介護の転職ノウハウ

介護士のよくある退職理由は?円満退職できるコツをご紹介します

現在勤めている介護事業所が想像以上に大変な業務内容だった。もしくは、人間関係でトラブルを抱えて仕事に集中できないという悩みを抱えていませんか?
「転職先が今以上に厳しかったら…」「転職に失敗するのが怖い…」
このような悩みを抱えている介護士に向けて、後悔しない転職のコツをご紹介します。

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介護士によくある退職理由

介護士が今の職場を辞めたい、転職したいと思う時にはどのような理由があるのか。介護士の退職/転職でよくある理由は以下の3つです。

結婚・妊娠・出産などのライフスタイルの変化

介護の仕事は夜勤を含む不規則勤務、かつ体力的負担が大きいことが特徴です。そのため、結婚・妊娠・子育てなどの私生活との両立が厳しく、辞める人が多いです。また、人手不足により「産休・育休」がとりづらい職場環境も退職者増加の助長となっています。

職場の人間関係トラブルにより精神を患う

介護施設は閉鎖的な職場環境と多職種連携により、職員同士の人間関係が起こりやすいです。また、利用者のご家族の理不尽なクレームに、心が折れてしまうということも。精神を患い、業務に支障が出る可能性を考慮して退職する介護職員も多いです。

現在勤めている職場では自己成長や収入アップに限界がある

介護の仕事では、リーダー職や管理職、ケアマネジャーの資格取得など、目指せるキャリアプランが豊富な分、昇給制度が明確に整備されていません。今の勤め先では、収入アップや自己成長が見込めないと不安になり、転職を検討することも。また、「給与が低くて結婚できない」という不満から退職する人も多いようです。

職場への退職理由の伝え方

「職場の人間関係に強いストレスを感じている」「今の職場では自己成長の見込みがない」このような悩みを感じ、退職を考えているが、引き止められそうで不安。そもそも、退職したいという意思をいつどのタイミングで誰に伝えていいのか分からない。退職を考えているが、悩んで行動できない人に「退職理由の伝え方」を3つご紹介します。

退職報告は直属の上司に直接伝える

直属の上司に「大事な話があるので、10分ほどお時間頂けますか?」と事前に伝えます。退職の意思は同僚や施設長などに伝えると先に噂として職場全体に広まってしまいます。まずは、直属の上司に直接、退職理由と退職の希望時期を伝えましょう。

退職希望時期の1ヶ月以上前に退職報告する

退職報告は、最短でも退職希望時期の2週間前に報告すれば退職できます。しかし、退職希望時期の2週間前に報告をすると、業務の引き継ぎや有給消化が充分にできません。そのため、1ヶ月以上前に余裕を持って伝えておくと、スムーズに退職できます。

悩み相談ではなく退職の意思を伝える

退職報告をする際、前置きとして「職場の人間関係に悩んでいるのですが…」と伝えると、「具体的にどんなことで悩んでるの?」と尋ねられ、退職したいことが伝えられません。「家庭の事情で、来月末に退職します」と断言するように、直属の上司に伝えましょう。

「退職できない」退職理由はある?

「退職できない」「確実に引き止められる」といった、退職理由は存在しません。退職報告をする際の「言葉遣い」や「伝え方」が悪いと引き止められる可能性が高まるのです。

「職場で様々な悩みを抱えており、できれば退職したいと考えているのですが…」「先輩職員から強い言葉で叱責され、精神的に限界なので退職を考えています」「夜勤で体調を崩し、収入面でも不満があるので、退職を考えています」

上記のような伝え方では、退職したいという強い意思が伝わりません。

「人間関係で悩んでいるなら、部署異動することが可能ですよ」
「夜勤免除、収入を増やせるよう、事務と検討しますよ」
というふうに言われ、強く引き止められてしまいます。

退職の理由は難しく考えなくても、「一身上の都合で」だけでも充分です。
「家庭の事情で、1月31日をもって退職させて頂きたいです」と、退職の意思と退職希望時期をしっかり伝えるようにしましょう。

「家庭の事情」などの私情は通用する?

介護職員の退職理由で多いのが「家庭の事情」です。
しかし、いざ「家庭の事情」を理由に退職を伝えると、引き止められそうで不安。
デリカシーがない性格の上司に「家庭の事情って何?」を深掘りされそうで不安。
このような不安を抱えている人も多いですが、家庭の事情を退職理由にしても構いません。
家庭の事情に対して深掘りされた場合は、「プライベートのことなのでお伝えできません」とはっきり詳細を伝えることを断っても大丈夫です。

「家庭の事情」には具体的にどのようなものがある?

①親の看病や介護
・親の長期療養や介護が必要になったが、他に頼れる家族や親戚がいないため
・法定で決められている介護休暇日数を超える休暇を要するため、仕事との両立が難しい

②パートナーの転勤に伴う引っ越し
・妻が転勤することになったが、1人で子育てと仕事の両立ができないため
・夫が他県に転勤することになり、転勤に伴い引っ越しが必要になったため

③子供の進学
・子供が小学校に進学し、弁当作りや子供の勉強の監督など、することが増えたため
・子供と夫がそれぞれ他県への高校進学と転勤をすることになり、引っ越すため

引き止められやすい退職理由と対処方法

・「給料が安い」「夜勤や不規則勤務が多い」などの待遇面に対する不満
・「同僚に悪口を言われ、精神的に参っている」といった、職場の人間関係に対する不満

このような不満を退職理由として伝えると、引き止められる可能性が高まります。
会社内で改善が検討できるような不満はあえて言わないことが得策です。
そのため、職場での不満には一切触れず「家庭の事情で」「一身上の都合で」と伝えることで
スムーズに円満退職できます。

退職を認めて貰えない場合は?

直属の上司に退職理由を伝えたが、「引っ越しに合わせて転勤することも可能ですよ」「キャリアアップしたいなら、別部署への異動がオススメですよ」と提案され、退職できない。
直属の上司に退職の意思が伝わらず、退職を認めて貰えない場合は、退職届を提出しましょう。

「退職願」と「退職届」の違いは?

「退職願」は、口頭で退職の意思を伝えて合意を得た後、会社に提出する書類です。

例文)「この度、一身上の都合により、勝手ながら二〇XX年X月X日をもって退職致したく、
    ここにお願い申し上げます」

「退職届」は、会社側が退職の意思に同意しない際、会社に退職を通告するための書類です。

例文)「この度、一身上の都合により、勝手ながら二〇XX年X月X日をもって退職致します」

スムーズに退職・転職するコツ?

スムーズに「円満退職」を決め、転職するコツには、以下のようなものがあります。

・「人間関係トラブル」や「待遇面での不満」は退職報告の際に伝えない
・夏祭りやクリスマスイベント、花見会や初詣などのイベント前には伝えない
・退職報告前後から、引き継ぎに向けて業務マニュアルの作成を行う

引き止められることなくスムーズに円満退職するためには、会社への不満は言わないようにし、会社の状況を見極めて退職報告する必要があります。
会社への不満を伝えてしまうと、「改善するから辞めないで」と引き止められます。また、大きなイベント前は上司も多忙なため、退職を伝える時間がありません。そのため、状況をしっかり見て、伝え方や伝える時期を考えることが重要です。

まとめ 事前に計画を立て無駄のない退職・転職を

退職したいと思っているが、忙しい介護現場を見ているとなかなか言い出せない。そのような我慢や無理がつのりにつのると、大きなストレスを抱えることになります。
仕事をする上で、少しでもストレスを軽減して心身共に健康を保つことが1番大事です。
現在勤めている職場に強い不満がある場合や、退職を検討している場合には、円満退職のコツについて、しっかり情報収集することをオススメします。

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