介護の悩み

介護士の夜勤がきつい理由は?対処法や各介護施設の夜勤特徴まで解説します

「夜勤ありの介護士になろうかな」「夜勤をやっているけど結構きつい…」と思っている方必見!
この記事では、介護士が夜勤をきついと思う理由やその対処法を紹介していきます。
また、各介護施設の夜勤の特徴もジャンル別で解説していきますので、就職・転職を検討している方は、特に参考にしてみてくださいね。

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介護士の夜勤がきついと言われる理由

利用者の生活を24時間守る介護施設では、夜勤が不可欠です。
しかし、その「夜勤」がきついという声も時々聞かれます。
どのような理由で「きつい」と思うのでしょうか?
以下では、その理由4つを詳しく解説していきます。

1人でこなさなければいけない業務が多い

夜勤は1人でこなさなければならないことが多いです。
利用者のコールが同時に鳴ったら順番に対応する必要がありますし、施設によっては大人数の排せつ介助に入らなければならない場合もあります。
誰かに頼ることができない孤独感が「きつい」と思う理由の一つです。

拘束時間が長い

夜勤の形態によっては、拘束時間が18時間の場合もあります。
夕方から施設に入り帰れるのは明け方であるなど、働く時間が長いことから、体力的にも精神的にも「きつい」と思う介護士が多いようです。
夜勤入りは「これから夜勤が始まる」と憂鬱に思い、夜勤明けは睡眠不足でフラフラ…なんてことも…。
また、長い夜勤に慣れていないと、慣れるまでの期間が辛いのです。

責任が重い

夜間に急変や転倒などがあった場合、まず自分で判断して最初の対応をしなければなりません。
その対応が間違うと、取り返しのつかない事態に陥ることも。
常に緊張感を持たなければならない点が「きつい」と言われる原因の一つです。

徘徊する利用者が重なると辛い

昼夜逆転気味や認知症の方が、夜間に施設中を動き回ることはよくあります。
一人の利用者が歩き回ることで、他利用者が起きてしまったり、本人が転倒してしまったりする可能性も。
歩き周る際に目を離すことが出来ず、他の業務が進まない点が精神的に「きつい」と思うようです。

夜勤がきついと思った時の対処法

夜勤が「きつい」と思ったら、闇雲に我慢する必要はありません。
夜勤の取り組み方などを見直すことで、改善できる場合もあります。
以下では、夜勤がきついと思った時の対処法を5つ紹介していきます。

タイムスケジュールを見直してみる

夜勤の業務が上手く進まないことで「きつい」と思う方は、タイムスケジュールを一度見直してみましょう。
排せつ介助や体位交換などに回る時間は調整不可能かもしれませんが、それ以外の雑務の時間帯をタイムスケジュール上で組み替えることで、スムーズに仕事が進む可能性があります。
まずは、今のタイムスケジュールを書き出してみて、
・動きに問題がないか
・改善できる部分はないか
を考えてみましょう。

先に終わらせることのできる業務は前もって済ませておく

食事の片付けや排泄介助の物品準備など、事前にできる業務は先に終わらせておくことをおすすめします。
夜勤中は何が起こるかわかりません。
先に終わらせておいた業務が多いほど、不測の事態に陥った際にもロスが少なくて済みます。
記録なども後回しにせず、実施した後すぐ記入すると効率が良いです。

上司や同僚に相談してみる

自分一人では解決できない問題もあります。
例えば、
・洗濯物畳みが夜勤中の業務に入っているが対応できるほどの余裕がない
・コール頻回な利用者が重なり一人で対応できない
・転倒が相次ぎ対策に困っている
など、個人の工夫のみで解決できない問題であれば、上司や同僚に相談してみるのも一つの手です。
「一緒に対策を考えてほしい」と言う旨を伝えれば、力を貸してくれるかもしれません。

気分転換の時間を作る

夜勤に限らず、責任ある仕事を担う以上ストレスはつきものです。
溜め込んで嫌になってしまわないよう、たまには息抜きの時間も大切。
・休日は一人でカフェに行く
・ダラダラと動画を見る
・パワースポットに出掛けてみる
・自然と触れ合う
・友達とご飯を食べに行く
など、自分へのご褒美時間も忘れないようにしてください。
気分転換は、生活にメリハリをつける重要な時間です。

夜勤特徴が違う介護施設に転職してみる

現在、働いている施設の夜勤が「きつい」と思うなら、転職してみるのも一つの手です。
同じ介護業界でも、施設のジャンルによって夜勤内容に若干違いがあります。
しっかりと調べた上で転職すれば、自分に合った夜勤スタイルの介護施設に出会えるかもしれません。
各介護施設の夜勤の特徴は、次の項目で詳しく解説します。

介護施設の種類と夜勤の特徴

介護施設の種類によって夜勤内容に違いがあるのは、上記で説明した通りです。
夜勤スタイルに特徴があるのは以下の介護施設です。
・デイサービス
・グループホーム
・サービス付き高齢者向け住宅
・住宅型有料老人ホーム
・特別養護老人ホーム
・介護老人保健施設
ここからは、ジャンル別で、各介護施設の夜勤内容の特徴とその違いについて解説していきます。

少人数制のデイサービスやグループホーム

デイサービスやグループホームの夜勤は、対象の利用者数が少ないのが特徴です。
人数が少ないため、利用者全員に目が行き届きやすいのが最大のメリットであると言えるでしょう。
ただし、夜間スタッフが自分1人であることが多いため、緊急時の最初の判断をしなければならないということが、プレッシャーに感じてしまう可能性もあります。

介助量の少ないサービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホーム

サービス付き高齢者向け住宅や住宅型有料老人ホームは、自立度の高い利用者が多いため、比較的夜勤中の介護量が少ないのが特徴です。
そのため、腰に負担がかかりやすかったり、介護量が少ないほうが良いと思っていたりする方に特におすすめ。
しかし、一方でクリアな利用者が多いため、高いコミュニケーション技術が必要である場合もあります。

スタッフ数が安定している特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは大規模な施設が多く、スタッフ数も他と比べて多めです。
そのため、急な欠勤にも対応してくれる可能性も。
また、多床室であれば複数人のスタッフで夜勤をするため、1人でこなすのとは違った安心感があります。
その一方で介助量が他と比べて多いというデメリットも。
しかし、さまざまな方の介助経験を重ねることで、介護技術が身につくと考えればメリットであるとも言えます。

看護師が24時間いる介護老人保健施設

介護老人保健施設は、夜勤時に看護師が常住していることが大きな特徴です。
他の介護施設は、看護師はほぼオンコールであることから、すぐに頼れる常駐看護師が居てくれることは大きなメリットであると言えます。
また、万が一の事態にも医療行為ができる看護師が常にいてくれることは、迅速で的確な処置に繋がります。
一方で、介護老人保健施設は医療需要の高い利用者が多いため、介護士自身も医療的な知識を習得する必要がある部分も。
勉強をしながら他職種と一緒にケアを高めていきたい人には、おすすめの介護施設です。

まとめ

介護の夜勤は「きつい」ことも多いです。
しかし、夜勤の問題にマッチした対処法を実践すれば、それを改善することは充分可能です。
きつい代わりに、高収入であるなどメリットも多い夜勤。
記事を参考に、自分に合った対処法を実施し、「きつい夜勤」から「やりがいある夜勤」に変えていきましょう。

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