介護の悩み

【介護職の人手不足】具体的な解決策と取り組みをご紹介!

【介護職の人手不足】具体的な解決策と取り組みをご紹介!

公益財団法人介護労働安定センターの調査によると、近年介護業界では約6割以上が人出不足と感じており、今後高齢化が進むことでより介護職の人手不足は深刻化していくと見られています。

今回は介護現場における人手不足の現状や原因、それに対する対策などについてお伝えいたします。

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介護職における人手不足

なぜ介護現場は深刻な人手不足に陥っているといわれるのでしょうか。

介護業界の現状や人手不足がささやかれる原因などについて触れたいと思います。

人手不足の現状

介護職に限らず、現在の日本ではどの業界でも深刻な人手不足に陥っています。

介護職の場合、1年ごとに60歳以上の就業者数が約1%ずつ増加しており、介護業界全体で見ると平成30年度には介護職従事者の22%近くが60歳以上となっています。

60歳以上になるとケアの内容によっては体力的に厳しい部分もあるため、体力と今後の技術獲得に伸びしろのある若手の雇用や育成に力を入れている現場が多いようです。

人手不足の背景

人手不足といわれる背景には、現在の日本が抱える少子高齢化問題が関係しています。

日本では近年、少子高齢化が問題視されており、内閣府が発表している「令和2年版高齢社会白書」によると、令和元年(2019年)の日本総人口1憶2,617万人に対し、65歳以上の人口は3,589万人となっています。割合として28.4%に上り、令和47年(2065年)には38.4%にも達すると予想されています。

また、内閣府が発表している「令和2年版少子化社会対策白書」によると、出生率は2019年に過去最少となる86万5,234人となりました。今後、14歳以下の人口はますます減少すると予測されており、令和47年(2065年)には10.2%になるといわれています。

つまり、介護が必要な高齢者が増加する状況に対し、若手が不足するという事態に陥っているという背景があります。

人手不足の原因

少し前の日本では「高齢者は家族が介護をする」のが一般的とされていました。

しかし、少子高齢化と共に女性の社会進出が進むにつれ、日本人のライフスタイルが変化し、家族ではなく介護サービスを利用するのが一般的になりました。

介護職は仕事内容に対して社会的な評価が低いことや、給与が安いといった声も多くありますが、他にも家族間で介護が難しいことや少子高齢化社会で人材獲得が難しいといったことも原因としてうかがえます。

介護職の人手不足対策案

介護職の人手不足を解消するためには、様々な施策が行われています。

こちらではどのような対策がとられているのか、4点ご紹介いたします。

働きやすい労働環境を目指す

作業を効率化するためにIT技術の導入を行っているところがあります。IT技術を導入することでシフトの管理や勤怠管理がスムーズになり、人員を管理する手間や負担を軽くしてくれるというメリットがあります。

他にもユニットケアというシステムの導入が人間関係の不満を解消することに効果的だといわれています。ユニットケアとは入居者10人程度を1つのグループ(ユニット)として常時同じメンバーで生活を送り、ケアを行う担当スタッフも固定されている介護の方法を指します。

キャリアアップ制度

介護職にはいくつか資格がありますが、キャリアアップを目指すなら介護福祉士資格の取得が推奨されます。国家資格である介護福祉士の資格を取得することで、生活相談員、ケアマネジャー、サービス提供責任者など仕事の幅が広がります。

国は介護福祉士を目指す方に養成学校の修学資金として入学時と卒業時に20万円ずつ、在学中はひと月5万円の貸付(奨学金)、資格取得後は貸付を受けた都道府県内の施設で介護職を5年間続ければ返済を免除するシステムを作りました。

都道府県ごとに独自の返還免許制度が設けられているため、介護福祉士としてキャリアアップを目指す方は制度について調べてみてはいかがでしょうか。

養成学校に通わず介護職のキャリアアップを目指す方は介護職員初任者研修からのスタートがおすすめです。

人材派遣業者との繫がり

人手不足を補う対策として、現場では人材派遣業者と繋がりを持つこともあります。急な欠員が出た場合やスタッフの増員が必要になった際、求人をかけてもなかなか応募がないこともあります。そういったときに、人材派遣会社と繋がりを持つことで人材を獲得しやすくなるというメリットがあります。

介護職に対するイメージの刷新

介護職に対するマイナスイメージのひとつに、給与が安いという意見があります。対策として勤続10年を超えた介護福祉士には月8万円の処遇改善加算を行うと閣議決定されました。

これにより、介護の仕事は好きでも経済的に続けにくいと感じていた方にとって長く続けるメリットが生まれました。

介護現場で働く多くの人が感じているメリット

介護現場で働く多くの人が感じているメリット

介護職は人手不足により一人の職員に負担がかかりやすく大変な仕事だとイメージされがちですが、それ以上にやりがいやメリットを感じられる仕事です。

介護の現場で働く人が感じているメリットを4点ご紹介いたします。

社会に役立っている実感を得られる

介護現場では職員が利用者に寄り添い、より良い生活を送るためのサポートを行っています。利用者の生きがいや充実した人生を送れるかどうかは介護をする職員によって左右されるといわれるほどです。

介護を利用したばかりの頃はあまり元気がなかった利用者も、介護を通して笑顔が増えるようになることもあり、利用者やその家族から感謝されることも介護職ならではの魅力といえます。

プライベートとの両立も可能

「介護職は責任が重く、忙しいのでプライベートと両立させることが難しそう」と考える方も多いかもしれません。

しかし、介護職員のなかには仕事とプライベートをきっちり分けて、オフの日はしっかり休んだり趣味に没頭したりと上手く両立させている方もいらっしゃいます。

オンオフの切り替えを行うことで、仕事に対するモチベーションや精神的な余裕も生まれます。

介護職には夜勤が必要な施設と日勤だけの施設があります。

夜勤があると給与が高くなるため夜勤を重点的に行い、多めの休日をとることが可能な現場もあります。介護職では自分の求める働き方に合った職場を探すことも重要です。

また、介護職は出産や育児でブランクがあっても復帰しやすいといわれています。

今だけでなく将来のことを考えて介護職に従事するということを考えてみるのも良いかもしれません。

資格を取ることでキャリアアップを目指せる

介護職は年齢や性別によってキャリアアップに制限がかかることはありません。そのため、40歳や50歳から介護職を始めて准看護師や介護福祉士の資格を取得しようと頑張っている方も多くいらっしゃいます。

資格があることで就ける職が増え、給与面などの待遇も上がるため、年齢に関係なく向上心さえあればキャリアアップがしやすいことも介護職の大きなメリットといえるでしょう。

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利用者の方と触れ合うことで感じるやりがい

介護職は人と触れ合う仕事です。そのため自分がした仕事に対して利用者や家族からダイレクトに反応が返ってきます。困り事の相談を受けるだけでなく、ちょっとした心遣いに「ありがとう」と感謝されることもあります。

また、利用者の様々な魅力を個々に知ることができるというメリットもあります。人と接することが好きな方にとっては非常に魅力的といえるのではないでしょうか。

自分が知らない時代や地域の話、利用者の経験を知ることで、ただケアをするだけでなく新しい知識が身につくこともあるでしょう。

まとめ

介護職の人手不足は非常に大きな問題です。しかし、人と接することでしか得られない楽しさや喜びがあることが介護職の大きな魅力といえます。

誰かの役に立ちたい、必要とされる人材になりたいと考えている方は、是非介護職を検討してみることをおすすめします。

 

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