介護の転職ノウハウ

介護の仕事に年齢制限はある?60歳を過ぎても介護士として活躍できる?

介護業界では20代の若手や30代〜50代の主婦など、様々な介護職員が活躍しています。さらには、60代・70代のシニア世代も介護職員として活躍している介護施設も。介護の仕事は何歳まで働けるのか、介護人材の年齢制限は設けられていないのか。この記事では、60歳を過ぎた人に介護の仕事ができるのかについて解説します。

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介護職に定年はあるの?何歳まで働ける?

日本では高齢化が進行しており、同時に介護人材の不足が深刻化しています。そのため、年齢問わず職務遂行能力があれば、介護職として働くことが可能です。介護現場では30代~50代の方がメインで勤務しており、60代・70代以上のシニア世代も活躍しています。

介護職に「定年退職」は存在しないの?

介護職にも、他業種の企業と同じように「定年退職」が存在します。しかし、介護職で定年退職が適用されるのは正社員のみです。

・正社員→60~65歳で定年退職
・派遣雇用やアルバイト、パートなどの非正規雇用→定年退職は定められてない

派遣雇用やアルバイト、パートなどの非正規雇用では、年齢を気にせず働けます。そのため、長年正社員として勤務し、定年退職を迎えて派遣社員や非正規職員として雇用形態を切り替え、働き続ける事も可能です。

介護職の平均年齢

介護現場で介護職として活躍する人の平均年齢は46.3歳です。介護職の年齢層は30代~50代が最多で、18歳~20代よりも60代以上が多いという特徴があります。したがって、介護職は高年齢でも働けることが分かります。介護現場で活躍する介護職の年齢層とその割合は以下の通りです。

介護職の年齢層割合
18歳~20代23.7%
30代23.7%
40代24.6%
50代25.9%
60代以上16.1%

なぜ介護業界は40代〜60代が多いの?

介護職として活躍する人の年齢層は30代~50代が多いです。また、介護職は年齢制限なく働けるため、60代以上のシニア世代も多く活躍しています。介護業界は年齢を気にせず働けることから、職員の年齢層が他業種に比べて高いのです。そのため、20代・30代は若い人材として、介護業界では大歓迎されています。

40代~60代以上の人が活躍する理由とそのメリット

介護業界では、20代・30代の若い世代よりも60代以上のシニア世代が多いと言われています。利用者の移乗介助や入浴介助など、体力的な負担が大きい印象の介護業務。しかし、若い世代よりも40代~60代以上の人が活躍している理由やメリットがあるのです。

・40代~60代以上の人は利用者と年齢が近いため、会話が合いやすい
・利用者との年齢が近いことで、利用者の反応を見て利用者の求めていることが察しやすい
・家事スキルを仕事に活かすことができる

上記のような理由やメリットがあるため、介護業界では40代~60代以上の活躍にも大きな期待が寄せられているのです。

介護業界で活躍するシニア世代

介護業界では、60代・70代でも介護職の仕事をすることは可能です。近年では、セカンドキャリアとしてシニア世代で仕事を始める人も増えています。介護職の仕事は、移乗介助や入浴介助など体力的な負担が大きい業務ばかりではありません。介護業界では、以下のような業務内容で働くことも可能です。

・グループホームの調理員
・特養や老健などの環境整備職員(シーツ交換・おむつ、パット類の補充など)
・共用フロア、廊下などの清掃員
・デスクワーク、来客や電話対応などを行う介護事務

介護の仕事と一口に言っても、60歳以上の人が無理なく働ける業務内容が豊富です。介護業界では、自分の身体の状態や私生活の事情などに合わせた働き方ができます。

シニア世代が介護の仕事をする際のポイント

60代以上のシニア世代が介護業界で活躍する際、どんなことに気をつければいいか。セカンドキャリアとして介護の仕事を始めるシニア世代の方に向けて、働く際の注意点・ポイントを4つご紹介します。

年功序列の考えや自分のプライドは捨てる

シニア世代の方にはこれまで培ってきた職業経験や家事スキルなどがあります。また、長年介護職として勤めてきた経験がある人も。しかし、新しく介護の仕事を始める際は、年功序列の考えや自分のプライドは捨てることが重要になります。
それは、上司や先輩職員が年下であることがほとんどだから。人生経験や職業経験、家事スキルなど、自分の方が豊富なのに、年下から指示や意見を受けた。このようなことで腹立たしさを感じていては、仕事内容を覚えることができません。年功序列の考えや自分のプライドは捨てて、謙虚な姿勢で仕事を覚えるようにしましょう。

分からないことは積極的に質問する

職場ごとに仕事の進め方やマニュアルなどが整備されています。セカンドキャリアとして介護の仕事を始めたら、まずは基本的な業務内容を覚えること。
そして、仕事に慣れてきたら自分が分からないことと分かっていることを区別しましょう。自分が業務上分からないと感じることは、無理せずに積極的に質問することが大切です。
20代・30代・40代などの自分より若い世代に対しても、積極的に質問をしたり、どうしてもできないと感じる業務は頼ったりすることも必要です。質問をすることも大切ですが、自分ができないことは無理せず周囲の同僚に手伝ってもらうことをオススメします。

利用者や職員と積極的にコミュニケーションを図る

シニア世代が介護の仕事をする上で、肉体的にどうしてもできない業務もあります。その際には、同僚にはもちろん、利用者にも協力してもらう場面が生じるかもしれません。シニア世代が介護の仕事をスムーズに行うためには、周囲の人たちとの信頼関係が欠かせません。
そのため、利用者や同僚と積極的にコミュニケーションを図り、日頃からしっかり信頼関係を築いておくことが大切です。コミュニケーションを図ることで、利用者や職員の顔と名前を覚えることもできます。忙しい介護業務の中でも、コミュニケーションを図る時間を大切にするようにしましょう。

パソコン・スマホ・タブレットの操作を覚える

介護現場では利用者の様子を記録するためにパソコン・スマホ・タブレットの導入が進んでいます。これまで手書きだった介護記録や日報も、業務の効率化のためにパソコン・スマホ・タブレットで記録する介護施設が増えています。
そのため、「私、こういうのできない」と諦めてしまうのではなく、地道にゆっくりと操作方法を覚えることが必要です。
また、昨今では介護業界以外の仕事でもパソコン・スマホ・タブレットなどの電子機器を使用しない仕事はないと言われています。介護業界で活躍するためには、時間をかけて電子機器の扱いに慣れることが重要です。

介護の仕事は年齢制限がないのが魅力

介護業界では、職務遂行能力があれば年齢を気にせず働くことが可能です。そのため、セカンドキャリアとして介護の仕事を始めるシニア世代が増えています。また、長年正社員として介護職として勤めてきた人が、定年退職後に派遣雇用やアルバイト・パートなどの非正規雇用に切り替えて活躍しています。介護人材の不足や高齢化社会などの社会情勢が背景にあり、年齢関係なく求人募集が行われているのも実情です。是非、セカンドキャリアとして介護の仕事を始めてみてはいかがでしょうか。

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