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レクリエーションの目的とは?ゲームの種類や楽しんでもらうポイントもご紹介

レクリエーション
レクリエーションの目的とは?ゲームの種類や楽しんでもらうポイントもご紹介

介護現場でよく行われているレクリエーション、『利用者の方に楽しんでもらう』という点以外の目的をご存じですか？

実はその目的ごとに、レクリエーションを行う上で意識するべき大切なポイントがいくつもあります。

本記事内では、レクリエーションの目的や種類、楽しんでもらえる工夫ポイントをご紹介します。

目次
  1. レクリエーションの目的とは
  2. どんなレクリエーションがある？種類毎にご紹介
    1. 「頭を使う」レクリエーション
    2. 「身体を動かす」レクリエーション
    3. 「リラックスできる」レクリエーション
  3. レクリエーションを楽しんでもらうポイント
  4. 個々への配慮を忘れずに！レクリエーションを楽しんでもらいましょう

レクリエーションの目的とは

年齢を重ねると身体機能が低下し、運動に消極的になる方も多いですが、そんな時にレクリエーションが役立ちます。レクリエーションの目的は大きく3つに分けられます。

■身体機能や脳機能の活性化

手先や言葉を使うことは脳の活性化に、適度に体を動かすことは身体の活性化に繋がります。特にレクリエーションで普段使わない部分を意識して使うと、楽しみながら身体機能や脳機能の向上を目指せます。

■コミュニケーションの促進
人と触れ合う機会がないと孤独を感じ、悪化すると引きこもりやうつ状態になることも。レクリエーションによって他者と交流することで、社会的活動の楽しさを味わったり、生きがいを生み出すきっかけとなることもあります。

■生活の質の向上
他者とのコミュニケーションや自身の身体機能の活性化は、生活に楽しみやはりあいをもたらしてくれます。これらの相乗効果によって利用者の方の感情も安定し、生活の質全体が向上します。

どんなレクリエーションがある？種類毎にご紹介

「頭を使う」レクリエーション

（1）指先を使う
折り紙、おはじき、あやとり、塗り絵、指体操、お菓子作り、書道、おもちゃを作る工作などがあります。手芸や工作で作った作品はバザーで販売したり、お孫さんや子どもたちとの交流の際にプレゼントすると、レクリエーション以外の楽しみができるのでおススメです。

（2）クイズ・脳トレ・ボードゲーム
オセロ、将棋、五目並べ、なぞなぞ、しりとり、クロスワードパズル、かるた、百人一首、トランプなどがあります。
どれも多くの人が経験したことのあるゲームですが、大人になって改めて遊ぶ機会は少ないので、基本的なルールから始めて、利用者さんに合わせて少しづつ難易度を上げていくと盛り上がります。

「身体を動かす」レクリエーション

（1）道具を必要としないもの
ジェスチャーゲーム、フルーツバスケット、ラジオ体操、じゃんけん、ぐーぱー運動、ダンスなどがあります。座ったままでもできるものが多く、多くの方に楽しんでもらいやすいレクリエーションです。

（2）道具を使用するもの
風船バレー、風船バスケット、お手玉、ボーリング、玉入れ、輪投げ、とんとん相撲などがあります。準備の手間もあまりかからず、ルールもわかりやすくなじみやすいレクリエーションです。

「リラックスできる」レクリエーション

脳機能や身体機能の活性化だけではなく、リラックスを目的としたレクリエーションもあります。ヒーリング効果のある音楽や、利用者さんの青春時代に流行った音楽や童謡をかける、アロマの香りでハンドマッサージ・深呼吸を行う、動植物と触れ合う、などが挙げられます。リラックスすることが目的なので、それぞれの人の好みに合わせたものをチョイスすることが大切です。

レクリエーションを楽しんでもらうポイント

■自信が持てる難易度の設定
難しすぎると自信を失ってしまい、簡単すぎると自分が侮られていると感じられてしまう可能性があります。全員に配慮した難易度を設定しましょう。

■個人戦は避け、対戦式はゆるやかなルールに
1対1の個人戦にしてしまうとトラブルに発展する恐れがあるため、対戦式の場合はチーム戦を行うのがおススメです。また、難しいルールやペナルティがあると負けたときの残念な気持ちが大きくなるので控えましょう。

■安全に配慮する
レクリエーション毎の内容により注意点はさまざまですが、特にハサミや尖ったものの使用時、身体全体を動かす際に転倒などしないように細心の注意を払いましょう。

■一人ひとりの好みや意思を尊重する
手先を使うことが好きな人、身体を動かすことが好きな人など好みはさまざまです。レクリエーションは多くの人が参加できるような内容に、参加を促す声掛けはしても、利用者さんが嫌がる場合は無理に誘わないようにしましょう。

■相手への敬意を忘れない
レクリエーションの内容によっては、子ども扱いされたような気分になる方もいらっしゃいます。レクリエーションはもちろん日常のマナーから、人生の先輩として利用者さんへの敬意を忘れないように接しましょう。

個々への配慮を忘れずに！レクリエーションを楽しんでもらいましょう

レクリエーションを行うのは「身体機能や脳機能の活性化」「コミュニケーションの促進」「生活の質の向上」という3つの目的がありますが、一番大切なのはやはり、利用者さんが仲間やスタッフとともに過ごす時間を安全に楽しんでもらうことです。

利用者さんの声を聴きながら、それぞれに合ったレクリエーションを行ってみてくださいね。

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