介護の転職ノウハウ

社会福祉士必見!履歴書で迷いがちな志望動機と資格欄の書き方を解説

履歴書は、就職や転職で応募先に提出する重要な書類の中の1つです。履歴書は書類選考のみならず面接でも使用されるため、正しい情報を伝わりやすく記載します。

社会福祉士が特に意識して記載すべき欄は免許・資格欄と志望動機欄です。社会福祉士の働き先は資格が必須であるケースが多く、所持している資格を正しく記載しなければ書類選考の時点で不採用になりかねません。

本記事では、社会福祉士が押さえておきたい履歴書の書き方や実際に書く際の注意点を解説します。
正しい履歴書の書き方を学び、転職活動を有利に進めましょう。

社会福祉士の履歴書の書き方

履歴書の書き方には基本的なルールがあります。中でも社会福祉士が意識して記載すべき欄は以下の通りです。

・免許・資格欄
・志望動機

それぞれ詳しく解説します。

免許・資格欄

社会福祉士の働き先は資格の所持が必須であるケースも多く、資格欄は適切に記載する必要があります。免許・資格欄の書き方にはポイントがあります。

資格は正式名称を記載する

免許や資格は正式名称で記載しましょう。免許や資格は正式名称が長いものも多く、略して呼ばれている資格も少なくありません。
例えば社会福祉士は社福、介護支援専門員はケアマネなどと呼ばれる場面もあるでしょう。

しかし、履歴書は応募先に正しい情報を伝える必要があります。履歴書には誰にでも伝わるように正式名称で記載しましょう。

応募先に合った資格を優先して記載する

履歴書の資格欄に記載できる資格の数は限られます。そのため、複数の資格を所持している場合は応募先で活かせる資格を優先的に記載しましょう。
また、仕事に必須な資格は取得年月も評価の対象になるため、忘れずに記載しましょう。

なお、運転免許を所持している場合はほかの資格よりも先に記載します。履歴書を確認する採用担当者は、運転免許とそのほかの資格を別の意味合いのものとして扱う場合もあります。
それぞれをまとめて記載することにより、読みやすく理解しやすい履歴書となるでしょう。

資格に合わせて「合格」「取得」「修了」を適切に記載する

履歴書の資格欄には資格の正式名称の後に「合格」「取得」「修了」のいずれかを記載しましょう。
「合格」は一定の基準を満たすと合格し、合格証が発行される資格に使います。「取得」はその免許がなければ仕事ができず、免許証が発行される資格に使います。
社会福祉士や精神保健福祉士も「取得」と記載しましょう。「修了」は教育の過程や研修を終えると取得できる資格に使います。介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修は「修了」と記載します。

それぞれの資格に合わせて使い分け、履歴書に適切に記載しましょう。

志望動機

社会福祉士の働き先は介護施設や医療機関、児童相談所など幅広いです。
そのため、自分が希望する働き先に合わせた志望動機を記載しましょう。加えて、以下の内容を自分自身で振り返りつつ志望動機を考えましょう。

・社会福祉士として働きたい理由
・応募先を選んだ理由
・前職を退職した理由

社会福祉士として働くためには資格が必須です。資格の取得を目指したきっかけまでさかのぼり、自分自身が働くうえで大切にしたい価値観を振り返りましょう。

また、社会福祉士は働き先によって仕事内容は大きく異なります。それぞれの働き先の社会の中での役割を理解し、その応募先でなければならない理由を明確にしましょう。

転職である場合、前職を退職した理由や前職で学んだことなども掘り下げておきましょう。
前職での経験を応募先ではどのように活かせるかを具体的に説明できれば、説得力のある内容となるでしょう。

応募先に採用されたとしても、自分が納得して働き続けられなければ転職に成功したとは言えません。自分が仕事するうえで大切にしたい価値観を再確認しつつ、志望動機を考えましょう。

続いて、履歴書を書く際の4つの注意点を説明します。

履歴書を書く際の4つの注意点

履歴書には基本的なルールがあります。その中でも履歴書を書く際に見落としがちな注意点は以下の4つです。

・手書きで丁寧に書く
・空欄は埋める
・年号を統一する
・誤字脱字に気を付ける

それぞれ解説します。

手書きで丁寧に書く

社会福祉士は仕事で多くの人と関わります。そのため、履歴書は手書きで書くと人柄や気持ちが伝わり、採用担当者にも好印象を与えるでしょう。

手書きで書く際は鉛筆・シャープペンシル・消せるボールペンは使用せず、黒のボールペンで丁寧に書きます。パソコンで履歴書を作成する場合はフォントや文字サイズを統一しましょう。

なお、履歴書は公的な文書です。間違えた場合は修正テープや修正液は使用せず、新たな用紙に書き直しましょう。

空欄は埋める

履歴書に空欄があると、採用担当者に入社意欲が低いと捉えられかねません。賞罰の欄などに記載する内容がない場合は「特になし」と記載しましょう。

また、学歴・職歴の欄は以下のポイントに注意しましょう。

・学歴の卒業年度は間違えていないか
・抜けている職歴はないか
・所属年数は間違えていないか

上記を間違えて記載した場合、たとえ故意でなくても経歴詐称と捉えられかねません。記載後は再確認を徹底しましょう。

年号を統一する

送付日の日付・学歴・職歴・資格取得年月などの日付は西暦か和暦(昭和・平成・令和など)のいずれかに統一しましょう。

表記が統一されていないと内容が理解しづらく、読みにくくなってしまいます。書類や資格証によって年号の表記は異なりますが、自分自身で確認しながら履歴書に記載しましょう。

誤字脱字に気を付ける

履歴書を書く際は誤字脱字に注意しましょう。履歴書に誤字脱字があると、自分が伝えたい内容を誤った意味で捉えられかねません。

手書きで書く場合はもちろん、パソコンで作成する場合も変換ミスや打ち間違いなども考えられるため、読み直しは必ず行いましょう。

続いて、社会福祉士が実際にどのような職場で働いているのかをご紹介します。

社会福祉士は活躍の場が幅広い

社会福祉士の働き先は幅広いですが、社会福祉士として働いている方は実際どのような職場で働いているケースが多いのでしょうか?

公益財団法人社会福祉振興・試験センターは令和2年度に社会福祉士などに対して就労状況調査を実施しました。

調査によると「高齢者福祉関係」で働いている方が39.3%、次いで「障害者福祉関係」が17.6%、「医療関係」が15.1%という結果となりました。
ほかにも「児童・母子福祉関係」「地域福祉関係」などの働き先で社会福祉士は活躍しています。

職種で割合が多いのは、相談員が最も多い13.3%、介護支援専門員(ケアマネジャー)が11.4%、施設長・事務所管理者が9.9%でした。

日本では少子高齢化が進んでいるため、高齢者福祉関連で働いている方の割合が大きいのが現状です。
職種で挙がっている介護支援専門員も高齢者福祉にかかわる仕事ですが「介護支援専門員実務研修受講試験」を受け、資格を取得しなければなりません。
社会福祉士と介護支援専門員の両方の資格を所持している方も少なくないといえるでしょう。

一方で、障害福祉関係や児童・母子福祉関係で働いている方もいます。そのため、資格が必須である社会福祉士は働き先の選択肢は幅広いといえるでしょう。

まとめ

社会福祉士の資格を履歴書に書く際は正式名称を記載しましょう。

また、転職後に後悔しないためにも、自分自身の価値観の再確認も大切です。社会福祉士を目指したきっかけまで立ち返り、応募先に合わせた志望動機を記載しましょう。

履歴書の書き方を再確認し、転職を成功させるための1歩を踏み出しましょう。

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