介護の悩み

介護の仕事はチームワークがカギになる!多職種連携のコツについても紹介

介護の仕事では「チームワーク」や「多職種連携」を欠かすことができません。介護現場のチームワークが利用者に提供する介護サービスの質に直結します。
しかし、職場のチームワークが上手くいっていないという悩みを抱える介護職も多いもの。この記事では、介護現場のチームワークを良くするコツについてご紹介します。

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介護士にチームワークが求められる理由は?

介護現場では、介護士個人が質の高い介護サービスを提供することはもちろん、職員同士でのコミュニケーションやチームワークも求められます。介護士にはなぜ、チームワークが必要とされるのか。その理由についてご紹介します。

多職種連携でケアを行うため

利用者に質の高い介護サービスの提供を行うには、介護士・看護師・主治医・ケアマネジャー・生活相談員など、多職種が連携することが重要になります。それは、利用者が抱える生活上の悩みや病気など、様々な困り事に適切に対応するためです。多職種の連携がとれていない、多職種の意見がまとまっていないチームほど、利用者に対して質の高い介護サービスの提供が行えません。

利用者一人ひとりに対応した個別ケアを行うため

介護サービスの提供に際して、利用者やご家族から様々な要望を頂くことがあります。しかし、対応した職員が他の職員に伝えなければ、利用者やご家族の要望は全体に伝わりません。チームワークを円滑化することで、利用者一人ひとりの要望に対応した個別ケアが実現するのです。

質の高い介護サービスを継続的に行うため

介護士の勤務時間や勤務日数には限りがあり、1人の職員が24時間体勢で利用者に付き添うということはできません。複数の職員が交代制で利用者のケアを行うからこそ、チームワークが欠かせないのです。職員間で必要な連絡事項やケアの方針を共有することで、利用者に安心してもらえる介護サービスの提供を継続的に行えるようになります。

チームワークが良くない介護施設の特徴

チームワークが良くない介護施設は、利用者への対応がいい加減だったり、介護士一人ひとりの介護技術に差があったりと、介護サービスの質に問題があります。
では、チームワークや介護サービスの質が良くない介護施設にはどんな特徴があるのか。チームワークが良くない介護施設の特徴をご紹介します。

職員同士の連携がとれていない

チームワークが良くない介護施設の多くは、職員同士でのコミュニケーションや報連相ができておらず、連携がとれていません。
「このくらいなら別に報告しなくてもいいか」「このくらいで相談なんて大げさだ」このような考えで「報告・連絡・相談」を怠った職員が1人でもいることで、職場の人間関係が悪化し、チームワークに亀裂が生じてしまいます。また、職員同士の仲の悪さや人間関係トラブルもチームワークの悪さに直結してしまいます。

チームワークの意識が低い

介護施設のチームワークが良くない原因には、職員一人ひとりの意識の低さが挙げられます。「私はこのやり方が便利だと思ってずっと続けている」「他の人は違うやり方だと思うけど」このような個人主義の考え方が浸透している介護施設は、チームワークが悪いと言えます。
介護現場でのチームワークは、利用者に対して適切な介護サービスを継続的に行うことが目的です。個人主義の考えで介護業務を行ってしまうと、質の高い介護サービスの提供ができなくなります。

チームワークの正しい方針が定まっていない

チームワークが良くない介護施設では、チームワークの正しい方針が定まっていません。利用者の容態が急変しても、Aの職員は「まず家族に連絡する」Bの職員は「まず看護師に連絡する」といったように、対応が別々だということも。
チームワークに関するマニュアルが作成されていないことや、口頭のみで先輩職員から新人職員に業務を引き継いでいることが原因として挙げられます。
また、チームリーダーが機能していないことや、職員一人ひとりのチームワークへの意識の低さ・モチベーションの低さもチームワークの悪さに繋がります。

介護施設のチームワークを良くするコツ

介護サービスの質を高めるには、介護現場のチームワークを良くすることが重要です。チームリーダーを中心に、職員一人ひとりのチームワークへの意識を高めることで、チームワークの質が高まります。
以下に、介護現場のチームワークを良くするコツを3つご紹介します。

職員同士のコミュニケーションをしっかりとる

職場のチームワークを良くするには、日頃から職員同士がしっかりコミュニケーションをとること。コミュニケーション不足になることで、孤立感を感じる職員が増えてしまいます。また、いつでも職員が自分自身の意見や悩みを相談できるよう、相談しやすい・話しやすい職場の雰囲気作りをしておくことが非常に重要です。

申し送りでこまめな「報告・連絡・相談」を行う

介護現場の「報告・連絡・相談」が行き届いていなかったというトラブルを防ぐためにも、日頃から申し送りやミーティングで情報を共有しておくことが大切です。始業前や休憩時間の直後、日勤から夜勤・夜勤から日勤へと勤務交代を行うタイミングなど。利用者の情報や連絡事項、当日の予定など、職員全体で共有しておくべき情報を申し送りやミーティングで報告し合いましょう。

会議でケアの目標・方針を設定する

月に1回程度、会議やケアカンファレンスを行い、ケアの目標や方針を定めておきましょう。チームワークを行う上で大事なのは、チーム全体で共通の目標や方針を定め、それを達成するためにチーム全体で努力を行うことです。
「転倒・骨折事故をゼロにする」「地域との交流に力を入れる」など、その時々に合わせた目標を設定し、チームで1つの目標達成に向けて努力することが大切です。
また、会議やケアカンファレンスでは、各職員の意見を尊重し合うことが重要になります。各職員の意見を尊重・共感することで、自然とチームの雰囲気が良くなります。

チームリーダーの役割とは?

介護現場のチームワークの中心となり、チームを引っ張っていく存在のチームリーダー。チームリーダーには、以下の4つの役割があります。

・介護職員の育成/教育を行う
・介護職員が働きやすい環境を作る
・利用者が安心/安全に過ごせる環境を作る
・管理職としてのマネジメント業務

チームリーダーは介護職員の育成や教育を主に担当します。業務が上手く進まず大変そうな職員や、間違った介助をしている職員を見つけてすかさず適切なフォローを行うのがチームリーダーの役割です。
また、介護職員や利用者が安心/安全に働いたり過ごしたりできる環境を整えること。職員の不満や悩みに耳を傾け、改善案を提案することなどもチームリーダーの役割です。チームリーダーには管理職としての役割もあるため、シフト調整や物品管理、リーダー会議の出席など、介護現場での仕事と平行して様々な業務を行います。

多職種連携を円滑化するコツ

介護現場でのチームワークでは看護師や主治医、ケアマネジャーなど、多職種連携も欠かせません。しかし、異業種とのチームワークでは、それぞれの考えの違いから、対立してしまうことも。対立の多い多職種連携を円滑化するには、以下の3つのコツがあります。

・異業種の考えや視点を理解する
・対立が生じたときは反論せず、相手の話をじっくり聞く
・客観的なデータや根拠に基づき、自分の意見を述べる

介護士は「介護を必要とする高齢者がその人らしい暮らしを送ること」を重視します。それに対し、看護師や主治医などの医療職は「病気の治療・経過観察」を重視します。
そのため、介護分野と医療分野の視点の違いから、意見の対立が生じやすいのです。多職種間での意見の対立が生じたときは、まず相手の話をじっくり聞きましょう。相手の話をじっくり聞くことにより、相手の考え方や価値観を理解することができます。
また、自分の意見を述べる際は客観的なデータや根拠を参考にすることが大切です。

まとめ 職員同士の連携で適切な介護サービスの提供を目指す

質が高い介護サービスの提供ができる介護施設は、職員同士のチームワークが良いことが特徴です。チームワークで細やかなコミュニケーションや報連相を行うことで、利用者に適切な介護サービスが継続的に行えるのです。介護士は日勤から夜勤というように、シフト交代をしながら24時間体制で利用者のケアを行います。そのため、利用者に安心してもらえるケアを提供するために、チームワークが欠かせないのです。

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