「介護福祉士実務者研修を受講したいけど、修了試験に受からないかも」
「修了試験に落ちたら、受講料がもったいない」
そんな誤解をしていませんか。
介護にたずさわる方の中には、介護福祉士の資格取得を考えている方もいるでしょう。しかし、介護福祉士の資格取得には、介護福祉士実務者研修(以下実務者研修)の修了が絶対です。そのためには、研修の修了試験を克服しないといけません。
そこで今回は、研修で行われる試験について解説します。
本記事を読んで、研修がどのようなものかわかれば、試験に対する不安も無くなるでしょう。
そうなれば、自信をもって実務者研修を受講できるようになります。ぜひ最後までご覧ください。
介護福祉士実務者研修の試験内容は難しくない
実務者研修では、卒業前に試験を実施しているスクールもあります。
試験といっても、生徒をふるいにかけるようなものではありません。あくまでも、到達目標に達しているかを確認するのが目的です。
難易度も低く、テキストや講義で習ったものから出題されます。しっかりカリキュラムをこなしていけば、わかる問題ばかりでしょう。
次項では、以下のような実務者研修のよくある疑問を解説します。
・試験に受からないと修了できない
・試験内容はどんなもの
・試験に落ちたらどうなるの
受講を考えている方は、特に気になる部分でしょう。一つずつ解説します。
試験に受からないと修了できない
そもそも実務者研修には、修了試験を実施する義務はありません。スクールによっては、試験がないところもあります。
義務ではない試験を実施する目的は、以下の理由によります。
・カリキュラムで習った知識・技術の定着を図る
・生徒の理解度を確認する
いずれも受講生のために行うものです。決して成績の悪い受講生を、はじくためのものではありません。
試験内容については、事項で見てみましょう。
試験内容はどんなもの
実務者研修の試験は、カリキュラムだけでは知識や技術を身につけるのが難しい科目から、おもに出題されます。多くは、「介護過程Ⅲ」や「医療的ケア」からの出題です。
「介護過程Ⅲ」は介護の基本的な知識や技術を学びます。介護の現場で必要とされる部分があるため、この分野から出題されるのは必然といえます。
「介護過程Ⅲ」の試験に受かれば、実務者研修の内容をほぼ理解していると考えていいでしょう。
「医療的ケア」では、喀痰吸引や経管栄養、救急蘇生などを学びます。医療的ケアは、場合によっては命にかかわる部分です。確実に習得しているか確認する意味でも、試験が行われるのは当然でしょう。
義務ではないとはいえ、試験には変わりありません。もし実務者試験に落ちたらどうなるのでしょう。次の項で解説します。
試験に落ちたらどうなる
結論から言うと、試験に落ちても大丈夫です。「落ちたら受講費が無駄になる」と心配する必要はありません。そもそも試験が義務ではないのは、上記で解説した通りです。
仮に落ちたとしても、再試験や追試などを実施してくれるでしょう。その場合、追加料金などもかからないのが一般的です。
試験が難しいと感じても、受講生がしっかりと理解できるまでスクールがフォローしてくれます。
それでも心配なら、受講前にスクールに確認しましょう。
介護福祉士実務者研修の試験に落ちる人の特徴
実務者研修の試験は、しっかりとカリキュラムをこなしていけば、ほとんどの方が受かるはずです。それでも、稀に試験に落ちる方がいます。
試験に落ちる方は、以下のような特徴があります。
・そもそも勉強していない
・スクーリングに出席していない
・課題を提出していない
順番に見ていきましょう。
そもそも勉強していない
実務者研修の試験に落ちる方は、まじめに勉強していない傾向があります。カリキュラムをしっかりとこなせば、難しくない試験内容です。それでも落ちるのは、講義を聞いていなかったり自宅での学習をさぼったりしているのでしょう。
確実に知識や技術を身につけるためにも、まじめにカリキュラムをこなし、しっかりと対策して試験に挑みましょう。
スクーリングに出席していない
試験は義務ではありませんが、スクーリングは違います。理由はどうあれ、出席しなければ実務者研修を終了できません。しっかりとスケジュールを調整して、スクーリングに出席しましょう。
スケジュールの調整が難しいようなら、スクールに相談しましょう。スクールによっては、日程をわけて実務者研修を実施しています。該当するスクーリングを欠席しても、別の日程で振り替えられるかもしれません。
スクリーニングの日程調整については、受講前にスクールに確認した方がよいでしょう。
課題が未提出
実務者研修では、知識の定着や理解度を図るために課題の提出を求められます。課題を提出しないと、実務者研修を修了できません。
仕事が忙しい社会人の場合、課題をこなすのも一苦労です。スキマ時間などをうまく活用して、課題をコツコツこなしましょう。
試験よりも続けることが難しい
これまで実務者研修の試験について、解説してきました。しかし本当のところは、試験以上にカリキュラムを継続する方が難しいのです。
実務者研修の受講時間は最大450時間。この長丁場を乗り切るのは、なかなか大変です。
これから実務者研修を考えている方は、途中で挫折しないために以下に留意して無理なく研修を進めましょう。
・自宅で学習しなくてはいけない
・社会人は時間の確保が問題になる
・介護未経験だとハードルが高い
次項で詳しく見ていきましょう。
自宅で学習しなくてはいけない
実務者研修のほとんどが自宅学習となります。自宅が勉強に適した環境なら、問題ありません。しかし、自宅での学習はテレビやスマホの誘惑など、思わぬ邪魔が入るものです。
また科目免除がない無資格者の場合、受講時間は450時間となり、受講期間は4〜8か月の長丁場になります。意気揚々と始めたものの、長い期間モチベーションを保つのは、大変なものです。カリキュラムが思い通りにすすまないと、途中で挫折してしまう可能性もでてくるでしょう。
社会人は時間の確保が問題になる
社会人の場合、勉強時間をねん出するのも大変です。特に家庭を持っている場合、自分のペースで学習するわけにはいきません。仕事や家事をしつつ、スキマ時間を見つけなければならないでしょう。家族の理解と協力が無ければ、学習を続けるのは難しいものがあります。
介護未経験だとハードルが高い
実務者研修を受講するのに、特別な資格や経験などは必要ありません。しかし実務者研修のカリキュラムは、ある程度介護の知識がある方向けに作られています。そのため「褥瘡」や「介護支援専門員」などの専門用語の意味が分からず、講義についていけない可能性があります。
「まったく介護の知識がないので、ついていけるか心配」と感じているなら、実務者研修のまえに、初任者研修から始めるのもよいでしょう。介護の基礎から学べば、次に実務者研修を受講しても、スムーズに理解できるでしょう。
【まとめ】介護福祉士実務者研修の次は介護福祉士を目標に
多くの実務者研修を実施しているスクールには、研修を修了するための試験を設けています。しかしこの試験は、義務ではありません。
試験の目的は、大学や高校の受験のような受講生を取捨選択するものではありません。あくまでも、受講生の研修の理解を深めるため、どこまで解っているかを測るために行います。
そのため、試験の内容はカリキュラムをまじめに取り組めば、合格できるものになっています。
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