いましたが、介護職は数字を追ったり業績を追う仕事とは少しかけ離れた職業です。数字の結果よりも、人間力や仕事の姿勢、コミュニケーション力などが図られる職業だからです。
そんな中で、マンネリ化を起こさないためにも、介護職には目標設定が必要になります。仕事に対するモチベーションを維持するためです。目標を持つことで、仕事に対するモチベーションも作られるため効果的なのです。

現状を把握するため

介護職は成果が形として見えづらい職業であるということは説明しました。成果が見えにくい分、自分がどのくらい仕事ができているのか分かりづらいのです。
そんな時に目標設定することで、自分自身がどれくらいのサービスを提供できていて、どれくらい仕事ができるのかを把握しやすくなります。
最初でいえば、3ヶ月で全ての勤務形態をできるようにするというのも立派な目標設定になります。できる限り、分かりやすい目標設定を作るようにするといいです。

キャリアアップのため

成果が見えにくいとはいえ、仕事ができる人は昇進していきます。直近の上司が仕事ぶりを見ていて、評価してくれているのです。昇進する人は現場の仕事だけでなく、職場を運営する立場になる方が多いです。ユニットリーダーなど、リーダー的存在ですね。
その立場の人は、現場の仕事もこなしつつ職員の掌握やシフト運営などもしているので、マネジメントのスキルも身につきます。介護の職場では分かりやすいキャリアアップの1つの形ですね。
次からはキャリア別の目標設定について説明していきます。

新人職員の目標設定

石の上にも3年と言いますが、介護職で新人に当たるのは1年〜3年勤務している職員です。ちょうど国家資格を取れるのも、3年以上勤務した職員限定というのも関係していると思います。
それでは新人職員の目標設定について説明していきます。

介護スキルの向上

筆者もそうでしたが、入社した最初の頃は介護がうまくできませんでした。
どのようにすれば歩行の時安全に歩いてもらえるか。
どうすればご飯を安全に提供できるかなど、介護技術のスキルは一朝一夕で向上しません。
そのサービスを必要としている介護の技術しかできないため、まずは自身の職場にいるご利用者様の介護ができるように、期限を決めて設定すると目標にしやすいです。

緊急対応をできるようにする

緊急対応は、経験が浅い人ほど焦ります。また職場によって緊急時のマニュアルが複雑で、余計に焦る人もいます。
しかしこの対応がより確実に行える人は、看護師や他の職員から信頼されます。介護職において緊急時の対応は大切なため、冷静に的確な対応ができるようになれば、どの職場でも重宝されます。

資格取得の具体的な目標設定

現在、介護福祉士の国家資格取得のためのルートで一般的なのは、実務者研修の取得と、現場での実務経験を約3年終えることが必要です福祉の大学や、専門学校卒業をした人などはまた別の取得ルールがありますが、社会に出てから介護に関わる場合は、3年の実務経験を必要とします。資格取得のための給付金制度などもあるため、資格取得の具体的な目標設定は自身のモチベーション維持にも効果的です。

中堅職員の目標設定

介護スキルの向上

中堅職員の人は、年数にして介護をして4年目から9年目の人を指します。介護スキルも、同じ職場で介護できない人はほとんどいないと思います。
そんな中でも、新しく入所する利用者の介護は今までにない介護を必要とする人かもしれません。中堅になると、そこに対して臨機応変に対応できる技術が身につきます。それに合わせて新人職員の指導なども出てくるため、指導の技術向上も求められます。

緊急対応力

新人の時とちがい、緊急時の対応も冷静にできているといいです。しかし残念なことに、緊急対応はそう何度も機会がありません。なので、常に意識してマニュアルを読み込んでイメージしておいてください。中堅職員に求められる目標値です。

資格取得

中堅職員だと、できれば介護福祉士は持っておきたいところではあります。その人それぞれの考え方で、どのようなキャリア形成にしたかによります。
例えば、事務的な仕事に従事したいのであれば、ケアマネジャーの資格も魅力的です。他にも、介護士として視野が広がってきた人で看護師を目指そうとする人もいます。介護のその先の仕事や資格を考えるいい時期だと思います。

ベテラン職員の目標設定

介護スキルの向上

介護職でベテランと言われる人の勤務年数は、介護に従事して10年以上と言われています。ベテラン職員の介護スキルは、経験した介護スキルに関しては指導も行えて、自分自身も問題なく介護を行えるといいと思います。
またご自身が経験したことがないご利用者様の介護にチャレンジしてみるのもいいと思います。介護度が高いご利用者様の介護や、現在の職場以外の環境で介護に従事すると新しい介護スキルの上達を行えると思います。自分自身で新しい環境に飛び込むことが重要です。

緊急対応力

この能力は、ベテラン職員にとって必須になる力です。様々な緊急事態が予想されますが、10年も経験している職員だとどこへ連絡して、どのような対応をするべきかなどもわかる人が多いです。しかし、1番守らなくてはいけないのは職場のマニュアルです。職場によっては、しっかりとしたマニュアルが作られていないところなどもあるので、ベテラン職員であれば緊急時の対応方法は把握しておくといいです。

資格取得

ベテラン職員の場合、現場にばかり目を向けずに外部にも目を向けるといいですね。資格の幅は広く、看護師や精神保健福祉士、他にも様々な資格があります。
もし介護士として精進したいなら、認定介護福祉士という資格もあります。ご自身の進みたい場所や環境によって多くのチャンスがあるので、まずはご自身でどのようにステップアップしたいのかを決める必要があります。その上で、取りたい資格を選んで取り組んでみてください。

まとめ

今回は世代別のキャリア形成の説明をしてきました。実際介護士で具体的なキャリア形成を持って活動している人はごく僅かです。しかし現在は様々な需要があり、資格も多く生まれてきています。ただ、勤務をしているだけではなくご自分の人生と向き合ったキャリア形成の実践をオススメします。読んでいただきありがとうございました。

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