介護の悩み

介護士が服装で気を付けることは?無難なものやNG例なども紹介

介護士として仕事をする前に知っておきたいのは「適切な服装」ですよね。
特に初出勤の時は、「この服装で怒られないかな」「場違いではないかな」などと不安になってしまうもの。

そこで、この記事では、介護士として望ましい無難な服装やNGな服装などを解説していきます。
また、適切な服装という前提のもとで、モチベーションが上がる服装なども紹介していくので、是非参考にしてみてください。

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介護士が適切な服装を判断するためのポイント

介護士として適切な服装を選ぶ時に抑えておきたいポイントがあります。
ここからは、そのポイントを解説していきますので、服装選択の際に参考にしてみてくださいね。

規則を確認

まずは、施設の規則があれば確認しましょう。
出勤時の不安を解消したい場合は面接時に服装についての質問をしてもOK。
「介護施設によって考え方に若干違いがあるので、伺っているのですが、出勤する場合はジャージのような動きやすいものかチノパンのようなものが良いか教えて頂いても良いでしょうか?」と聞いてみましょう。

利用者が不快に思わないものを基準とする

規則や制服がない場合に服装選びに迷ったら、まずは立ち止まって「その服装は利用者さんに不快に思われないか」を考えてみましょう。
人それぞれ考え方は違いますが、まずはお客様である利用者のことを考えれば、全く見当違いの服装は選ばないはずです。
相手の立場にたって服装を考えられることは、今後の介護士としてのコミュニケーションスキルにも繋がるでしょう。

利用者を傷つける恐れのあるものに気を付ける

一番大切なのは安全な恰好であることです。
自分に悪気がなくても、介助中にボタンやファスナーが利用者の額に当たり、怪我をさせてしまうこともあるので充分気をつけましょう。
心配であればファスナーなどがないものを選ぶと無難です。

介護士として望ましい無難な服装

介護士として望ましい服装は、介護施設によって多少考え方が違うものの、基本的には共通しています。
特に初出勤の時は、できるだけ無難な恰好で行きたいと思うものですよね。そこで、以下では介護士として望ましい無難な服装を紹介していきます。

地味な色使い

色に迷ったらできるだけ地味な色使いを選択すると無難です。
パステルカラーは、明るい印象を持たれるメリットもありますが、場合によっては「派手過ぎる」「TPOが合っていない」と思われてしまう場合もあります。地味な色であれば控えめな印象を与え、批判される心配はありません。

露出が少ない

露出が多い服装は当然ですが好ましくないです。
特に気を付けたいのは下着が見えてしまうこと。
最近では、デコルテが見えるTシャツやローライズのチノパンなど、少しかがむと下着が見えてしまいやすいタイプのものも販売されています。
そのようなタイプのものを着用してしまうと介助のたびに下着が見えてしまいます。
服装選択の際は、下着が見えにくいものにピントを当ててみるのも良いでしょう。

清潔感がある

どの職場においても清潔感ある服装は好まれます。チャラチャラとしたような雰囲気を連想させるイラストTシャツなどは避けて、大人で清潔感のある雰囲気を演出するような服装を選択しましょう。

また、服に「フケがついていないか」「汚れがないか」なども大切なポイント。
特に初出勤であれば、清潔感は重要であるため充分に注意するようにしましょう。

介護士の服装でNGな例

介護士として相応しくない服装も存在します。特に避けたほうが良い服装のポイントは知っておきたいもの。そこでここからは、介護士の服装でNGなものの具体例を紹介していきます。

上から下まで全て黒

黒はシックでフォーマルな色合いですが、「葬儀」を連想させる色でもあります。黒を身に着けることは決して悪いことではありませんが、全身黒でいるのは辞めておいたほうが良いでしょう。上下片方だけ黒色を使う場合であれば問題ありません。

ドクロなどのマークがついたTシャツ

上記同様、ドクロなどのイラストは「死」を連想させる面があります。自分でも小さなイラストが描かれていることに自分も気づかず着ていき、職場で指摘されたというケースも。

また、「死」を連想させるドクロ以外にも、介護施設で着るには不適切なイラストの描かれた服装は避けたほうが無難です。心配であれば、無地のものを選ぶか、ワンポイントの刺繡程度のTシャツやポロシャツを選ぶといいでしょう。

派手過ぎる蛍光色のポロシャツ

黄色やピンクのような元気が出る色を好む介護施設も稀にありますが、蛍光色は避けておいたほうが無難です。
蛍光色は「派手過ぎる」と介護現場に相応しくないと思われる可能性があるからです。あかるい色を着たい場合は、パステルカラーなどに留めておきましょう。

胸元が見えそうなTシャツ

肌の露出が少ないものを選ぶのが無難なのはもちろんですが、気を付けなければならないのは「Tシャツ」です。Tシャツはデコルテが見えるほど首元が広いものも多く、そういったタイプのTシャツを選んでしまうと「露出が多い」と思われてしまう可能性があります。

また、姿勢を起こした状態の時には胸元が見えないようなTシャツでも、かがむと見えてしまうということもあるので注意。心配な場合は、首元が詰まっているタイプのTシャツかポロシャツを選ぶといいでしょう。

気になるポイント別介護士におすすめ服装

汗や匂い付きが気になるならポロシャツよりTシャツがおすすめ

意外ですが、ポロシャツはTシャツより汗の匂いが残りやすいです。
特に脇の部分に汗の匂いがつきやすく、取れにくいため気になる方はTシャツを選択することをおすすめします。
Tシャツであれば、汗の匂いがついても1度の洗濯で比較的取れやすく安心です。

動きやすさならジャージ

施設が良いとしているのであれば、ジャージの着用もおすすめです。ジャージは汚れが落ちやすく、また動きやすさ抜群。汚れを気にすることなく、仕事に集中できる面でも適切であるといえるでしょう。
最近では、腰痛軽減など機能性抜群のジャージも販売されています。機能性が優れたジャージを身に着けることで、身体への負担を軽減させることもできます。

フォーマルな雰囲気を出してモチベーションを上げるなら白ポロシャツとチノパン

仕事着を少しフォーマルにすることで、相手への敬意が伝えられるのはもちろんのこと、自分自身の仕事へのモチベーションも上げることができます。
仕事に少し飽きてきたと感じたら、ブラウンや白のポロシャツとチノパンでフォーマルな雰囲気を演出しましょう。
清潔感やお洒落感、そして「接客業である」という自覚が持てることで、より介護現場でのパフォーマンスを上げることが可能です。
動きやすい恰好であれば、フォーマルさを少し取り入れてもOKです。

まとめ

初めて介護の仕事をするのであれば、特に初出勤の服装は迷ってしまうものですよね。
しかし、しっかりとポイントを抑えれば、介護現場に合った服装を正しく選択することが可能です。
一番大切なのは「利用者への敬意を持った服装である」ということ。
難しければ、出勤前に「私は〇〇のような服装で伺いたいと思っているのですが、適切でしょうか?」など上司などに確認しておくのもおすすめです。
適切な服装のポイントを把握し、準備することで安心して出勤できるようになります。
介護現場に慣れてきたら、可能な範囲でお洒落やモチベーションが上がる服装にも挑戦してみましょう。

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