高齢者介護って難しい?確かに最初は大変ですが、基礎知識を知り注意点を押さえれば大丈夫。それを伝えるための1記事です。
高齢者介護を始めるには
高齢者の介護を始めるにあたって、基本的に一連の流れを行った上で介護は始めることを知っておいてください。
介護を受けるまでの流れ
介護を受けるまでには、まず介護が必要な状態にあることを認識し、適切な介護サービスを受けるための手続きが必要です。介護保険制度を利用する場合には、要介護認定を受けることが必要であり、そのためには申請手続きが必要です。介護を受けるまでの流れについて、詳しく解説していきます。
地域包括支援センターに相談
最初の頃は聞き慣れない名前ですが、介護士でおそらく知らない人はいない名前です。この地域包括支援センターで、わからないことは尋ねてみてください。もし、ご自宅の近くに地域包括支援センターがない場合は、お住まいの市区町村にある介護相談窓口に相談してもいいです。介護を受けたいことを伝え、その手順について聞くといいです。
「介護認定を受ける
一刻も早く、介護を受けたいかもしれません。しかし、この手順を踏まないと介護保険を使った介護は受けられません。この介護認定は、お住まいの市区町村の調査員が、調査を行いに来るものです。調査内容としては、介護を受けたい人がどれくらいの認知機能と身体機能なのかを確認にきます。介護を受けたくて認定をもらいたい人が、聞き取りを受けてその上で介護認定が降りたらいよいよケアプランの作成です。
ケアプランを作る
次にケアプランを作ります。このケアプランとは、ご利用者様がどのような介護サービスを必要としているのかを把握し、その方に適したサービスプランのことです。このケアプランはケアマネジャーという国家資格を持った人が作ります。このケアプランを作るケアマネジャーは、ご自分で選べます。お住まいの地域にいるケアマネジャーから、数人に連絡をして会います。そのうえで、ご利用者様と家族がいいと思う人に依頼するといいです。ケアマネジャーも人間ですので、合う合わないはあると思います。実際に会ってみて、この人になら任せられるという人に依頼してください。
サービスを受けるところを下見する
例えば、デイサービスを利用するとなったら、どのようなデイサービスなのか見学に行くといいです。訪問介護を利用するなら、どのような訪問介護サービスの事業所なのかを伺うといいです。ケアマネジャーと一緒で、利用するサービスがどのような環境なのか。実際にサービスを受けるご利用者様も足を運んでみて決めた方がいいですね。介護サービスは、ご利用者様の状況を良い方向に進めるためにあるものなので、行って気分不快などがあるのであれば利用は避けてください。
サービス開始
いよいよサービス開始です。実際に使ってみて、ご利用者様にとっても家族にとってもいい循環を作れているのであれば、そのサービスは適したサービスだと思います。しかし、使ってみたものの思っていたのと違かったり、いい影響が起こってなければ、利用するサービスを検討し直すことも考えてください。よりいいサービスを見つけて、利用していくといいです。
高齢者介護の基礎知識
高齢者介護を初めて行う人は、知らないことだらけで最初は戸惑うことも多いかもしれません。しかし、現役介護士の経験も含めて今から基礎知識をお伝えします。ぜひ参考にしてください。
高齢者介護を楽しむ
高齢者介護は楽しんで行ってください。一般的に介護は、マイナスのイメージがあります。しかし一時期に比べると、そのマイナスのイメージは軽減されてきている印象です。なぜかというと、介護のサービスが一時期より充実してきているからです。実際に、未経験から介護を始めた筆者も最初は辛いこともありました。しかしご利用者様との交流を楽しめるまでになったのです。理由は以下です。
先人から学ぶことがある
高齢者は大先輩です。筆者は、仕事を通して元経営者の人や、農家の人などいろいろな話を聞かせてもらいました。目上の人の話を聞くことは、個人的に楽しい時間なので楽しめました。
感謝される
シンプルな感謝の言葉は嬉しいものです。介護は必ず必要なサービスの1つです。なくなると困る人が続出するものです。なので、介護サービスを提供をするとほとんどの人が「ありがとう」と言ってくれるのです。思いの外嬉しいものですよ。楽しめる理由の1つです。
価値観を学べる
いろいろな仕事をしてきた人がいるので、価値観もいろいろです。今まで会ったことがないような人もいました。けれど、その人と会ったことで自分の価値観がごく一部のものであると気づく場面でもありました。楽しめる理由の1つですね。
どんな行動にも理由があると知る
認知症の人に初めて会った時の衝撃は、今でも忘れられません。その中でも、とある上司に言われた言葉で、認知症に対する考え方が変わりました。理由を聞いてみるといいですよこの一言でした。筆者が勤務していたグループホームで、2階の入り口から1階の玄関まで降りてしまった人がいました。それは夜勤明けの5時頃でしたが、筆者は2階で1人で勤務をしていたため落胆しました。怪我はないものの、フロアから1階へ降りることは事故案件になるからです。なぜ降りたかわからなかったのですが、その上司の言葉を思い出しご利用者様に伺ったところこう言われました。明るくなってきたから、一階でラジオ体操が始まると思ったのよ。時間的にはまだまだ先でしたが、確かに9時頃に朝のラジオ体操が、そのグループホームの日課でした。その後利用者様は確かに理由を持って行動していたのです。介護をしていると、意味が理解できない行動も多くみられます。しかし、それらには意味を持って行っていることも多いため、否定はせずに聞いてあげてください。
否定せずに共感する
否定をしてはいけません。なぜなら、ご利用者様も不安になっていることがあるからです。混乱した状態で、意味のわからないことを話してしまうこともあるため、その時に否定するとさらに不安になってしまいます。
最悪の場合混乱してしまい、落ち着かなくなるため、話を否定せずに共感してあげてください。それだけで、高齢者介護は円滑に行えます。
全て介護者が抱え込まない
介護は自分だけで行わなければいけないと思っていませんか?そんなことはありません。疲れたり、辛いと思ったらすぐに担当のケアマネジャーや、地域包括支援センターに相談してください。一昔前と違い、介護は個人戦ではなくチーム戦です。周りをいい意味で活用して、介護を行なっていくといいです。
まとめ
高齢者介護は、誰でも初心者から始まります。筆者も最初は、症状や対応の仕方を間違えてご利用者様を不安にさせてしまったり、真っ向から否定したりしてしまってました。その度に学んで、介護の仕方や高齢者とのコミュニケーションを学びました。介護の仕事をしてきたからこそ、今はその経験を還元することができます。そのおかげで、介護者から感謝されたり、このように文字にして経験を発信できています。
介護は決して辛いものではなく、楽しいものです。ご自身が楽しんで行うことで、ご利用者様も不安感なく介護を受けられます。これはお互いにとっていい傾向といえます。しかしこれでも辛かったり、いい循環ができない時は先ほどお伝えした通り、ケアマネジャーや、地域包括支援センターに相談してください。高齢者介護の1番の基礎知識は、無理をしないことですので、そのような公共機関を有意義に利用してください。読んでいただきありがとうございました。
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