介護の悩み

機能訓練指導員として働く上での実態とは?実際に経験した柔道整復師が解説

一つ目のあるあるは、「はりは痛い」と思われているということです。「はり」と聞くと縫い針やミシン針、注射針のような「針」が浮かぶのでしょうね。違います、「鍼」です。
鍼治療の時、切皮(せっぴ)といって皮膚を鍼が貫くときにぴりっとした痛みを感じることもありますが、腕の良い鍼灸師ですと切皮の時にも痛みを感じにくいです。補足として、「鍼は痛くない」ことを説明するときには「髪の毛と同じぐらい細いので痛くない」という文言はよく使われるあるあるです。

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あるある①超高齢化社会に向けて需要が高い

求人が豊富

日本は現在、超高齢化社会になりつつあります。そのため介護業界は全般的に需要が高まること間違いなしです。ヘルパーや介護福祉士などと共に、機能訓練指導員の需要もかなり高まっています。機能訓練指導員として働くには様々な資格が使えます。理学療法士や作業療法士、柔道整復師などの資格です。しかし、その資格を持っていたとしても資格者全員が介護業界に進むとは限りません。そのためまだまだ人手不足の事業所が多く、様々な求人が出されています。求人によって条件が異なるため、慎重に見てみましょう。

利用者様の争奪戦

介護業界は需要が高まっているため、どんどん事業所が増えていっています。そのため同じエリアに複数の事業所という地域も少なくないはずです。そうなってくると必然的に起こるのは、利用者様の取り合いです。超高齢化社会といっても高齢者の人数には限りがありますし、介護サービスを使用しなくとも生活できる方もいます。もし、高齢者が少ないエリアで尚且つお身体が元気な方が多かった場合、介護施設はどうなるでしょう?もちろん利用者様を獲得しないと経営が成り立たないため、他の事業所と利用者様の取り合いになります。取り合いになった際の利用者様側の判断基準は、施設自体が綺麗なことやスタッフの対応がいいこと、それに加えて機能訓練指導員のリハビリの質や対応力で判断される場合があります。

あるある②転職が多い

需要が高まっている介護業界。先程もお伝えしましたが、求人が多く出ているので働き方の好条件を求めて転職される機能訓練指導員も多いです。

転職が多い理由とは?

転職の理由として多い2つをご紹介します。1つ目は福利厚生や給与面での企業側と働き手とのギャップです。介護職の給与は介護保険料と利用者の方の負担(1割〜2割)の事業収入から支払われます。介護保険料は介護の認定度合いによっても変化してくるため、事業収入の波が激しくなります。例えば寝たきりの方(要介護5)と自分の身の回りが少しできにくくなった方(要支援1)がいる場合、もちろん寝たきりの方のほうが介護の手が必要になるため保険料も多く入ってきます。逆に支援程度で済む方は介護の手は最低限で済むため、保険料も低くなります。そのため、どんな人が介護サービスを利用しているかによっても企業側の事業収入が変わってくるため、働き手に給与として還元しにくいケースがあります。2つ目は人間関係でのトラブルです。機能訓練指導員は介護職の方と一緒の空間で仕事をします。そのためお互いの仕事について尊重しながら助け合う事ができなければなりません。また、働いている世代も幅広いので人間関係のトラブルが多い職種です。

活躍できる場所が多い

機能訓練指導員は基本的には介護業界で活躍することができます。介護業界と一括りにしてありますが、フタを開けてみれば活躍できる場所はたくさんあります。
介護施設は以下の6種類です。

・特別養護老人ホーム:介護度が要介護3以上の利用者が入居する施設
・介護老人保健施設:利用者の在宅復帰を目的とする施設
・デイサービス:在宅生活を送る利用者が通いで利用する
・有料老人ホーム:利用者一人ひとりに手厚い介護サービスを提供する施設
・ケアハウス:自立度が高い利用者が入居する施設
・グループホーム:認知症の診断を受けた利用者が入居する施設

一方医療施設でも働くことができます。医療施設は以下の2種類です。

・病院併設型リハビリテーション(デイケア):リハビリ希望の利用者が通いで利用する
・介護療養型医療施設:重度の要介護者に充実した医療処置とリハビリを提供する

これらをまとめると、何と8種類の施設で働くことができるんです。それぞれ施設によって求められる事も違うため、自分のスキルを活かすことができる施設に転職するというパターンが多くなります。

あるある③利用者様と「家族」のような関係になれる

マンツーマンが故の距離感を味わえる

機能訓練(リハビリ)は基本的にマンツーマンで行ないます。中には集団リハビリという形もありますが、機能訓練計画書をもとにそれぞれの課題に対して1対1で機能訓練を行なうのが一般的です。そのため利用者様の課題はもちろん、生活リズム、家族構成、趣味など様々な情報を聞き出しながら信頼関係を築いていく事も重要になります。そのため利用者様を「自分にとって特別な人」と考える人が多くいます。自分の親、自分の祖父母などど同等に想うようになるとより「この人のために何とかしてあげたい」という気持ちが芽生えてきます。

困っている人しか来ない

機能訓練と(リハビリ)は日常生活を取り戻し、社会復帰するためのものです。そのため必然的に今の日常生活に困っている、何とかしないと支障をきたしているという人しか集まりません。「困っている人の頼りになりたい」というのは生まれ持った欲求の中の『承認欲求』に分類されるため、より家族や特別な人として捉えやすくなります。

色んな症例を経験できる

困っている人の中でも色んな症例があります。私が経験してきた例を言うと、パーキンソン病という難病にかかって歩けなくなってきた、運動量が減って足腰が弱った、脳梗塞や脳出血で身体に麻痺が残った、箸を使って食事したいのにうまく手が使えない、などです。その施設によって症例も様々ですが、色々な方が利用される介護業界では経験値を積むにはもってこいの業界だと思います。

あるある④即戦力を求められる

機能訓練指導員として必須なスキルは以下の通りです。

リハビリのスキル

機能訓練指導員として働く上で1番重要な事は、利用者様のお困り事に沿った計画と、計画に沿ったリハビリ内容です。利用者様1人1人お困り事は異なります。その人たちのお悩みを解決できる方法を知っていないといけませんし、知らない場合は勉強をしなければお役には立てません。そのため働き始めても即戦力としてなれなければ利用者様のお困り事を解決するまでに莫大な時間と労力がかかる事になります。

介護や介助のスキル

機能訓練指導員は機能訓練だけをすればいいというものでもありません。介護業界に携わっているのであれば、介助のスキルも併せ持つ必要がありますよね。例えば歩行練習をする際なんかは歩行時の介助方法も知っていないと話になりません。無知の場合は最悪、転倒させてしまい今の状態から更に悪化してしまい、入院を余儀なくされる方もいます。

営業力のスキル

施設によっては利用する前に、一度体験をしてから契約する施設も多いのではないでしょうか?その場合は営業力も必須になってきます。機能訓練の場合、その施設でリハビリを受けたら今後どうなるのか?来なかったらどうなるのか?機能訓練をする意味をしっかりお伝えできないと始まりません。そのため、営業力のスキルも必須と言えるでしょう。

まとめ

ここまで機能訓練指導員として働く際のあるあるをお伝えしました。実際に働いたらどんな場面に遭遇するのか?どんなスキルがあるのか?どんなやりがいがあるのか?そういったことをご紹介してきました。介護業界は今後もっと需要が高まる業界です。今後機能訓練指導員として働こうと思っている方、今現在働かれていて悩んでいる方など、この記事を参考にしていただけると幸いです。

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