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【重要】作業療法士国家試験の問題特徴や準備で大事なこと

最初に作業療法士国家試験の問題について概要をお伝えします。

作業療法士国家試験の問題構成は、PT及びOTの専門基礎分野(解剖生理学や各疾患学など)及びOTの専門問題からなります。出題数は200問。諸条件ありますが、総得点の6割以上が合格基準です。出題形式は選択式で近年の合格率は約70~80%となります。

以上が概要です。

この記事は作業療法士国家試験の受験対策や勉強法のヒントになることが目的です。本文中では詳細な作業療法士国家試験の情報や問題傾向の考察をお伝えします。
では、作業療法士国家試験の詳細から解説します。

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作業療法士国家試験の概要

作業療法士国家試験は毎年2月の中旬頃に開催されます。事務的な部分は養成校からガイダンスがあるので、案内に従って下さい。既卒の方も同様です。大事なポイントとして、試験問題は3種類に分かれます。専門基礎分野、作業療法専門問題、実地問題です。次の項目で詳しく解説します。

出題問題の特徴

専門基礎分野

理学療法士及び作業療法士の共通問題になります。解剖生理学や運動学。発達学や各疾患学、リハビリテーション医学など幅広い分野から出題されます。

専門問題

専門問題は作業療法士の専門性が試される試験内容です。脳血管疾患の評価、治療。活動や参加の介入、支援機器の活用や装具、スプリントの適応などが出題されます。言い換えると他職種から求められる作業療法士の専門性ともいえます。

実地問題

実地問題は出題用紙の冒頭20問です。作業療法の専門分野から出題されます。配点も3点と大きいのが特徴といえます。具体的な症例が提示され、暗記だけでは解けない問題です。読解力や考察力も求められます。

問題傾向

試験問題の傾向を予測するのは難しいですが、作業療法士は厚生労働省が認可する国家資格です。よって、厚生労働省として注力したい疾患。つまり、患者数が多い疾患については出題される可能性が高いといえます。統合失調症や脳血管疾患、うつ病やアルツハイマー型認知症など国民が困っている疾患について、おさえておいて損はないでしょう。

次に試験会場及び試験日程をお伝えします。

試験会場及び試験日程

試験会場は主要都市及び沖縄で開催されます。試験時間は2時間40分ずつ。AMとPMに分かれ間に休憩をはさみます。

※参考: 厚生労働省「作業療法士国家試験の施行

近年の作業療法士国家試験の合格率

昨今の作業療法士国家試験の合格率は概ね70~80%です。R5年までは出題範囲は変わらないので、過去問中心に対策がうてます。次に国家試験の当日に最大の力が出せるよう、勉強以外の受験対策を解説します。

※参考: 厚生労働省「第57回理学療法士国家試験及び第57回作業療法士国家試験の合格発表について

作業療法士国家試験の受験対策

試験会場の下見・当日移動手順の確認

ても重要です。可能な限り下見をしておくことをおすすめします。前日入りでホテルに泊まることも多いと思います。当日焦ることがないようにしましょう。

国家試験問題の時間配分を考える

①午前 9時50分~12時30分
②休憩
③午後 14時20分~17時00分

当日の試験解答時間は2時間40分ずつです。問題数は100問なので、1問1分で100分=1時間40分かかります。2分だと200分=3時間20分。1分半でも150分=2時間半でギリギリです。見直しの時間を考えると、1分前後が理想です。分からない問題や考察が長くなる問題はとばしましょう。

ただし!問題をとばす時は絶対!マークシートもとばすことを忘れないで下さい。

リラックス方法を知っておく

試験当日は緊張します。普段は合格範囲の人でも、実力が発揮できないこともあります。自分なりのリラックス方法を見つけてみて下さい。例えば、目を閉じて深呼吸、お気に入りのアロマの香り。好きな人や芸能人の写真を眺めるなど。

体調管理

体調管理も重要です。特に新型コロナに感染すると受験できません。また、当日の体温測定で37.5度以上・新型コロナの抗原検査陽性でも受験できません。救済措置もないので、予防するしかありません。医療従事者になるのに感染対策は自己で行うのは当然。そんなスタンスなのでしょうか。厳しいですが、対策しましょう。では、次に合格発表について解説します。

※参考: 厚生労働省「令和4年度厚生労働省所管医療関係職種国家試験における新型コロナウイルス感染症対策について

合格発表の時期は3月中旬

速報で出ます。受験票は無くさずに準備しておきましょう。昨今は新型コロナ対策で掲示板での配布は見送られているようですね。ネットで確認です。最後にトピックスとして、令和6年度から試験内容が一部変更になります。次の項目をご覧ください。

令和6年度以降は試験内容が一部変更になる

赤字で囲んでいる部分が変更・追加の部分です。専門基礎分野では既存の問題分野を詳細に分けた印象ですが、専門分野は作業療法管理学が入り教育法まで勉強する必要があります。また、基本動作の項目も追加され作業療法士も基本動作の知識や実習での見解が求められるようになったのが大きな変更点です。

まとめ

・作業療法士国家試験の問題傾向→精神疾患、脳卒中、認知症など疾患数が多い問題はおさえておく。

・勉強以外の受験対策→受験会場の下見や自分なりのリラックス方法を見つけること。また、試験時間の配分感覚を持ち時間がかかる問題はとばす。ただし、マークシートの回答がずれる可能性もあるので注意する。

・体調管理には万全を期す。当日は検温もあり、発熱の場合はコロナの抗原検査もある。新型コロナに感染すると試験自体が受けられないので、人との接触を避けるなど、感染対策を十分に実施する。

今回の記事は以上です。特に受験対策の部分は再度、読み返して下さい。参考書と戦う日々も合格するまで。応援しています。

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