「2024年度の介護福祉士試験について詳しく知りたい」と考えている方もおられるでしょう。そこで今回は、2024年度の介護福祉士国家試験の申し込み方法や合格基準について詳しく解説します。
2024年度における介護福祉士国家試験の概要について
ここでは、2024年度における介護福祉士国家試験の概要について紹介します。それでは順番に解説していきます。
2024年度の試験日
介護福祉士の試験日は、以下の通りです。実技試験は、2008年以前に福祉系高校などに入学した方が対象となります。
実務者研修を修了している方は、筆記試験に合格すれば介護福祉士になる要件を満たします。
・筆記試験:2024年1月28日(日曜日)
・実技試験:2024年3月3日 (日曜日) ※該当者のみ
試験会場
筆記試験は、以下35会場で実施されます。
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
実技試験は、東京都・大阪府で実施されます。
受験申し込み書の提出期間
受験申し込み書の提出期間は以下の通りです。過去の試験(第10回~35回)を受験された方は、インターネットで申し込みができます。初めて受験申し込みをする方は、郵送で「受験の手引」を取り寄せましょう。
・申し込み期間:2023年8月9日(水曜日)~9月8日(金曜日)まで
詳細は、公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページでご確認ください。
受験手数料
2024年度の受験手数料はは、18,380円でした。初めて受験する方は、「受験の手引き」に同封されている払込用紙で支払います。期間は8月9日(水曜日)~9月8日(金曜日)です。また、インターネットによる受験申し込みをされる方は、クレジットカード支払いかコンビニエンスストア支払いかを選択できます。
受験資格
介護福祉士の受験ルートは「養成施設ルート」「実務経験ルート」「福祉系高校ルート」の3つです。
「実務経験ルート」は、以下の2つを満たす必要があります。
・従業期間3年(1095日)以上かつ従事日数540日以上の実務経験
・実務者研修を修了
※参考: 公益財団法人社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験」
それでは続けて、介護福祉士試験の申し込み方法に関する説明に⼊ります。
介護福祉士試験の申し込み方法
ここでは、介護福祉士試験の申し込み方法を紹介します。インターネット上で手続きする方法と、郵送で手続きする方法があります。
インターネットでの申し込み:過去に受験した方のみ
インターネットで申し込めるのは、過去の試験(第10回~35回)で受験した方のみです。該当する方は活用を検討してください。資料を取り寄せる手間や郵送料が不要になります。
他にも、以下のメリットがあります。
・顔写真をプリントしなくてよい
・受験料をクレジットカードで支払える
・住所変更や氏名変更にも対応可能
インターネット受験申込サイトは、受験申し込み受付期間(8月9日~9月8日)に開設されます。
郵送での申し込み:初めて受験する方
初めて受験する方は、「受験の手引き」を郵送で取り寄せる必要があります。取り寄せる方法は、以下の2つです。
1.ホームページから請求する:7月上旬に開設される予定
2.郵便はがきで請求する
試験センターは、遅くても8月末までに請求するように公表しています。郵送には時間がかかるため、できれば7月中に請求しましょう。詳細は、以下のホームページを参照してください。
※参考: 公益財団法人社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験」
それでは続けて、申し込みから試験までの流れに関する説明に⼊ります。
申し込みから試験までの流れを確認しよう(2024年度)
ここでは、申し込みから試験までの流れを詳しく解説します。
①2023年7月上旬:「受験の手引き」請求開始
7月上旬になると、「受験の手引き」の請求が可能になります。受験概要や受験料の振込用紙が同封されているので、必ず取り寄せましょう。申し込みの受付は9月8日ですが、郵送には時間が掛かります。余裕を持って7月中には取り寄せておきたいところです。
②2023年8月9日~9月8日:申し込み受付
申し込み期間を1日でも経過すると、受付けは不可となります。期間内に申し込めるように、早めの提出を心掛けましょう。
③2023年12月上旬:受験票が発送
筆記試験の受験票が郵便はがきにて発送されます。
④2024年1月28日(日):筆記試験
いよいよ筆記試験です。体調を万全にして当日を迎えましょう。
⑤2024年3月3日(日):実技試験(対象者のみ)
実技試験は、2008年以前に福祉系高校などに入学した方が対象となります。
⑥2024年3月25日(月):合格発表
ホームページ上にて合格者が発表されます。また受験者に合否通知が郵送されます。それでは続けて、介護福祉士国家試験の申し込みに必要な書類に関する説明に⼊ります。
介護福祉士試験の申し込みに必要な書類
ここでは、介護福祉士試験の申し込みに必要な書類について紹介します。詳細は「受験の手引き」に記載されているので、確認してください。
以下が申し込みに必要な書類です。
・受験申込書
・受験用写真等確認票
・受験手数料振替払い受付証明書添付用紙
・実務経験証明書※
・従事日数内訳証明書※
・実務者研修修了証明書、または実務者研修修了見込証明書
・卒業証明書(福祉系高校を卒業した方のみ)
※印は、勤務先の施設に記入してもらう書類です。作成に時間が掛かる場合もあるので、期間に余裕を持って依頼しましょう。
それでは続けて、介護福祉士試験の試験科目と合格基準に関する説明に⼊ります。
介護福祉士試験の試験科目や合格基準など
ここでは、介護福祉士試験の科目や合格基準について紹介します。
試験科目
筆記試験は、以下11科目から出題されます。
1.人間の尊厳と自立、介護の基本
2.人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
3.社会の理解
4.生活支援技術
5.介護過程
6.発達と老化の理解
7.認知症の理解
8.障害の理解
9.こころとからだのしくみ
10.医療的ケア
11.総合問題
※2022年の試験時間は、10時00分~11時50分、13時45分~15時35分でした。
合格基準
試験の合格基準は、以下の通りです。
1.問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
2.1を満たした者のうち、以下の試験科目11科目群すべてにおいて得点があった者。
全11科目で得点しなければ、合格とならないので注意が必要です。「苦手分野で得点できなかった」とならないように、バランスよく学習を進めましょう。
合格率
厚生労働省によると、2023年1月に実施された第35回介護福祉士試験の結果は以下の通りです。
受験者数:79,151人
合格者数:66,711人
合格率 :84.3%(過去最高)
ちなみに第34回の合格率は72.3%、第33回は71.0%でした。近年、合格率は上昇しています。
まとめ
今回は、介護福祉士国家試験について解説しました。
2024年度の介護福祉士試験は、2024年1月28日に実施されます。申し込み期間は8月~9月ですが、「受験の手引き」は7月上旬から取り寄せが可能になる予定です。申し込みに一日でも遅れると、受付けはできません。余裕をもって、早めに行動しましょう。
過去に受験経験がある方は、インターネット上で申し込みができる可能性があるので詳細は試験センターのホームページで確認してください。
近年、介護福祉士試験の合格率は上昇傾向にあります。2023年1月に実施された試験の合格率は、84.3倍であり過去最高でした。ただし、出題される11科目すべてで得点しなければ不合格となってしまいます。バランスよく学習することが必要です。
今回の記事を参考に、介護福祉士試験への知識を深めていただければ幸いです。
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