転職活動の中で、重要なポイントを占めるのが面接です。
面接が苦手だという人は多いのではないでしょうか。
内定を獲得するためには、面接対策は欠かせません!
介護職の面接ではどのような質問をされるのか、どのような回答が高評価になるのかを知り、しっかりと事前に準備しておくことが重要です。
この記事では、現役コンサルタントが介護職の面接でよく聞かれる質問17個の質問意図、回答ポイント、良い回答例、悪い回答例をご紹介します。
- 介護職の面接でよく聞かれる質問の意図と回答例
- Q.自己紹介をお願いします。
- Q.前職を辞めた理由を教えてください。
- Q.当社の志望理由を教えてください。
- Q.自己PRをお願いします。
- Q.介護職を志望した理由を教えてください。
- Q.いままでどのような仕事をしてきたか経歴を教えてください。
- Q.仕事で大事にしていることを教えてください。
- Q.前職でのエピソードを教えてください。
- Q.残業や夜勤はできますか?
- Q.目標やキャリアプランを教えてください。
- Q.長所と短所を教えてください。
- Q.いつから勤務できますか?
- Q.通勤時間はどれくらいかかりますか?
- Q.高齢者と関わったことはありますか?
- Q.趣味や特技を教えてください。
- Q.介護に関して気になるニュースはありますか?
- Q.何か質問はありますか?
- まとめ
介護職の面接でよく聞かれる質問の意図と回答例
Q.自己紹介をお願いします。
質問の意図
面接官が自己紹介の質問をする意図として考えられることは主に2つあります。
①求職者の人物像を知るため
基本的に面接は初対面同士で行われるので、まず求職者がどのような人物なのかを探る目的があります。そのため、まずは面接官の第一印象をできるだけ良くすることが大事になります。
②求職者の緊張をほぐすため
初対面の人同士が集まるとどうしても会話がスムーズにいかないことが多いです。自己紹介をきっかけに出身や趣味に関することなど軽い雑談をすることで、求職者の緊張を解いてあげるという目的があります。
回答ポイント
回答のポイントとしては3つあります。
①明るくハキハキと話すこと
面接官は求職者の人柄を見ているので、最初の印象はとても大事になってきます。特に介護職はコミュニケーション力が大事な仕事なので、受け答えをする際は明るくハキハキと答えるように意識し、面接官からの第一印象を良くするようにしましょう。
②回答は要点をまとめて端的に答えること
自己紹介にかける時間は1分から2分程度を目安に話しましょう。話が長くなりすぎないように、要点をまとめて端的に面接官に伝えることを心がけましょう。
③自己紹介と自己PRを一緒にしない
自己紹介は上記で述べたように面接官が求職者の事を簡単に把握するために行うものです。自己PRは入社後にどのような活躍ができるかをアピールするために行うものなので、自己紹介と自己PRはしっかりと使い分けましょう。
良い回答例
私は◯◯と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
私は学校卒業後、特養の◯◯という施設で、介護職として働いて6年目になります。
現在働いている施設では、利用者の方に寄り添った介護をすることを心掛けて働いております。趣味は映画を鑑賞することで、よく友人や家族と休日に見に行っています。
どうぞ宜しくお願い致します。
悪い回答例
◯◯と申します。私は介護職の経験が6年ほどあり、介護の業務については一通りこなすことができます。
御社でも即戦力として働くことができると思います。本日は宜しくお願い致します。
Q.前職を辞めた理由を教えてください。
質問の意図
面接官が前職を辞めた理由の質問をする意図として考えられることは主に2つあります。
①前職を辞めた(辞める予定)の理由と同じような理由ですぐに転職することがないかを見極めるため
事業所は、採用活動や教育・研修に費用を投じているため、せっかく採用した人材が早期に退職してしまうと大きな損失になってしまいます。そのため、できるだけ長く働ける人材を採用したいと考えています。
面接官は、求職者が述べる退職理由と事業所の状況を照らし合わせてみて、求職者が事業所に合うかどうかを判断しています。
例えば、入所定員の規模が大きく、効率的に動くことが求められる事業所に対して「利用者の方ともっと個々に接する時間が欲しく転職したいと思いました。」と言ってしまうと、退職理由と実際の事業所の状況にギャップがあり、面接官にすぐに辞めてしまうのではないかと思われてしまいます。
②求職者が職場の雰囲気に合うかを見極めるため
介護職は、職場のチームワークが大事になります。
面接官は、求職者に自分本位な退職理由を述べられてしまうと、「この人を採用することで職場の雰囲気が悪くなってしまうのではないか」と思ってしまいます。面接官は、これを未然に防ぐために前職の退職理由をしっかり聞き、求職者の人物像を見極めています。
回答ポイント
回答のポイントは2つあります。
①前職の事業所や職員の悪口・愚痴などネガティブなことを言わないこと
前職の事業所や職員の悪口・愚痴などネガティブなことを言われると、面接官はその人に対してマイナスの印象を持ってしまいます。
前職の悪口や愚痴を言うのではなく、「スキルアップしたい」や「新しいことにチャレンジしたい」などできるだけ前向きな回答をするようにしましょう。
自分ではネガティブなことを言っていないつもりでも、面接官によっては同じ解釈をするとは限らないので、言い回しには注意しましょう。
②退職理由をポジティブに言い換えること
退職理由をネガティブに言ってしまうと、面接官にマイナスの印象を持たれてしまいます。それを防ぐために退職理由をそのまま伝えるのではなく、表現や見方を変えて伝えてみましょう。
例えば、事業所の方針や理念に不満があり退職に至ったケースで考えてみましょう。
以下例文になります。
前職では、◯◯という従来型の特別養護老人ホームで5年間勤めました。
昔ながらの施設で、アットホームな事業所だったので、利用者の方、職員同士の仲が良く、楽しく働かせていただいておりました。
しかし、歴史がある事業所だったので、介護や行事などで新しいことになかなかチャレンジできずにいました。
御社のホームページを拝見し、新しい介護技術や介護用具を積極的に取り入れることやスキルアップの研修を職員が受けられる環境が整っていることを知り、自身のキャリアップにつながると感じ志望しました。
上記のように事業所の方針や理念に不満があるというような退職理由をそのまま伝えるのではなく、「スキルアップしたい」「キャリアアップしたい」というようなポジティブな理由に言い換えてみましょう。
良い回答例
前職では、有料老人ホームの◯◯という施設で10年間勤務しました。
積極的に職員に仕事を任せてくれる社風だったので、介護技術を身につけることや介護主任として経験を積むことなどいろいろなことにチャレンジできました。
しかし、ずっと同じ会社で10年勤める中で、マンネリ気味になってしまっていたため、それを変えたいと思うようになり、他の施設で新しいことにチャレンジしてみたいと思い転職を決意しました。
悪い回答例
前職では、合わない職員の方が数名おり、人間関係で退職しました。
また、残業が多い職場だったので、プライベートを充実させたく転職をしようと思いました。
Q.当社の志望理由を教えてください。
質問の意図
面接官が志望理由の質問をする意図として考えられることは主に2つあります。
①応募意欲の確認
面接官が志望理由を聞く一番の理由は、求職者がなぜ他の事業所ではなく自分の事業所を選んだのかということです。
その理由が明確でなければ「とりあえず応募しただけなのではないか」と捉えられ、「すぐに退職してしまうのではないか」と面接官に懸念を持たれてしまいます。
求職者は、応募先の事業所のホームページや事業所の理念などをしっかりと調べておき、面接官に熱意や覚悟を伝えることが大事になってきます。
②退職理由と志望理由に一貫性があるか
面接官は、退職理由と志望理由に一貫性があるか確認したいと考えています。
退職理由と志望理由に一貫性がある人は、退職したいと思った経緯から志望したいと思った理由までにしっかりとした流れがあります。逆に一貫性がない人は、退職理由と志望理由のつながりがうすいか矛盾があります。
例えば、「以前勤めていた事業所は給与が安く、待遇が悪かった」という退職理由を言ったのに「御社のホームページを見て、雰囲気良さそうで、働きやすいと思った」という志望理由を述べたとします。
以前の職場を給与・待遇が悪く退職したはずなのに、志望理由では雰囲気や働きやすさを重視したというのは、客観的に聞くと矛盾しているように感じてしまいます。面接官は、「何か他に言えないような理由があるのではないか」「単に条件をみて応募してきたのではないか」と思ってしまいます。
そのため、退職理由と志望理由に一貫性をもたせることが大事になってきます。
回答ポイント
①応募する事業所を調べる
まずは、面接前に応募する事業所のホームページや求人情報などをしっかりと調べましょう。調べる中で、事業所の理念や仕事内容を理解し、「自分が何をしたくて転職したいのか」「なぜここで働きたいたいのか」を明確にし、面接官に伝えられるように準備をします。
面接では、「自分がここで将来どういう活躍をしたいのか、目標があるのか」を熱意もって面接官に伝えましょう。
事業所について下調べをしないと志望理由がありきたりな内容になってしまい、説得力に欠ける内容になってしまうので、注意が必要です。
②退職理由と志望理由に一貫性を持たせる
質問の意図の部分で述べたように退職理由と志望理由に一貫性を持たせるようにしましょう。ポイントとしては、前職でかなえられなかったことを応募先の事業所では実現できるので、今回志望しました。というストーリーを描けると良いです。
③結論から伝える
志望理由だけではなく、面接全般に言えることですが、話すときは結論から述べるようにしましょう。
面接の場になるといろいろ伝えたいことがあり、ついつい説明が長くなってしまう方がいます。しかし、前置きが長すぎると結果何を言いたいのか面接官に伝わりにくくなってしまいます。「◯◯なので御社を志望しました」というように、まず結論から述べるようにして、後に理由や根拠を付け加えるようにすると相手に伝わりやすいです。
良い回答例
私は、今回の転職でもっと利用者の方に寄り添った介護を追求したく御社を希望しました。
前職の従来型の特養では、規模の大きいフロアを複数名で介護をしていたのですが、少ない人数で介護をしていたため、流れ作業のような介護になってしまい、やりがいを感じられませんでした。
御社の施設見学をさせていただいた際に1フロアに手厚い人員が配置されており、手厚い介護をされている印象を受けました。
また、ホームページを拝見し、1日の介護の様子や職員の方の職場の紹介のインタビューなどを見て、非常にアットホームな職場で、私の理想とする利用者の方に寄り添った介護が実現できると感じましたので御社を志望しました。
悪い回答例
前職よりも年間休日が多く、お休みがしっかりとれる点とお給料が上がる点に魅力を感じました。また、御社では研修制度が充実していると伺ったので、御社で学ばせていただけると感じ志望しました。
Q.自己PRをお願いします。
質問の意図
面接官が自己PRの質問をする意図として考えられることは主に3つあります。
①求職者がどんなことができるのか、能力があるのかを探る
面接官は、求職者が自分の事業所に入社したと仮定した時に、入社後どのような活躍をしてくれるのかを見極めたいと考えています。自己PRで、どのような活躍、貢献できるかをアピールできれば、内定に一歩近づけるでしょう。
②求める人物像とマッチしているかを探る
各介護事業所では、それぞれ職場の年齢層・男女比などがあり、雰囲気は異なります。
介護の仕事は1人で完結する仕事はなく、チームで動くことが求められます。そのため面接官は、求職者の自己PRを通じて、自分の事業所の雰囲気に合う性格や志向なのかを探りたいと考えています。
③コミュニケーション力を確認している
面接官は、求職者のコミュニケーション力も確認しています。介護職は基本的に人と接する仕事で、コミュニケーション力が特に求められる仕事です。
面接官は、自己PRでの話し方や表情を見て、しっかりとコミュニケーションを取れる人かどうかを見ています。自己PRを話すときは、面接官の目を見て、明るくハキハキと回答するよう心がけましょう。
回答ポイント
①仕事で培った自身の技術や強みをアピールする
面接官は、仕事を行う上で役に立つ能力を求職者が持っているかを知りたいと考えています。自己PRを話すときは、過去の職歴で具体的に行った仕事内容や実績をアピールすると効果的です。
例えば、「1フロア6人の介護職員がいる階の主任を任されておりました。職員のシフト調整や教育、後は実際に現場に入り介護業務を行っておりました。」というように、役職についているのであれば何名の部下がいたのか、現場の介護職なら何名の利用者の方を相手にしていたのかなど具体的な数字をもとに自身の能力や技術をアピールすると面接官により伝わりやすいです。
②入社後に活躍できることをアピールする
面接官が求職者に求めているのは、入社後に職場で活躍できるかどうかです。
前職でどれだけの仕事をやってきたかということは確かに重要ですが、面接官にとって大事なのは、自分の事業所に入社してからどれだけ活躍してくれるかです。
今まで経験してきたことを今後どう活かすかを伝えることが大事になります。
良い回答例
私は、現在老健の◯◯という施設で働いて7年目になります。
入社してから1フロア50名の認知症フロアに配属され、介護職として経験を積んでまいりました。
認知症の方に対する経験と技術を培ってまいりましたので、御社のような認知症の方が中心のグループホームでその経験が活かせるのではないかと考えました。
小規模で利用者の方に寄り添った介護がしたいと思い、御社を志望しました。
悪い回答例
私は明るく誰とでも打ち解けられる性格です。前職でも利用者の方や職員の方とチームワーク良くできていたので、御社でもその強みを活かしていければと思います。
Q.介護職を志望した理由を教えてください。
質問の意図
面接官が介護職を志望した理由の質問をする意図として考えられることは主に2つあります。
①長く介護業界で働ける人物か見極めたい
介護業界は、業務がハードで、他の業界よりもお給料の水準が低く、離職率は他の業界と比べて高い水準です。
介護の仕事は、未経験の方でも資格とやる気さえあれば働くことができる一方、業務内容がハードで早期に離職をしてしまう人も多い業界です。
面接官は、介護職を志望した理由を聞くことで、しっかりとした理由・覚悟を持って働こうとしているのかを見て、早期に離職をしてしまうリスクがないかを見極めています。
②介護職への向き不向きを見極めたい
介護の仕事は、高齢者の方とのコミュニケーションをしっかりとることが求められます。そもそも人と話すことが苦手な方には向かない仕事です。
面接官は、介護職を志望した理由や話す雰囲気などを見て、介護の仕事をするのに向いているのかを判断しています。
回答ポイント
回答ポイントは2つあります。
①自分が介護職に向いているか自己分析をする
上記で述べたように介護の仕事は、業務がハードで離職率が高い業界です。
「自身の利益追求よりも社会福祉に貢献したい」といった奉仕の精神がないと、なかなか長く続けるのが難しい仕事です。
しっかりと自己分析を行い、面接官に介護職をやりたい理由をアピールできるようにしましょう。
②介護職で働きたいと思った具体的な動機を考える
特に介護職未経験の方についてですが、介護職で働きたいと思ったきっかけを具体的な背景を含めて面接官に伝えることが重要です。
未経験の方の場合、介護経験・スキルはアピールできないので、将来のポテンシャルをアピールするしかありません。一般職種で勤務をしたのであれば、どのような経験をして、どのようなスキルを身につけたのかを伝え、介護職の仕事にどう活かすのかをアピールしましょう。
良い回答例
私は、飲食業界で6年間勤めておりました。
接客の仕事が好きで、人とコミュニケーションを取るのが得意でした。
身内の介護をきっかけに介護業界に興味を持つようになりました。
介護を勉強すると、介護の難しさを痛感し、もっとスキルを磨いて人の役に立ちたいと思うようになり、本格的に介護の仕事をしてみたいと思うようになりました。
未経験ではございますが、イチから学びたいと考えております。
悪い回答例
未経験からでも正社員で働くことができると友人から聞き、介護業界で働いてみたいと思いました。今後、資格取得し、経験を積んでいけたらと思っています。
Q.いままでどのような仕事をしてきたか経歴を教えてください。
質問の意図
面接官がいままでどのような仕事をしてきたかの質問をする意図として考えられることは主に2つあります。
①仕事の経験とスキルの確認
面接官は、求職者のいままでの職歴を詳しく確認することで、自分の事業所が求めている経験・スキルを持っているかを確認しています。
介護職の場合は、入浴介助・食事介助・排泄介助の3大介助から、何名の利用者を相手に介護を行ってきたかなど具体的な業務内容を聞かれるケースが多いです。
面接官としては、入社後のミスマッチによる早期退職を事前に防ぎたいという考えがあります。経歴については確認する場合が多いので、しっかり回答できるように準備しましょう。
②履歴書・職務経歴書の内容に誤りがないかどうかの確認
面接官は、求職者から提出された履歴書と職務経歴書の職務経歴の内容に誤りがないかも確認しています。求職者の提出書類は、選考の大事な材料になるので、内容の確認は面接官としては大事になります。提出する書類については、内容に誤りがないか事前に確認しましょう。
回答ポイント
回答ポイントは2つあります。
①職務内容については具体的に説明する
面接官は、入社後のミスマッチを避けるために、具体的に求職者の職務経歴を確認したいと考えています。「何年間勤めたのか」「何名の利用者を何名のチームで介護したのか」「業務内容は何をしていたのか」など話す内容を事前に考え、面接官に的確に伝わるように回答しましょう。
②職務経歴書を作成する
職務経歴書を事前に作成し、いままで行った業務内容を詳しく記載しましょう。
面接官は、職務経歴書を参考にして質問がしやすくなるので、面接がスムーズに進みます。
良い回答例
私は、◯◯という有料老人ホームで3年間働いてきました。
業務内容は、入浴介助・食事介助・排泄介助の3大介助を経験し、1フロア15名を日中3人で介護をしていました。
また、利用者の方への接遇に力を入れている施設だったので、利用者の方への言葉遣いなどの接遇面のスキルも身につけることができました。
悪い回答例
私は、◯◯という有料老人ホームで3年間働いていました。
利用者の方への介助やレクリエーションを行っていました。
Q.仕事で大事にしていることを教えてください。
質問の意図
面接官が仕事で大事にしていることの質問をする意図として考えられることは主に3つあります。
①理念や社風と合うか確かめる
面接官は、応募者の仕事への価値観を聞くことで、自分の事業所の理念や社風と合う人材かを確認します。
具体的には、「介護をする上で心掛けていること」「大切にしていること」「利用者に対してどう接していくか」といった介護をする上で大事な価値観が、事業所の目指している理念や社風とマッチしているかがポイントになってきます。
②仕事への関わり方を確認する
面接官は、求職者の仕事に対しての意欲・覚悟も見ています。
事業所側としては、求職者が入社した後、どのような活躍をしてくれるかが大事になってきます。仕事は、みんながやりたい仕事だけではなく、地味で辛い作業もあります。
そのような仕事に対してきちんと前向きに取り組むことができるかによって、その人が成長できるかの分かれ目になってきます。
そのため、仕事に対して前向きに取り組める意欲があることが大事になります。また、仕事においては、責任を負う場面が出てきます。
仕事に対して、責任を負える覚悟がある人材かも重要なポイントです。
③コミュニケーション力を確かめる
介護の仕事は、職員同士・利用者とのコミュニケーションが大事になります。職員や利用者の中には、相性の良い人ばかりではありません。そうした人たちとコミュニケーションを取り、仕事をこなしていくことが求められます。
回答ポイント
回答ポイントは3つあります。
①自分の仕事に対する価値観を伝える
自身の仕事の経験を交えながら、仕事に対する自分の価値観を伝えましょう。
実際に職場で、「どのような価値観を発揮し」「どのような行動を取ってきたのか」などを具体的に説明することで、面接官は、求職者が入社した後の仕事をしている姿をイメージできます。
②仕事に対するモチベーションをアピールする
面接官は、仕事に対して一生懸命取り組んで、やりがいを持ち、成長していって欲しいと考えています。仕事に対して、どのようにモチベーションを持って働いてきたかを伝えることで、仕事に対する意欲や覚悟をアピールできます。
③コミュニケーション力をアピールする
面接官は、仕事で直面した困難なことに対して、周りの職員とコミュニケーションを取って乗り越えて欲しいと考えています。
自身の仕事の経験から、「人と何かを成し遂げた経験」や「利用者の方とコミュニケーションを取って解決したこと」など具体的なエピソードを交えて話してみましょう。
良い回答例
私は、仕事においてコミュニケーションをしっかり取ることを大事にしています。
同僚の職員と連携し、職場の問題を改善したことや利用者の方とご家族の方とお話をし、問題を解決してきました。
例えば以前の職場で1名夜間に徘徊をしてしまう利用者の方がいました。私は、同僚や利用者の家族の方とコミュニケーションを取り、問題を解決しました。
この経験を活かして、どのフロアに配属されても同僚の方とコミュニケーションを取り、一生懸命業務に取り組んでいきます。
悪い回答例
私は、仕事ではプライベートとの両立ができることを重視しています。
仕事とプライベートを分けることで、仕事に集中できると考えています。
Q.前職でのエピソードを教えてください。
質問の意図
面接官が前職でのエピソードの質問をする意図として考えられることは主に2つあります。
①仕事での成功や失敗で、どのような学びを得たのかを確認したい
面接官は、前職での成功・失敗体験からどのような学びを得たのかを確認したいと考えています。仕事をした中で、何かしらの成功や失敗体験があるはずです。
成功体験は、得た達成感とその後の学びについて、失敗体験は、失敗から何を学んで、どう改善したか、具体的なエピソードを交えて、得た経験から何を学んだかを話せるようにしましょう。
②仕事の取り組みについて確認したい
面接官は、普段の仕事の様子を聞きたい考えがあります。エピソードから求職者の普段の仕事の様子を想像し、自分の施設の雰囲気に合うかを判断します。
回答ポイント
回答のポイントは2つあります。
①仕事で得た成功・失敗体験の具体的なエピソードを話す
成功体験は、その体験から得た達成感とそれ以降に活かせたことを話しましょう。失敗体験は、その体験から得た学びとそれ以降どう改善したかを話しましょう。
これまでの仕事での経験を振り返り、具体的なエピソードを交えて話せるように準備をしましょう。
②普段の仕事の場面から話す
面接官は、普段の仕事の様子や仕事から得た成功・失敗体験を聞きたいと考えています。特殊な状況の話や盛られている話だと説得力が無くなってしまうため、自分の普段の仕事からエピソードを話しましょう。
良い回答例
私は、◯◯というグループホームで働いて1年目です。
介護経験が浅いため、はじめのうちはわからないことが多く、自分の判断で業務を行っていました。
そのため、利用者の方からクレームをいただいてしまい、このままではいけないと気づきました。
それ以降、わからないことがあればすぐに同僚に確認することやメモをすることを心掛けるようにしました。
この経験から、わからないことがあればすぐに確認すること普段から同僚とコミュニケーションを取るようにすることが大事だと感じました。
悪い回答例
私はまだ介護経験が浅く、特に具体的なエピソードはありません。
Q.残業や夜勤はできますか?
質問の意図
入社後、労働条件に相違が出ないように面接時に確認するための質問です。
夜勤については、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどの入所型の施設では聞かれる質問なので、事前に条件を確かめておきましょう。
回答ポイント
できるかできないかをはっきり伝える。
残業や夜勤ができるかどうかなどの条件確認のすり合わせでは、正直に回答しましょう。残業や夜勤が可能ですと答えた方が好印象ですが、難しい場合はきちんと伝えましょう。
できない場合でも、その理由とできる限り対応したい旨を伝えると好印象です。注意点としては、できないのに可能と答えてしまうと入職後にトラブルになります。
良い回答例
基本的に問題ありません。残業と夜勤は月にどれくらいありますか?
夜勤については、現状対応ができません。来年、下の子供が中学生になるので、それ以降、夜勤は対応可能です。残業についても同様になります。
悪い回答例
残業や夜勤は家庭があるので、対応できません。
Q.目標やキャリアプランを教えてください。
質問の意図
面接官が目標やキャリアプランを聞く理由として考えられることは主に3つあります。
①目的意識をもって働いてくれるか確認したい
面接官は、自分の将来のプランを立てて、それを実現するために自主的に行動できる人材かを見ています。入社後も自主的に目標を立てて、積極的に行動し、成長してくれる人材が求められています。
今までの仕事の中で、目標を立てて、自主的行動した経験を具体的に話し、前向きに仕事に取り組めることをアピールしましょう。
②やりがいをもって働いてくれるかどうか
事業所側は、仕事に対してやりがいをもって、モチベーション高く働いてくれることを望んでいます。ただ、仕事をこなすだけの人材は、評価されません。仕事に対する積極性をアピールしましょう。
③入社後に実現可能な目標・キャリアプランかどうか
入社後の具体的な目標・キャリアプランを述べましょう。
また、目標・キャリアプランを実行するために事業所でどのようなことをしたいのかを説明しましょう。
ただ、職場で実現不可能な目標や介護業界と関係のない目標では評価されませんので、注意してください。
回答ポイント
回答ポイントは2つあります。
①目標や行動について具体的に伝えましょう
具体的な目標とそれを達成するために何をやるのかを伝えましょう。
事業所側としては、自主的に動ける人材、前向きに仕事に取り組める人材を求めています。面接官に伝わるように、具体的な目標やそれに対する行動を伝えるように心がけましょう。
②積極的な姿勢・やる気をアピールする
事業所側は、仕事に対してモチベーション高く働いてくれる人材を求めています。
仕事に対する積極的な姿勢・やる気をアピールしましょう。
良い回答例
私は、介護職を始めて1年になりますが、利用者の方によりよい介護を提供したいと思うので、将来的に介護福祉士の資格を取りたいと考えています。
現場でスキルを磨きながら、介護福祉士の資格の勉強をしていきたいと考えています。
悪い回答例
私は、まだ介護経験が浅いので、先輩の方に教えていただいたことをまずは吸収したいと思います。
将来的には、1人で業務をこなせるようになりたいです。
Q.長所と短所を教えてください。
質問の意図
面接官が長所・短所を聞く理由として考えられることは主に3つあります。
①自分を客観的に評価できているか確認する
面接官は、自分は何が強みで、何が課題なのかを客観的に評価できている人材を採用したいと考えています。
自己分析ができている人は、自身の強みを活かして仕事で活躍できます。
また、自身の課題を把握していれば、どう克服するかを考え、努力し、課題を乗り越えていける人材だと評価されます。
まずは事前に自己分析を行い、自身の長所・短所を把握しましょう。
②入社後に活躍できるイメージができるか確認する
面接官は、求職者が入社後どのような活躍ができるかを考えています。
求職者の長所が、事業所の社風や業務に適性が高いと評価されれば、入社後に活躍ができるイメージを面接官が持つことができます。逆に合わないと判断された場合は、評価は下がります。
例えば、協調性がある長所を述べた求職者がいたとします。
チームワークを重視している事業所は、この求職者を評価しますが、仕事への積極性を重視する事業所では、この求職者は評価されません。事前に面接を受ける予定の事業所を研究し、どのような人材が求められているのかを把握しておきましょう。
③長所をどう仕事で活かせるのか、短所をどう改善していくのか確認する
求職者の長所を具体的にどう仕事で活かせるのか、短所を具体的に今後どう改善していくのかを面接官は知りたいと思っています。
今後の自身の展望を考えながら、具体的に話せるように準備しましょう。
回答ポイント
回答ポイントは3つあります。
①求職者に求める人物像に関連づける
上記で述べたように、面接官は、事業所の社風や業務に合う人材かを確かめています。
なので、事前に事業所のホームぺージや施設見学を行い、その事業所の理念や業務内容を把握することが大切です。調べた事業所の求める人物像に、自分の長所・短所を関連づけて回答すれば、効果的なアピールにつながります。
②回答を1つか2つ程度に絞る
長所・短所については、それぞれ1つか2つ程度の回答になるようにしましょう。
長所について、3つ以上たくさん回答してアピールする人がいます。
あまり多く回答しすぎると、きちんと自己分析ができていない、要点がわからないと評価されてしまいます。事前に回答を絞りましょう。
③短所を乗り越えるための努力を伝える
短所、弱みを乗り越えるためにどう努力したかを話すことが大事です。
具体的なエピソードを交え、わかりやすく伝えましょう。
また、面接官に良く思われたいために、「短所はないです。」と回答してしまう方がいますが、自己分析ができていない人と評価されてしまうので、注意しましょう。
良い回答例
長所:
私の長所は、好奇心旺盛で行動力があることです。
介護に関しては、いろいろな資格や技術に興味があり、積極的に会社の研修に参加していました。また、研修で知り合った仲間とも交流し、情報交換をしています。
短所:
私の短所はせっかちなところです。
仕事で自分が気づいたらまわりに確認せず行動してしまう傾向があります。それを克服するために、何かが起こった時、わからないことがあったときはまず周りに相談、報告をするようにしています。
また、メモを取るクセをつけ、後から見直しても大丈夫なようにしています。常に一旦心を落ち着けて、まわりの様子を確認するように心がけて仕事を行うようにしています。
悪い回答例
長所:
私は、いつもまわりから明るくて積極性があると言われます。
それを業務に活かしていければと思います。
短所:
私は、初対面の人となかなか打ち解けられないことが短所です。
Q.いつから勤務できますか?
質問の意図
面接官がいつから勤務できるかを聞く理由として考えられることは主に2つあります。
①いつから働けるか確認する
いつから働けるかを確認しています。在職中の方であれば、退職を申し出て、どれくらいで入社できるかを具体的に伝えましょう。
②他の候補者と比較している
何名か候補者がいる場合は、入社日で採用を決めているケースもあります。
できるだけ早く入社できる人が優先されると言われていますが、他の応募先との兼ね合いや在職中の場合もあるため、現在の自分の状況をはっきりと伝えましょう。
回答ポイント
回答ポイントは2つあります。
①具体的な日にち(日程)を言うようにする
面接前に他の応募先や在職中の職場の退職について状況を整理しておいて、実際にいつから仕事ができるのかを明確にしておきましょう。ある程度具体的な日程を伝えることで、先方にも好印象を与えることもできます。
②入社日についてはできるだけ早くできるように調整する
入社日があまり先過ぎると印象が良くありません。あまり先過ぎると、その間に他の応募者が来る可能性や入社の意欲があまりないのではと捉えられてしまう可能性があります。入社日については、できるだけ早めにできるように調整するという姿勢は見せましょう。
良い回答例
◯月◯日以降でしたら入社可能になります。
申し訳ございませんが、◯日と◯日は都合が悪く、その日は働くことができません。
宜しくお願い致します。
悪い回答例
在職中の職場と調整をしていないので、まだわかりません。わかりましたら改めてご連絡させていただきます。
Q.通勤時間はどれくらいかかりますか?
質問の意図
自宅から職場までの通勤距離とおおよその通勤時間を聞くことで、入社以降も安定して働けるかを確認しています。
介護職は朝番・遅番・夜勤といった不規則で働くことが多いため、通勤距離が遠いと身体的に辛くなってしまいます。
求職者が継続して勤務できるかどうかを判断するために、通勤時間を確認します。
回答ポイント
事前に自宅から施設までの通勤時間を調べておきましょう。
また、通勤手段まで調べておくとより具体的な通勤時間を伝えることができます。
良い回答例
自宅から施設までは、電車と徒歩で30分ほどの通勤時間になります。
悪い回答例
30分ほどです。
Q.高齢者と関わったことはありますか?
質問の意図
面接官が高齢者と関わったことがあるかを聞く理由として考えられることは主に2つあります。
①高齢者の方と適切なコミュニケーションが取れるか確認する
面接官は、求職者が高齢者の方と適切にコミュニケーションを取れるかを確認しています。
過去の経験で、高齢者の方と関わった経験があれば、具体的なエピソードを交え、その時の感想や学びを伝えましょう。
また、経験がない場合は、正直に伝えましょう。その上で、介護職をしたいという熱意と適応力があることなどをアピールしましょう。
②介護職で働くことへのやる気を確認する
この質問は、基本的に介護未経験者に行われるものです。面接官は、実際に高齢者の方と接するイメージがあるのかを確認したいと考えています。
介護の仕事に対して、理想とすることだけを考えている人だと、実際の現場に入った時に理想と現実のギャップを感じ、早期の離職につながるケースが多くあります。
高齢者の方と関わった経験がある方は、具体的なエピソードを交え、介護職へのやる気をアピールしましょう。
回答ポイント
回答ポイントは2つあります。
①具体的なエピソードを交えて話す
高齢者の方と関わった経験がある方は、過去の具体的なエピソードを話しましょう。
仕事としてだけではなく、親族の介護の経験やおじいちゃん、おばあちゃんとの思い出などでもいいので、高齢者の方との関わりを伝えましょう。
②関わった経験がある場合は、その経験から得た感想や学びを伝える
面接官は、求職者が実際の介護の現場に配属された時に理想と現実のギャップで、早期離職になることを懸念しています。それを避けるために、高齢者の方と接することに抵抗がないかどうかを確認する必要があります。
高齢者の方と関わった経験がある方は、関わった経験から得た感想や学びを伝え、自分の介護に対する考え・熱意をアピールしましょう。関わった経験がない方は、経験がないことを正直に伝えましょう。
その上で、初めてのことに対する適応力などをアピールして、介護職をやりたい気持ちを伝えましょう。
良い回答例
私は、祖父の介護の手伝いをした経験があります。
その時に、ベッドのシーツをかえることやトイレに行くときに付き添うなどをした時に、祖父に「ありがとう」と言われたことがとてもうれしかったです。
その経験が、介護職をやってみたいと思うきっかけになりました。
悪い回答例
高齢者の方との関わりはあまりありません。
昔、祖父と祖母と遊んだことはあります。これから高齢者の方と関わりを持っていきたいと思います。
Q.趣味や特技を教えてください。
質問の意図
面接官が趣味や特技を聞く理由として考えられることは主に2つあります。
①求職者の人物面を掘り下げたい
面接官は、求職者の趣味や特技を聞くことで、人柄や趣向を確認します。
この質問で大きく合否に影響するというケースは少ないですが、音楽関係や園芸など介護に活かせそうな趣味を持っている人は、プラスの評価をしてもらえる可能性があるので、話せるように事前に準備をしておきましょう。
②仕事とプライベートの切り替えができるか確認したい
仕事でのストレスをためすぎると体を壊してしまい、早期退職につながるケースがあります。仕事とプライベートの切り替えができる人は、ストレスをためにくい方が多いので、面接官としては、プライベートでの過ごし方を聞いておきたいと考えることもあるようです。
回答ポイント
回答ポイントは3つあります。
①介護の仕事に活かせそうな趣味であれば、積極的にアピールする
音楽関連・園芸・料理など介護の仕事に活かせそうな趣味であれば、積極的にアピールしましょう。実際に介護の仕事で役立った経験があれば、加えて話してみるとより効果的です。
②趣味や特技をはじめるきっかけなど具体的なエピソードを話す
面接官がイメージしやすいように、趣味や特技を始めるきっかけや詳しい内容を具体的なエピソードを交えて話すことを心がけましょう。
③面接のための嘘の趣味を言わない
面接官は、求職者の人柄を知りたいと考えています。なので、面接用に評価をもらえそうな趣味や特技を言う必要はありません。むしろ話が進んでいって、ぎこちなくなってしまうと
「嘘をついているのではないか」と疑われてしまいます。
本当に自分が好きなことを話しましょう。
良い回答例
趣味は、料理です。休日はお菓子作りをよくしています。
以前の職場では利用者の方と一緒にお菓子を作ったこともあります。
悪い回答例
趣味はこれといってありません。今後何か見つけていければいいかなと思っています。
Q.介護に関して気になるニュースはありますか?
質問の意図
面接官が介護に関して気になるニュースを聞く理由として考えられることは主に3つあります。
①介護に関する知識があるかどうかを確認する
介護の必要な知識があるかどうかを確認しています。日頃から介護全般について興味・関心を持つように心がけましょう。
②介護に関する情報を集めようとする意欲があるかを確認する。
面接官は、日頃から介護に関する情報を集めている人については、評価します。
介護に関する情報を積極的に集める人は、介護の知識を深めたい、もっと介護のスキルを身につけたいという成長意欲があると評価されます。
③ニュースや新しい情報に関して敏感かどうかを確認する
介護に関するニュースは、よくテレビや新聞で出てきます。面接官は、情報収集に関する普段の姿勢を確認しています。普段の生活から介護関連のニュースに興味を持つようにすることが大切です。
回答ポイント
回答ポイントは2つあります。
①毎日、ニュースや新聞を確認する
日頃から介護関連のニュースや新聞に興味を持つようにすることが大切です。
その中で、気になったことがあればメモすることや誰かに話してみて、自分の知識として蓄積させていきましょう。
②気になった理由や意見を回答できるようにする
気になったニュースを伝えるだけではなく、なぜ気になったのか、どのような意見を持っているのかは話せるようにしておきましょう。
良い回答例
私は、新型コロナウィルス関連の介護のニュースに関心があります。
私自身にとって身近なニュースですし、介護職で働く以上、毎日の感染者の状況や医療体制の状況は関係していると思うので、毎日見ています。
悪い回答例
最近ニュースや新聞を見ないので、わかりません。
Q.何か質問はありますか?
質問の意図
面接官が何か質問はありますか?と聞く理由として考えられることは主に3つあります。
①応募意欲の確認
面接官は、求職者の応募意欲、入社意思を確認しています。
応募したい、入社したいという気持ちがあれば、条件や業務内容など気になることは多々あるはずです。逆に何もないと応募意欲が疑われてしまいます。
質問のしすぎは印象を悪くする可能性がありますが、1~3つは質問できるように事前に準備をしましょう。
②入社後のミスマッチを可能な限りなくしたい
入社後のミスマッチを防ぐ目的もあります。
面接時に確認していなくて、入社後に発覚したことで早期離職につながるケースがあります。細かいことでもいいので、積極的に質問しましょう。
ただ、事前にホームページや求人票を見ればわかることや面接で説明されたことを質問するとマイナス評価なので注意しましょう。
③事前に事業所のことを調べているのか確認したい
面接官は、事前に事業所のホームページや求人票を確認して、面接に臨んでいるかを確認したいと考えています。事前に事業所のホームページと求人票に目を通しておきましょう。
回答ポイント
回答ポイントは2つあります。
①事前にわかるような内容の質問はしない
事業所のホームページや求人票を見れば確認できることは質問しないようにしましょう。事業所の事を調べていないとされ、マイナス評価になってしまうので、注意しましょう。
②「何もない」だけはダメ。何か1つは質問するようにする
質問がないと事業所に興味が少なく、応募意思があまりないのではと思われてしまいます。事前に1つ以上質問を用意しておきましょう。
良い回答例
ホームページで、社内研修があると拝見しましたが、具体的な回数や内容を教えて下さい。
悪い回答例
私の職歴ですと具体的にお給料はどれくらいになりますか?
まとめ
介護職の面接でよく聞かれる17個の質問の意図・ポイント・回答例をご紹介しました。
面接では、事前の準備が大切になるとおわかりいただけたでしょうか?
面接を受ける事業所のホームページや求人票の確認、もし時間があれば施設の見学に行ってみるのもいいと思います。
どんな質問がきても慌てずに回答するために、「自分のアピールポイント」「苦手なこととそれの改善について」「今後の目標やキャリアプラン」などを掘り下げることで、自己分析をしっかり行っておきましょう。そうすればどんな質問がきても慌てずに回答できます。
面接官は、あなたがどう貢献してくれるか、どんな成長をしてくれるのかを見極めたいと考えています。面接官に自分をしっかりアピールできるように事前の準備をしましょう。
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