介護の仕事内容

看護助手の仕事内容と配属先の違い:病院・クリニック・介護施設の比較

病院や施設における看護助手の存在は、看護師にとって大きい助けになります。昨今ではコロナ禍もあり、医療の人手不足は深刻です。更には、感染の恐怖や迫害を受けながら、病気に立ち向かう仕事です。その中にあって、看護師の補佐をする看護助手の存在は、今後大切になってくるべき仕事です。今回の記事ではそんな看護助手の仕事内容を紹介していきます。

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看護助手とは

まず最初に、看護助手とは何かについてご説明いたします。看護助手とは、看護補助者やナースエイドと違う呼び名でも呼ばれています。いわゆる看護師のサポートをする職種です。看護師に比べると、患者さんの身の回りのケアを行う時間が多く、看護師が不足している医療業界で非常に重要な役割を担っています。また看護助手は、看護師や准看護師のように特別な資格がなくても働けます。なので、看護師を志すきっかけになる仕事としても注目される仕事です。当然ではありますが、看護師の資格はないため採血や注射といった医療行為を行うことができないという点が大きな違いとして挙げられます。

看護助手の仕事内容

この章では、看護助手の仕事内容についてご説明していきます。

看護師の補助業務

まずメインの仕事となるのが看護師の補助業務です。看護助手は、主に看護師の補佐的な役割としています。患者さんを呼んできたり、診察室へお連れしたり、問診票を受け渡したりなどの業務を行います。診察準備や検査時の対応が基本な仕事ですが、場合によって検査結果を医師に伝えたりなども行います。また、医療行為は行えませんが、処置の際に患者さんの体を支えたりなどの助っ人的役割を担うこともあります。

患者さんの身の回りのお世話

患者さんの身の回りのお世話も看護助手の仕事です。患者さんの身の回りのお世話は、元々看護師の仕事だったようですが、看護師の仕事量が多く、医療行為以外の仕事を一部補助する形になったようです。場所が違うだけで、行うことは介護士と似たような業務です。食事の配膳と食事介助、おむつ交換を含めて排泄介助、入浴介助や着替え着脱介助など患者さんの身の回りのケアです。

病院内の環境整備など

看護師と違い、看護助手には残念ながら医療行為の資格がありません。なので、看護師が多忙の時に看護助手の方が環境の整備などを行なってくれると非常に助かります。具体的な内容としては、病室や部屋の清掃、シーツ交換業務、医療器具の洗浄や備品の管理ですね。そのほかだと書類やカルテの整理や、看護師の行えない事務作業を担当することもあります。

配属先によって変わる看護助手の仕事

看護助手といっても、配属される場所によって行う業務は違ってきます。配属される場所別に、どう変わってくるのかをお伝えしていきます。

外来

外来の看護助手が担当する主な仕事は、通院する患者さんが処置を受けるための環境整備や準備が中心になってきます。その他にもストレッチャーや車椅子の搬送、器具の準備や補充、整理、滅菌といった事も行います。

病棟

病棟だと、入院している患者さんのお世話や看護師のサポートがメインになります。看護助手は病室のベッドメイクや清掃、食事の配膳と下膳、排泄介助、検査の付き添いなどを行います。

小児科

小児科では、病気を持つ子どもたちが安全安心に過ごせるような補助を行います。子どもの患者さんと話したり、泣いているのをあやしたりと、忙しい看護師の代わりに親身な対応を行います。

産婦人科

産婦人科では、妊娠中の方や出産間近の方、出産直後の方が大体を占めます。なので、看護助手には細やかな目配りや気配りが必要とされます。他にも、親と一緒にいる生まれたばかりの赤ちゃんのおむつ交換といったお世話も任されるようです。

整形外科

整形外科では、患者さんの誘導や移動介助、リハビリ機器の準備、着脱のお手伝いなどが中心になります。患者さんが怪我をしないよう注意しながら、リハビリの補助を行います。そのため体力も必要となります。

皮膚科

皮膚科では、診察や手術がスムーズに進むよう、器具の洗浄や診察室の清掃を行います。他にも受付や会計業務、電話対応などの事務系の仕事をする場合もあります。

眼科

眼科では、視力検査の補助や患者さんの誘導、移動介助が中心になります。診察の補助や器具の準備や片付けのほかに、受付業務、PC業務などの事務をすることもあります。

耳鼻科

耳鼻科の仕事内容は、大体が眼科と似ています。検査の補助や診察案内、カルテの整理などを行います。病院によっては患者さんの受付対応や電話対応、精算業務などの仕事も行います。

オペ室

看護助手は医療行為に携われません。なのでオペ室の仕事は医師・看護師が使う医療器具の洗浄や滅菌が中心です。オペの準備やオペ時の補助、オペが終わった後の手術台の清掃など大切な業務を幅広く行います。

内視鏡室

内視鏡室では、看護師の補助と環境整備を担当します。具体的には、内視鏡や資材の洗浄や管理、検体の移送なども仕事として行います。

中央材料室

中央材料室では、医療器具の洗浄や管理を行います。オペ室で使用された医療器具を洗浄・滅菌し、清潔を保つ仕事です。

クリニックや診療所

クリニックや診療所では、検診の準備や受付、会計、データ入力などを行います。これらを行うことで、看護師が医療業務に集中できるようになります。

看護助手のやりがい

では看護助手のやりがいとはなにか。この章では、看護助手のやりがいについてご説明していきます。

無資格でも看護の仕事を手伝える

看護師と違い、資格取得の必要がないため看護の現場を学びたい人にとっては魅力的と言えます。看護師にはなりたいけれど、実際の現場を見てみたい人は最初の入り口としていい職業だと思います。

専門知識や専門用語が学べる

例えば、将来看護師を志す上で専門の知識や、勉強では学べない現場の臨場感などのリアルを知ることのできる環境と言えます。さらに、専門知識を机上ではなく現場で学ぶため、試験などでも活かすことができるメリットもあります。

人の役に立っていることを感じられる

シンプルに感謝されることが多いです。仕事をして、誰かに「ありがとう」と言われるのは嬉しいものです。仕事の醍醐味とも言える魅力があります。

まとめ

コロナ禍でも浮き彫りになりましたが、医療業界は人材が不足しています。医者もそうですが、看護師も不足しています。その渦中にあって、看護助手の仕事は看護師の補佐的役割ではあるものの、その存在は非常に大きいと言えます。人材が不足しているということは、看護師の負担が大きいとも取れます。看護助手はその負担を軽減してくれる大切な存在です。読んでいただきありがとうございました。

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