介護の仕事研究

ケアミックス型病院とは?看護助手として働くメリットと向いている人の特徴も解説

「ケアミックス型病院と一般病院にはどのような違いがあるの?」「看護助手として働くメリットはどんな部分?」このような疑問をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか。
ケアミックス型病院には複数の病床機能があり、患者様の状態に合わせた医療サービスを提供しています。1つの病院で急性期や回復期など幅広い状態の患者様に対応するため、看護助手としても多くの知識が得られるでしょう。
本記事では、ケアミックス型病院の概要と看護助手として働くメリットを中心に解説します。

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ケアミックス型病院とは?

ケアミックス型病院とは「一般病床と療養型病床または精神病床の混合型の病院」と定義されています。もともとは一般病床を有していた病院が一部の病床を療養型病床や精神病床などへ転換し、ケアミックス型病院となったケースが多いようです。
ケアミックス型病院は、患者様の状態や状況に合わせた医療サービスを提供できるのが特徴です。複数の病床機能があり、急性期医療や慢性期医療などに対応しています。一般病院と異なり、1つの病院で一般的な診療や治療、手術後のケア、そして看取りまで幅広く対応可能です。
ケアミックス型病院にはさまざまなタイプがあり、具体的な例は次のとおりです。

・急性期病棟+回復期リハビリテーション病棟+療養病棟
・回復期リハ病棟+療養病棟
・高度急性期・急性期病棟+地域包括ケア病棟+緩和ケア病棟 など

例えば、急性期病棟には状態が不安定で、医学的な管理が日常的に必要な患者様が入院します。そのような病院に回復リハビリテーション病棟が併設されている場合、急性期病棟での治療を終えた患者様が同じ病院で在宅復帰を目指せるのです。ほかにも訪問介護や訪問看護、介護施設などを併設している病院もあります。

病床数によってはケアミックス型病院に該当しないケースも

複数の病床機能を有していても、ケアミックス型病院に該当しないケースもあります。
具体的な判断基準は次のとおりです。

・一般病床の割合が80%以上:一般病院(急性期病院)
・療養病床の割合が80%以上:療養型病院(慢性期病院)

上記のような病床数の割合であれば、ケアミックス型病院に該当しません。
病院の求人情報やホームページにケアミックス型病院と記載されていないケースもあるため、ケアミックス型病院で働きたい場合は病床数の割合に注意しましょう。続いて、看護助手としてケアミックス型病院で働くメリットを解説します。

ケアミックス型病院で働くメリット

看護助手としてケアミックス型病院で働くと、1つの病院で急性期から回復期、慢性期までの医療に関する幅広い知識が得られます。また、医師や看護師のような医療行為は行えませんが、どのように配慮してケアを行っているかを間近で見られます。患者様ごとの疾患や健康状態に配慮したケアができるようになるため、病院以外の職場でも役立つ対応力が養われるでしょう。
続いて、看護助手の一般的な仕事内容を解説します。

看護助手の仕事内容

看護助手は、病院やクリニックなどで看護師をサポートするのがおもな仕事です。看護師の指示にもとづいて業務を行い、患者様の身の回りの世話なども行います。看護助手も医療従事者に含まれますが、看護師と違って国家資格を持たないため、採血などをはじめとした医療行為は行えません。
具体的には、次のような仕事内容です。

・診察や検査の準備
・書類の作成やカルテ準備などの事務業務
・伝達業務
・患者様のお世話(食事・排泄・入浴・移動介助や体位交換など)
・体位交換
・ベッドのシーツ交換や清掃
・病室の清掃
・医療器具の洗浄
・患者様のご家族対応
・備品の管理 など

一般的には上記のような仕事内容ですが、病院やクリニックによって内容は異なります。
続いて、看護助手と介護士の違いを解説します。

看護助手と介護士の違い

看護助手と介護士は、無資格で働き始められる職場もあることから、仕事の選択肢として比較するケースも少なくありません。看護助手は、病気や怪我がある患者様に対して治療や回復がしやすい環境を整えます。具体的には医師や看護師の業務サポートを行い、患者様が早く回復できるように手助けします。一方介護士は、介護が必要な高齢者に対して生活に必要な介護を行います。個別にプランを立て、充実した生活を送れるようにサポートするのです。このような違いは看護助手は病院で働くのに対し、介護士はおもに介護施設で働くことから生まれます。病院は治療が目的ですが、介護施設は生活の場です。自分らしい生活を送るための支援が介護士には求められます。
続いて、看護助手に向いている人の3つの特徴を解説します。

護助手に向いている人の3つの特徴

看護助手は医療の提供に欠かせない存在ですが、無資格で働くことも可能です。
看護助手に向いている人の特徴は次の3つです。

・コミュニケーションが苦にならない人
・臨機応変に対応できる人
・向上心があり学習意欲がある人

それぞれの特徴を解説します。

ミュニケーションが苦にならない人

看護助手は看護師の指示を受けて仕事をするほか、患者様の身の回りの世話をします。そのため、人とのコミュニケーションが苦にならない方が向いているでしょう。病院では看護師をはじめ、医師やリハビリ職、事務職などさまざまな人が働いています。関係各所と連携してスムーズに仕事を行うには、コミュニケーション能力が欠かせません。また、病院に入院している患者様は、病気や怪我によって不安を抱えている方も少なくありません。そのような患者様に寄り添い、元気づけられるような心遣いも求められます。患者様の1番近くでサポートする看護助手には、思いやりを持って接する姿勢が欠かせないといえるでしょう。

臨機応変に対応できる人

医療現場では、患者様の急変に対して迅速な対応が求められます。そのため、臨機応変に機転を利かせて行動できる人は看護助手に向いているでしょう。看護助手は患者様の身の回りの世話をするため、小さな異変も見逃さない観察力も必要です。急な体調変化やトラブルに遭遇する場面も少なくないため、突発的な事態に対しても冷静に対応する必要があります。それぞれの状況において臨機応変に判断して行動することが、看護助手には求められます。

向上心や知識欲がある人

向上心や知識欲がある人医療現場で働く看護助手は、向上心や知識欲がある人にも向いているでしょう。医療の技術や情報は日々進歩しています。医師や看護師は、病気の治療やケアのために知識をアップデートする必要があります。したがって、そのサポートをスムーズに行えるだけの知識が看護助手にも求められます。
また、病院によって差はありますが、介護施設などと比較すると医師や看護師のケアを間近で見られる機会に恵まれています。そのため、看護助手として働くと、薬の種類や名称、衛生材料の使用方法などの知識も得られるでしょう。

H2まとめ

ケアミックス型病院は、患者様の状態に合わせて医療サービスを提供します。看護助手として働くと、1つの病院で医療に関する幅広い知識が得られるというメリットがあります。しかし、ケアミックス型病院に該当しないケースもあるため、働きたい場合は注意が必要です。ケアミックス型病院について理解を深め、働き先の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

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