介護の仕事内容

【2024年最新版】2月にオススメの介護レクリエーションについて

2月は1月のお正月に引き続き、節分やバレンタインなどの行事が行われます。介護施設やデイサービスの介護職は、先月に引き続き、「今年は何をすればいい?」とレクリエーションの企画・立案に悩むでしょう。本記事では、2月にオススメの介護レクリエーションを5つご紹介します。

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介護レクリエーションに使える2月の行事・イベント

お正月気分が抜け、普段の生活に戻る2月頃。「2月は1月よりもレクリエーションのネタになる行事・イベントが少ない」「2月の分までレクリエーションのネタを考えていなかった…」と焦る介護職の方も多いのではないでしょうか。しかし、2月は意外と行事・イベントが多い時期です。ここからは、介護レクリエーションに使える2月の行事・イベントを5つご紹介します。

節分(豆まき)

古くから、邪気を払い、無病息災を願うことを目的として毎年2月に行われる豆まき。一気に気温が下がる2月は、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすい時期です。そのため、「厄払い」や「病を滅する」という意味で、豆をまくようになったという言い伝えもあります。家族の健康や長寿を願う節分の恒例行事です。

節分(恵方巻作り)

節分では毎年「恵方」と呼ばれる方角に向かって、恵方巻を丸かじりします。商売繁盛や縁起担ぎのため、七福神にちなんで、穴子・キュウリ・かんぴょう・しいたけ・卵焼き・海老・桜でんぶと、7種類の具材を入れることが多いです。介護施設では、「長寿祈願」として2月の節分料理に用いられます。

バレンタインデー

バレンタインとは、3世紀頃のローマに実在したキリスト司祭の名前です。当時のローマでは、「家族が恋しい…」と兵士の士気が下がるのを防ぐために、兵士の結婚が禁止されていました。若い兵士をかくまい、内密に結婚式を行ったバレンタイン司祭は、2月14日に処刑されてしまったのです。2月14日のバレンタインデーは、恋人たちのために処刑されたバレンタインに感謝と祈りを捧げる日として、親しい人たちにチョコレートを贈り合うようになったと言われています。

歌舞伎の日

2月20日は歌舞伎の日です。歌舞伎の創始者である出雲阿国(いずものおくに)という女性が、江戸城内で徳川家康に初めて歌舞伎踊りを披露した日であると言われています。歌舞伎から発生した言葉は、日常生活でもよく使われているのをご存知でしょうか。例えば、美男子や色男を指す「二枚目」や、得意なカラオケ曲を指す「十八番」など。歌舞伎は歌や踊りだけでなく、日常生活に使われている言葉の発生源でもあるのです。

猫の日

2月22日は「2(ニャン)月22(ニャンニャン)日」の語呂合わせで、猫の日と言われています。昔から、ネズミ除けやペットとして猫を飼っていた利用者様も多いのではないでしょうか。「黒猫のタンゴ」や「雪やコンコン」など、猫が登場する歌も多くあるため、猫の日にちなんで歌ってみるのもオススメです。

2月にオススメの介護レクリエーション5選

ここからは、2月にオススメの介護レクリエーションを5つご紹介します。レクリエーションの企画・立案に悩んでいる介護職の方は、是非参考にしてみてください。

豆まき

節分の豆まきは、どこの介護施設でも気軽に取り入れやすいレクリエーションです。鬼に扮した介護職に利用者様が豆を投げたり、鬼のイラストをに向かって豆を投げたり。紙コップやペットボトルで作った鬼に豆を投げ、入った豆の数で点数を競うというゲームも盛り上がるでしょう。工夫次第で、バリエーション豊かに楽しめます。

豆つかみゲーム

節分で使う豆を使い、豆つかみゲームをすると、さらにレクリエーションの場が盛り上がります。豆つかみゲームは、皿に乗っている豆を別の皿に箸を使って移すゲームです。利用者様同士で豆を移すスピードを競ったり、1人で集中して取り組んだりと、楽しみ方は多種多様です。手指に軽度の拘縮や麻痺がある方は、介護用の箸を使うことで、リハビリ効果が期待できます。

節分飾り作り

節分では、魔除けや厄除けのための節分飾りを玄関先に飾ります。節分飾りの作り方は地域によって異なりますが、柊の枝に焼いたイワシの頭を刺した「柊鰯」と呼ばれるものを飾るのが一般的です。柊鰯を模したドライフラワーや鬼の面、おたふくの面を作って施設の玄関先や廊下に飾ると、季節感が感じられます。

ハートの的当て

ハートの的当てとは、おもちゃのアーチェリーを使って、ハート形の的を狙うゲームです。おもちゃのアーチェリーは、ハンガーやゴム紐を使って自作することも可能なため、手作りにこだわりたい方は、是非アーチェリーを手作りしてみてください。上肢の運動になるだけでなく、利用者様のバレンタインデーにちなんだ思い出話を聞くこともできるため、バレンタインデーならではのレクネタです。

ハート型の風船バレー

介護施設のレクリエーションで行われることが多い風船バレー。バレンタインバージョンとして、ハート型の風船を使うだけでも雰囲気が一気に変わります。利用者様の初恋の話や、配偶者の方との馴れ初めなど、恋愛トークを楽しみながら風船バレーをすることで、運動と同時に回想法を行うことができます。

2月はお菓子作りレクリエーションもオススメ

2月には、お菓子や食事など手作りするレクリエーションもオススメです。節分やバレンタインデーをテーマとした、お菓子や食事の手作りレクリエーションを2つご紹介します。

恵方巻作り

節分の恵方巻を手作りし、作った恵方巻を食べるレクリエーションです。恵方巻は下準備をしておけば、火や包丁を使わずに作ることができます。海苔と具材、酢飯を用意すれば、利用者様が巻いてそのまま食べることができるため、認知症がある利用者様でも気軽に参加することができます。

生チョコ作り

バレンタインデーにちなんで、生チョコを手作りし、作った生チョコを食べるレクリエーションです。生チョコは、一旦板チョコを砕いて溶かし、生クリームを混ぜて固めます。そのため、硬いものが苦手な方でも食べやすい柔らかさに作ることが可能です。利用者様は普段、バレンタインデーやチョコ作りに馴染みのない方がほとんどのため、興味を持ってもらいやすいレクネタと言えるでしょう。

2月の介護レクリエーションを盛り上げるためのポイント

2月のメイン行事である「節分」は、地域ごとに風習の違いが大きいことが特徴です。節分は「2月3日」というイメージがある方も多いですが、実際には日付が固定されておらず、年によって「2月2日」や「2月4日」が節分である場合もあります。他にも、地域によって以下のような風習の違いがあります。

・豆まきの際、「鬼は外」ではなく「鬼は内」と言う
・豆まきに使う豆は、大豆ではなく落花生
・焼いたいわしの頭を柊の枝に刺して飾る

利用者様お一人おひとりが生まれ育った地域もさまざまです。そのため、利用者様全員が節分レクリエーションを楽しめるよう、一人ひとりに丁寧な声かけを行い、節分に関する思い出話を聞くことが大切です。
利用者様の人生歴・生活歴を理解することで、より一層楽しめるようなレクリエーションの提案ができるようになります。

2月に介護レクリエーションを行う際の注意点

2月は寒さが厳しく、厚着をして寒さをしのいでいる利用者様が多い季節です。以下の点に注意しながら、レクリエーションを行うようにしましょう。

・風邪やインフルエンザ、コロナウイルスなどの感染を防ぐため、十分に加湿や換気を行う
・「寒いから動きたくない」とおっしゃる利用者様に対して、身体機能の低下を防ぐため、
 運動やレクリエーションへの参加を積極的に促す
・脱水症状を防ぐため、こまめに水分補給を促す

2月は寒い時期ですが、夏の熱中症と同様に、脱水症状を起こしやすい時期でもあります。特に、寒さを理由に「今はいらない」と水分補給を拒否する利用者様も多くなるため、レクリエーションを行いながら、水分補給を促すことが重要です。

2月の行事・イベントに合わせた企画の立案が大切

2月は節分やバレンタインデーだけでなく、歌舞伎の日、猫の日など、さまざまな行事・イベントがある時期です。寒さが厳しいため、レクリエーションの参加を拒否する利用者様も多いですが、身体機能の低下防止のため、積極的に声かけを行いましょう。2月の行事・イベントに合わせて、普段とは違う特別なレクリエーションを企画してみてください。

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