介護の悩み

介護業界は「離職率が高い」「人手不足」って本当?介護業界の実態を紹介!

介護業界は「離職率が高く、人手不足が深刻化している」というイメージを持たれがちです。
「人手不足で忙しそう」「担当する仕事量が多くて大変そう」そんな不安を抱えて介護の仕事への入社に戸惑っている方に向けて、介護業界の離職率や人手不足の実情をご紹介します。

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介護業界が人手不足になる理由は?

日本の高齢化により、介護サービスおよび介護人材の需要が年々高まっています。しかし、介護の需要に反比例し、介護人材の不足が深刻化しているのも1つの現状です。介護業界が人手不足になる理由には、以下の3つが挙げられます。

他業界に比べて給与が低い

従業員の年齢・学歴・雇用者の事業規模や業種を問わず、全産業の平均給与額は33万600円です。
それに対し、介護事業の平均給与額は26万6千700円とされています。従業員の学歴や保有資格、経験や役職によっても給料の金額は異なりますが、他業界に比べて介護職員の給料は安いことが現状です。

肉体的・精神的にハードな仕事のため

高齢者が入居する介護施設では24時間体制で高齢者の介護ケアや見守りを行います。そのため、日勤・夜勤・早番・遅番とシフト制による不規則勤務であることが大半です。
加えて認知症により大声を出したり暴れたりする方の対応を行ったり、利用者を全介助で車椅子に移乗させるなど、肉体・精神共に疲弊しやすい仕事内容です。
体力の限界や腰痛、精神的な疲弊で退職・転職をする介護職は後を絶ちません。

介護に対するマイナスイメージが先行している

介護の仕事では「3K(キツい・汚い・臭い)」と言われるように、世間一般的なマイナスイメージがつきまとっています。
おむつ交換やトイレ介助などの排泄介助では、特に苦手意識を感じる新人介護職も多いです。
業務に慣れるまでに強い抵抗感を感じ、早期離職する人が多いことも現状です。

介護職員の離職率は高い?低い?

高齢化の影響で年々介護サービスの需要が高まっている日本では、それに反比例して介護人材の不足が深刻化しています。
介護労働安定センターの「令和元年度介護労働実態調査の結果」では、介護事業所に従事する介護職の不足感は65.3%と高い割合が示されています。

介護職の離職率は他業種より高い?低い?

介護労働安定センターの「令和2年度介護労働実態調査結果の概要について」では、全産業の平均離職率は15.6%という結果です。そして、介護職の離職率は14.9%という結果が出ています。
したがって、介護職の離職率は全産業の平均離職率よりも「やや低め」という結果です。介護職は他業界よりもやや低めの離職率ですが、介護業界の離職率は年々高まっています。
以下は、厚生労働省の「令和2年雇用動向調査結果の概要(産業別の入職と離職)」による、産業ごとの離職率です。

医療・福祉14.9%
建設業・製造業9.5%
情報通信業13.1%
不動産業・物品賃貸業14.8%
宿泊業・飲食サービス業26.9%
生活関連サービス業・娯楽業18.4%
教育・学習支援業15.6%
その他サービス業19.3%

介護職員のよくある退職理由

全産業の平均離職率に比べると、介護職の離職率はやや低めです。
しかし、介護業界では年々離職者が増えているのも1つの現状です。
介護業界で離職者が増加している背景には、以下の3つの理由があります。

結婚や出産などのライフスタイルの変化

介護業界では、結婚や出産・子育てなど、ライフスタイルに変化が生じて退職する人が多いです。
その大きな要因として、「日勤・夜勤・早番・遅番と不規則勤務だから」という点が挙げられます。
パートナーや子供との時間が作れない、もしくは子供の幼稚園や保育園、学校の時間と合わない。
また、産休・育休制度も介護現場の人手不足のため取得しにくい。
これらの理由から、仕事の継続よりも退職・転職を選ぶ人が多いです。

職場の人間関係トラブルによる強いストレス

介護の仕事はチームワークや職員同士でのコミュニケーションが欠かせません。
そのため、人間関係トラブルが生じやすいことも介護の仕事の特徴です。
先輩や上司からできないことを強く指摘され、ストレスを感じてしまう。
チームワークや同僚とのコミュニケーションがうまくいかないことで、イライラしてしまう。
このような悩みを感じ、上司に相談ができないまま退職・転職を選ぶ人も多い

職場の経営方針や給料に不満があった

職場の経営方針・理念が理想論ばかりで、実際の介護現場と全く合っていない。
給料が低く、資格取得・キャリアアップによる昇給も見込めない。
このような経営者への不満は、改善の要求がしにくいものです。
職場の経営方針や給料設定など、伝えにくい不満を抱えて仕事の継続を諦める人も多いです。

介護業界が求める介護人材

介護業界が求める介護人材は、ずばり「介護現場で活躍できる」人です。
では、具体的にどのように活躍できる人を介護業界が求めているのか。
介護現場で活躍できる人の特徴を3つご紹介します。

「介護福祉士有資格者」「介護経験者」など、即戦力となる人

介護職は認知症や片麻痺、寝たきりなどの多種多様な疾病を抱えている利用者のケアを行います。
そのため、介護の基礎的知識・技術はもちろん、利用者が抱える疾病に対する理解や配慮ができる人が介護現場の即戦力として活躍できます。
介護福祉士を保持していることや介護経験があることなどは、面接時の大きなアピールポイント。
人手不足の介護現場で即戦力として活躍できる人は、介護現場で重宝されることでしょう。

夜勤を含む不規則勤務で体調を崩しにくい人

24時間体制で利用者の介護ケア・見守りを行う介護施設では、日勤・夜勤・早番・遅番などの不規則勤務は当たり前です。
そのため、介護業界では夜勤を含む不規則勤務で体調を崩しにくい人を求めています。
夜勤業務の経験があることは、面接時にしっかりアピールしましょう。
また、夜間帯の勤務が可能な人は、介護現場で重宝されます。

短期離職せず、長期的に働ける人

介護の仕事は体力的にキツく、夜勤を含む不規則勤務であることが特徴です。
そのため、体調不良や家庭の事情により、早期離職する人が多いことが現状。
採用活動に時間をかけて介護福祉士の有資格者や介護経験者を採用しても、その人が離職してしまってはまた1から採用研修を行わなければなりません。
採用者側のメリットがないため、どの介護事業所も長期雇用できる人を優先的に採用しています。

長く勤務できる就職先を探すコツ

介護職が長く勤務できる就職先を探すには、限られた求人情報で見極めることが必要になります。
介護事業所と求職者のミスマッチを防ぐためにも、求人探しのコツを押さえておきましょう。
介護求人を探す際は、以下の点に注意して長く勤務できる就職先を見極めてください。

常に掲示されている求人は避ける

常に同じ内容の求人情報が介護施設の公式ホームページに掲載されている。
いつ求人サイトや求人情報誌を見ても、同じ介護施設の求人が掲載されている。
常に同じ内容の求人情報を掲載している介護事業所は、職員の離職率が高いことが考えられます。
長期雇用を目指す場合は、期間限定求人に目を向けてみると良いでしょう。

募集要項に矛盾がある求人は避ける

介護求人を探す際は、求人サイトや求人情報誌、介護施設の公式ホームページや口コミなど、
様々な方法で探すようにしましょう。
同じ介護施設の求人情報だが、求心サイトには「月給217,300円~」と記載されているのに、
施設の公式ホームページには「月給179,700円~」と記載されている。
このような矛盾がある求人は避けるようにしましょう。

まとめ 自分に合った求人探しで介護業界が求める人材に

介護業界の離職率は他業種と比較すると、高いわけではありません。
しかし、今後の日本の高齢化に伴い、介護現場はより一層多忙を極めることが予測されます。
そのことが原因で介護人材の離職率が高まることは容易に想像できることです
高齢化と介護人材の不足が進む日本では、自身の経験や資格が活かせる介護現場が数多くあります。
今後需要が高まる介護業界での活躍を望む人は、是非長期雇用が目指せる求人を探してください。

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