介護の転職ノウハウ

機能訓練指導員は転職が多い?!なぜ多いのか実際に経験した柔道整復師が解説

機能訓練指導員は転職が多い職種。なぜ多いのか徹底解説。転職のキッカケNo.1は「職場の環境」?!医療・介護業界の救世主ならではの悩みとは?
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機能訓練指導員の転職が多い理由

機能訓練指導員の転職が多い理由として2つをご紹介します。
1つ目は福利厚生や給与面での企業側と働き手とのギャップです。介護職の給与は介護保険料と利用者の方の負担(1割〜2割)の事業収入から支払われます。介護保険料は介護の認定度合いによっても変化してくるため、事業収入の波が激しくなります。
そのため、どんな人が介護サービスを利用しているかによっても企業側の事業収入が変わってくるため、働き手に給与として還元しにくいケースがあります。
2つ目は人間関係でのトラブルです。機能訓練指導員は介護職の方と一緒の空間で仕事をします。そのためお互いの仕事について尊重しながら助け合う事ができなければなりません。また、働いている世代も幅広いので人間関係のトラブルが多い職種です。

転職のキッカケ例をご紹介

実際に機能訓練指導員として働き、転職した私の経験談をもとにキッカケ例をご紹介します。

他のスタッフと合わない

人間関係でのトラブルはどの業界も多いとされていますが、介護業界は特に多いと言われています。なぜなら『介護業界』と大きく括られていますが、様々な資格を持った異業種同士が同じ空間で働いているからです。知識もスキルもお互い違う、仕事の内容も全く違う者同士が一緒に働くわけです。
例えば私たち機能訓練指導員はリハビリ全般を仕事としていますが、リハビリだけしていればいいという問題ではありません。時には介助に入る事も想定しておかなければなりません。逆に介護士はどうでしょう?
利用者様が快適に過ごせるよう介助をメインとして動いています。ただその業務だけをすればいいかと言えばそうではありません。お互いの仕事に対して協力体制がないと人間関係のトラブルに発展しやすくなります。

実務経験がない上に他のスタッフが忙しくて頼れない

これは機能訓練指導員のお仕事を初めてする方や、転職したばかりの方が陥りやすいキッカケです。デイサービスで働いているとしましょう。デイサービスには、機能訓練指導員を1名以上配置する必要がありますが、それはつまり1名しかいない場合もあります。人数が多ければ、先輩から指導を受けたり悩んだときの相談もしやすいのですが、同じ職種のスタッフが少ない場合は、そうはいきません。
そのため即戦力が求められるのは仕方がないという事です。また介護業界は需要はあるものの慢性的な人手不足のため、1人1人の仕事量が多い傾向にあります。そのためより一層他のスタッフに頼りにくい環境が出来上がってしまいます。

リハビリ以外の業務が多く、精一杯になる

機能訓練指導員の仕事は、マンツーマンや集団でのリハビリを行なうのがメインです。実はその他にもやらなければならない事がたくさんあります。リハビリを行なう前に利用者様の状態を評価したり、それをもとに機能訓練計画書を作成したり、日々の日報や経過も書かなければなりません。
また利用者様とのコミニケーションも重要になってきますし、他のスタッフとも連携して介助も行わなければなりません。機能訓練指導員の仕事はメイン以外にもたくさんあるため、タスク管理が重要になってきたり、効率よく動くスキルも求められます。それが苦手な方にとっては日々の業務をこなすだけで精一杯になってしまい、やめたくなる要因の1つになります。
また、仕事量の割に給与面が上がりにくいのが介護業界です。働き手と会社側の給与面の価値観の相違によっても苦しい状況になりかねません。

やりがいだけで決めるのは危険!チェックすべき点とは?

では実際に会社を選ぶ際のチェック点をご紹介します。

スタッフ数の多さ

スタッフ数は日々の業務のやりやすさに直結します。自分が困った時、他のスタッフに聞かないとどうしても解決しない問題に直結した場合など、スタッフ数が多い会社だとすぐ対応してくれる傾向にあります。
逆にスタッフ数が少ないと、業績が悪化している可能性もありますし、1人1人の仕事量が多くなります。特に機能訓練指導員が他に何名いるのかは把握しておきましょう。できれば2人以上はすでに在籍しているのが理想です。

施設の規模の大きさと利用者様数

施設の規模の大きさはそれぞれ違うと思いますが、機能訓練指導員としては利用者様の人数に着目していただきたいです。利用者様が少ないと仕事量に関しては楽ができるかもしれませんが、収入や会社の存続を考えた際に利用者様の人数が少ない状態が続くと会社が潰れてしまいます。
現在の利用者様の人数と施設自体の定員を把握できれば会社自体が存続の波に乗れているのか否かがわかりやすいです。また、どれくらいのスパンで利用者様の数が変動しているのかチェックできるとより参考になるかと思います。

休みがきちんと確保できるか

雇用形態にもよりますが、きちんとした勤務体制が取れているのかもチェックが必要です。アルバイトやパートなどの非正規雇用の場合は時給換算のため、休みや働き方の融通が利きやすいですが、正社員は別です。勤務体制は求人票に大まかに記載されてはいますが、実態は実際に働いているスタッフから聞くことができればベストです。
介護業界は慢性的な人手不足のため、休みを確保しづらい環境で働いている方も中にはいます。機能訓練指導員が1人しか配置されていない施設が特に休みを確保しづらいパターンです。利用者様は計画書をもとに施設を利用されます。そのため施設を利用したら機能訓練をする方が大半です。
機能訓練指導員を1人しか配置されていない場合だと、その1人が全てのリハビリ業務を休みなく運営しなければなりません。機能訓練指導員も複数いる場合はシフト制の勤務体制が取れやすくなるため、休みも確保されやすくなります。

研修制度がしっかりしているか

機能訓練指導員も技術職に該当します。そのため『現状維持』よりも「スキルアップ」が求められます。自分でスキルや知識を学ぶには限度があるため、研修制度がある会社で働く方はその制度を存分に活用するとよいでしょう。『研修』という制度をひとくくりにすると人財を育てる1つの手段としてもいえます。会社側が人財育成にどれだけ力を入れているのかもわかりやすいですね。

まとめ

機能訓練指導員はなぜ転職が多いのかをお伝えしました。理由はやはり人間関係がうまくいかない事です。様々な資格を持った方と一緒に仕事をするためお互いの仕事を尊重し、助け合える環境でないと人間関係を良好に保つのは難しいでしょう。
また、給与面に関しても仕事量の割に給与面が反映されにくい傾向があるため働き手と会社の間で価値観のギャップがある事も転職の多い理由と言えます。これから転職を考えている方や機能訓練指導員として働き始める方は、最後にお伝えした会社を選ぶ際のチェック点なども参考にしてみてください。

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