介護業界を問わず、どの業界・業種の就職面接でも、就職面接の際に小論文を書くことが求められるケースが多くあります。介護職の就職面接では、どのようなテーマの小論文を書けばいいのかと、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。本記事では、介護職の就活で出題される小論文のテーマと、選考に選ばれるための書き方について解説します。
介護職の就活では小論文を書くことが求められる?
介護職の採用面接では、志望動機や応募者の自己PRについて質問されたり、簡単な漢字や計算、一般常識などの筆記テストをしたりするイメージを持つ方が多いです。しかし、介護職に限らず、どの業界・業種の採用面接でも、面接当日に小論文を書くことが求められるケースが増えています。テーマは、「近年ニュースで話題になった時事問題」や「応募者の介護に対する考え方」など。応募先の介護施設・介護事業所が指定したテーマに沿って、原稿用紙に記入します。
就職面接で小論文を書くことの目的
なぜ、介護職の採用面接では、面接当日に小論文を書くことが求められるのでしょうか。また、小論文の内容や字の汚さなどで、採用が不利になるのではと不安に思う方も多いはず
です。介護職の採用面接で小論文を書くことの目的は、以下の通りです。
・社会人として最低限必要な語彙(ごい)や、文章力が備わっているか確認するため
・介護や利用者様への対応、看取りなどに関する応募者の考えを確認するため
・日頃から介護分野の時事問題に深い興味関心を持ち、新聞やニュースを見ているかを確認するため
基本的に、企業の採用面接は30分~1時間ほどの時間で行われます。採用面接では、応募者がなぜ介護の仕事に就こうと思ったのかについてや、応募者の強み、長所・短所について質問されるのが一般的です。それは、応募者の考えや性格などが、応募先の経営理念・運営方針と一致しているかを確認するためです。しかし、限られた時間の中で、応募者の仕事に対する考えや性格を全て把握することはできません。そのため、指定のテーマに沿って小論文を書いてもらうことで、応募者の仕事に対する考えや人となりをチェックするのです。なお、小論文のテーマについては、日頃から介護分野の時事問題について、新聞やニュースでチェックしておくことで、慌てずにスムーズに書くことができます。
介護職の就職面接の流れ
そもそも、介護職採用面接は、どのような流れで行われるのでしょうか。介護職の応募から採用面接、入社までの基本的な流れは、以下の5stepです。
step1:応募
step2:履歴書での書類選考
step3:採用面接(1~2回行われる)
step4:職場見学
step5:入社
応募から採用面接、入社までの流れは、応募先の介護施設・介護事業所によって異なる場合があります。特に、人手不足が深刻化している応募先や、即戦力となる人材を募集している応募先は、面接当日に即採用となる場合もあります。また、職場見学を希望する場合、職場見学の後そのまま担当者と一緒に面接室に入り、面接を行うケースもあるのです。基本的な流れは決まっているものの、介護業界の採用面接は応募先によって、さまざまな方法や流れで行われることが多いです。そのため、応募者は臨機応変に対応することが求められます。不安に思う方は、面接当日の流れについて、面接前に事前に応募先へ確認しておくことをオススメします。
小論文で出題されるテーマとは?
介護職の採用面接では、具体的にどのような小論文のテーマが出題されるのでしょうか。ここからは、介護職の採用面接でよく出題される小論文のテーマをご紹介します。これから介護の仕事を始める方は是非、参考にしてください。
介護分野の時事問題について
「適切な介護サービスが受けられない『介護難民』に対して、介護職ができること」
「介護分野のニュースで今、最も気になっている話題について」
「社会保障の財源問題について、今後どうなると予想するか」
介護分野の時事問題に関しては、少子高齢化や介護難民、介護人材の不足など、新聞やニュースで取り上げられている話題がテーマになっています。応募者が日頃から、介護分野のニュースに興味を持っているかを確かめるために出題されます。どのような内容の時事問題でも的確に自分の意見を書けるよう、日頃から新聞やニュースを見ておくことが大切です。
ビジネスマナーに関して
「利用者様へのお茶の出し方について」
「利用者様に安心感を与えるコミュニケーションについて」
「大切な人を亡くしたご家族の方への対応・声かけの仕方について」
ビジネスマナーをテーマにした小論文を書いてもらうことで、採用担当者は「この人と同じ職場で一緒に働いて行けるか」を確認しています。また、利用者様への看取りケアに対応している介護施設では、ご家族の方への特別な対応が求められます。そのため、「看取り」や「人がなくなること」に対する応募者の考えが重視される傾向にあるのです。これから介護の仕事を始める方は、介護や看取りに関する自分自身の考えをまとめておくことが大切です。
選考に選ばれやすい小論文を書く
小論文に関して何も準備や対策をしていなければ、面接当日に焦ってしまい、時間内に書くことができなかったということになりかねません。事前に、面接案内メールにて「介護分野の時事問題について(400字詰め原稿用紙1枚)」などと、小論文のテーマを記載している場合もあります。しかし、ほとんどの介護施設・介護事業所では、「小論文の作成あり」と記載しているだけで、テーマについては面接当日に公開します。「事前にテーマが分からないなら、対策のしようがない」と焦る方も多いでしょう。ここからは、選考に選ばれやすい小論文を書くための事前対策を3つご紹介します。
新聞やニュースを見る習慣をつける
応募者の中には、普段新聞やニュースを見ない方や、別業界からの転職で介護分野に詳しくない方も多いです。そのため、時事問題や介護に対する考え方について小論文で問われても、うまく書ける自信がないと不安に思うことでしょう。そのような方はまず、新聞やニュースで介護分野に関する情報を収集することが大切です。朝の通勤時間や通学時間に、ネットニュースを見る習慣をつけるだけでも、面接対策につながります。
時間内に小論文を書く練習をする
採用面接では、限られた時間内に限られた文字数で小論文を書くことが求められます。そのため、面接対策として原稿用紙を購入し、小論文を書く練習をすることが重要です。「介護職を志した理由」や「介護の仕事に活かせる自分自身の長所」など、自分で考えたテーマに沿って、400字詰めの原稿用紙1枚を約1時間で書く練習をします。慣れてきたらテーマを変えてみたり、時間を早めてみたりしてみましょう。特に、「自分の考えを文章にまとめるのが苦手」という方にオススメの練習方法です。
学校のサポートを活用する
これから介護の仕事を始める方の中には、現在、福祉系の高等学校や専門学校、大学に通っている学生の方も大勢います。それは、介護の専門資格である「介護福祉士国家資格」の取得見込み者として、介護施設・介護事業所に応募できるからです。学生の方であれば、採用面接の小論文対策に、学校のサポートを活用することができます。福祉系の高等学校や専門学校、大学などの学校では、過去の就活生から得たデータを取り揃えています。例えば、「介護施設Aでは、漢字問題と時事問題に関する小論文が出題された」「介護事業所Bでは、筆記試験は一般常識問題だけだった」など。過去の就活生から得たデータをもとに、小論文の練習ができるため、面接当日に慌てずに済みます。
就活の小論文は事前対策が重要
介護職の選考に選ばれやすい小論文を書くためには、まずは介護分野の時事問題について、新聞やニュースで情報を得ることが大切です。また、「限られた時間や限られた文字数で文章を書くのが苦手」という方は、事前に何度も練習を重ねる必要があります。応募先の介護施設・介護事業所によっては、小論文以外にも筆記試験を行う場合もあるため、面接前に事前に確認しておくことで、面接対策がしやすくなります。
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