「ケアマネジャーとして勤務しているけど、気分転換できず悩んでいる」「他のケアマネさんは、どんなことを感じているのだろう」と考えておられるかもしれません。
今回は、「ケアマネジャーあるある」について紹介します。悩んだ場合の対処法についても紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
ケアマネジャーあるある~お仕事編~
ここでは、ケアマネジャーあるある「お仕事編」について4つを紹介します。
具体的には、
1.常に研修の予定が入っている
2.他の部署のヘルプを頼まれる
3.「ケアマネ=なんでもする人」と思われる
4.苦手な利用者さんの訪問は最後になる
それでは順番に解説していきます。
常に研修の予定が入っている
「ケアマネジャーほど、多く研修している職種は他にない」そう感じているケアマネジャーさんも、おられるのではないでしょうか。ケアマネジャーは、5年毎に更新研修を受講する必要があります。また地域包括支援センターや行政が主催する事例検討会などから、招待を受ける機会も少なくありません。主任ケアマネになれば更新資格を得るため、さらに研修を受講する必要もあります。制度の変更や、最新の福祉用具についての情報も取り入れていかなければなりません。「学ぶこと」が「利用者さんや家族の利益」につながります。高い学習意欲をもって、研修や情報収集に取り組むケアマネジャーさんも多いようです。
他の部署のヘルプを頼まれる
ケアマネジャーは、自分でスケジュール調整を行うのが一般的です。多くの仕事を抱えていても、優先順位をつけて緊急事態にも対応します。しかし周囲から見ると、「時間に余裕があるのでは?」と勘違いされることもあります。その結果、他の部署で急に欠員が出た場合などに、ヘルプを依頼されてしまうこともあるようです。もちろんケアマネジャー業務が最優先です。しかし他部署が困っているのを見過ごせず、ヘルプに応じている方も多いのではないでしょうか。
「ケアマネ=なんでもする人」と思われる
ケアマネジャーの仕事は、「なんでも屋」と言われるほど多岐に渡ります。ケアプランの作成や介護サービスの調整だけではないのです。特に居宅ケアマネジャーの場合、「家族がわり」を求められることも多くあります。最近では、一人暮らしや高齢者のみの世帯も増加しています。家族が遠方に住んでいる利用者さんが緊急入院した場合などは、ケアマネジャーが対応することも。中には、公共料金の支払いや買い物を頼まれてしまうケースもあるようです。しかし餅は餅屋の言葉どおり、買い物はヘルパーさんに、緊急対応は訪問看護さんにお願いするなどしているケアマネさんが多いのではないでしょうか。ケアマネが一人でできることは限られています。多職種で連携し、利用者さんの生活を支えていくことが大切です。
苦手な利用者さんの訪問は最後になる
居宅ケアマネジャーは、定期的に利用者さんの自宅を訪問します。訪問する順序は、ケアマネジャーの計画次第。実際には利用者さんのスケジュールなどを考慮して計画を立てるのですが、ケアマネジャーも人間です。「苦手な利用者さんやご家族」の訪問は、つい後回しになってしまいがち。もちろん電話が掛かってきた時や緊急時などには、すぐ訪問します。しかし業務に支障のない範囲では、「足が向きやすい」「足が向きにくい」訪問先があるようです。
とはいえ、ケアマネジャーは笑顔が一番!心の底では苦手と感じている利用者さん宅でも、明るく笑顔で対応しているのです。それでは続けて、ケアマネジャーあるある~利用者・家族編〜に関する説明に⼊ります。
ケアマネジャーあるある~利用者・家族編~
ここでは、ケアマネジャーあるある〜利用者・家族編〜について3つを紹介します。
具体的には、
1.利用者さんの笑顔に癒される
2.家庭の中で見てはいけないものを見てしまう
3.本人と家族の板挟みになる
それでは順番に解説していきます。
利用者さんの笑顔に癒される
ケアマネジャーは多忙な仕事であり、体力的にも精神的にも疲れを感じやすい傾向にあります。しかし利用者さんやご家族の笑顔に癒されて、「また頑張ろう!」と思うケアマネジャーも多くいるようです。利用者さんから「ケアマネさんが来てくれるのが楽しみ」「ケアマネさんのお陰で、元気でいられる」などと言われたら、頑張ってよかったと感じるでしょう。緊張感や責任感を感じる仕事だけに、利用者さんやご家族からの温かい言葉が身に染みるのかもしれません。
家庭の中で見てはいけないものを見てしまう
ケアマネジャーは、利用者さんのご家族とも深く関わります。時には、訪問先で見てはいけないものを見てしまうこともあるようです。例えば優しい雰囲気のご家族さんが、利用者さんを心配するあまり「そんなことしたら、危ない!」などと大きな声を出す場面に遭遇してしまうことも。何もなかったように笑顔で次の話題にいくのですが、内心はドキドキしていたり・・・。本人やご家族と深く関わるからこそ、色んな場面を見てしまうことがあるようです。
本人と家族の板挟みになる
本人とご家族の希望が異なり、ケアマネジャーが板挟みになることがあります。ケアマネジャーは利用者さんの希望を優先するのが原則ですが、介護に疲れているご家族を支援するのも役割です。その代表例がショートステイと言えるでしょう。介護に疲れているご家族は、ショートステイを利用してほしいと思っていても本人にその気がないといったケースもあります。ケアマネジャーが本人とご家族の板挟みになってしまい、調整に苦労することもあるようです。
それでは続けて、ケアマネジャーあるある〜プライベート編〜に関する説明に⼊ります。
ケアマネジャーあるある~プライベート編~
ここでは、ケアマネジャーあるある〜プライベート編〜について3つを紹介します。
具体的には、
1.いつの間にか相手を分析している
2.遊びに行っても仕事が気になる
3.高齢者を見るとつい最適なサービスを勧めたくなる
それでは、順番に解説していきます。
いつの間にか相手を分析している
ケアマネジャーは、利用者さんの体調や精神状態、困りごとなどを常に分析しています。そのせいか、プライベートでも目の前にいる人を分析してしまいがちです。自分の家族や友人を、いつの間にか分析していることも珍しくありません。「今日は体調が良くなさそう。眠れなかったのかな?」「さっきから腰を気にしているけど、痛いのかな?」などなど。職業病とはいえ、ケアマネジャーには相手を気遣える人が多いようです。
遊びに行っても仕事が気になる
ケアマネジャーは、利用者さんの暮らし全般をフォローする仕事です。担当の利用者さんが体調を崩している場合などは、外出先でも気になってしまいます。飲みに行っても「○○さん、大丈夫かな」などと、いつの間にか仕事モードに入ってしまったり。時には心から気分転換できるように、スポーツなどで体を動かすのもよいかもしれません。
高齢者を見るとつい最適なサービスを勧めたくなる
街で高齢者が歩いているのを見かけると、つい介護サービスの必要性を考えてしまうことがあるようです。「歩行器が必要なのでは?」「週2回ほど、リハビリに行くといいかもしれない」など、頼まれていないのにサービスを調整しそうになることも。利用者さんの生活をサポートするプロフェッショナルだからこそ、相手のことを思いやってしまうのです。
ケアマネジャー業務に悩んだ場合の対処法について
ケアマネジャー業務は、体力的にも精神的にもストレスを抱えやすい職種です。利用者さんやご家族との関係性や、先輩・同僚との人間関係に悩むこともあるでしょう。そんな時は、迷わず上司へ相談しましょう。自分では気がつかなかった解決方法が見つかるかもしれません。しかし相談しても、改善が見込めない場合もあります。そんな時は、転職を検討してみるのも有効な手段です。職場を変えることで役割や人間関係、待遇も変わります。問題が深刻化してしまう前に、転職を検討してみましょう。
まとめ
今回は、「ケアマネジャーあるある」について紹介しました。ケアマネジャーは、利用者さんの生活を支える「介護保険制度の要」です。その業務は多岐に渡り、精神的にも体力的にもストレスを感じやすい職種と言えます。今回のあるあるを通じて、「私も同じようなことを経験している」「そのことで悩んでいた」と感じた方もおられるでしょう。悩みに対する対処法は、まず上司に相談することです。悩みを解決する方法が見つかるかもしれません。
それでも改善が見込めない場合は、思い切って転職してみるのも有効です。「自分が望む働き方」、「自分の能力を最大限に発揮できる職場」を見つけるために行動してみましょう。この記事が皆さまの更なる活躍につながれば幸いです。
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