介護のスキルアップ

ケアマネジャー(介護支援専門員)も介護士も必見! 介護の根幹! 介護計画書の重要性とは

介護サービスの根幹とも言える介護計画書とは何なのかをご説明します。作成するケアマネジャーさんも、サービスを提供する介護士の方も学びになる1記事です。

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介護計画書とは何なのか

介護の現場で仕事をしている人で、普段の仕事中に介護計画書を意識して介護をしている人は少ないように感じます。実際筆者も、介護の現場で介護計画書を強く意識して仕事はしていませんでした。

ですが実際は、介護現場においてもっとも重要な役割を持つものとして介護計画書は存在します。介護計画書は「介護現場の屋台骨」と言っても言い過ぎではありません。
この章では「介護の屋台骨」の介護計画書についてご説明していきます。

介護計画書を一言でお伝えすると、介護を必要としているご利用者様が、介護を受ける際に必要とする書類のことを介護計画書と言います。ご利用者様が介護を受ける上でどのような課題を持っていて、これからどのような介護を受けたいのかを記載する書類です。この書類を元に、ケアマネジャー(介護支援専門員)が受けるべきサービスは何なのかを見極めてサービスの提案をしていきます。
そのため、介護を受けるご利用者様からすれば必ず通るべき入口のようなものと言えます。

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介護現場での介護計画書の重要な役割とは何なのか

介護計画書は「介護現場の屋台骨」と表現いたしました。
なぜかと言いますと、介護現場において介護計画書が非常に重要な役割を持つからです。どう言った点で重要な役割を持つのかをご説明していきます。

介護サービスを受けるために必要

前の内容でもお伝えした通り、介護サービスを受ける時に必ず作るのが介護計画書です。これを元に、ケアマネジャーがサービスの提案をしていくため、根幹として必要不可欠なものになります。この入口を通り、ご利用者様はサービスを受けることができるのです。

ご利用者様のことを詳しく知ることができる

介護計画書はどのようなサービスを受けたいかだけでなく、ご利用者様の簡単な経歴や出身、性格や好みなどもわかるように書類が作られています。これは現場の介護職員にとっても助かるものなのです。お互い初対面の関係で、一次情報が全くない関係からスタートする介護ほど過酷なものはないからです。

このご利用者様はどのような症状で、どのような介護をすればいいのか。他にも、どのような性格でどのような趣味があって、何が嫌いなのかなどを知ることができます。介護計画書があれば、現場で提供するサービスやご利用者様との関わり方なども知ることができて、介護職員も気持ちよくサービスを提供できるし、ご利用者様もサービスを受けることが可能なのです。
介護計画書はご利用者様と介護職員をつなげる橋渡し的役割もしているのです。

介護計画書は家族にとっても重要なもの

介護計画書はご利用者様の家族にとっても重要な役割を発揮しています。
なぜかと言いますと、ご家族にとって他者に介護をお願いするということは、ご自身の仕事や私生活などに影響があり、その手助けを必要としているということです。そんな環境下で、さまざまな情報を提供してくれるのが介護計画書です。パターン別にご説明いたします。

在宅介護の場合

在宅でのサービス開始となると多種多様なサービスを利用することになります。その時に、その各施設や介護士にご利用者様の情報をご家族が都度説明するのはかなり大変です。
そのため、ケアマネジャーに介護計画書を作成して貰えば大枠の情報は理解してもらうことができるため、最悪の場合ご家族が仕事などに出ていても介護士はその情報をあらかじめ読んで、サービスを提供することができます。お宅によっては、時間次第で家族がいることもありますが基本的には介護士に任せているところがほとんどで、仕事に出ていたり、プライベートの用事で外出しているお宅もありました。
そのため、サービスを提供する前は介護計画書は必読でサービスに取り組む必要があります。

特別養護老人ホームなどの施設系の場合

特別養護老人ホームやグループホームなど施設勤務の場合、介護計画書頼みの状況になります。基本的の、施設のサービスを受ける時ご家族が常駐で施設内にいることはありません。

例えば私の経験談ですと、施設に足を運んでらっしゃるご家族で1番よく来ていた方で毎日来ていた方がいらっしゃいました。そういう場合は、ご利用者様のことで聞きたいことがあれば聞くことはできますが、ほとんどの方が週に1回、多くても2、3回でした。毎日の方はほとんどいません。

そのため介護計画書や予備の書類から情報を仕入れて、サービスを提供する必要があります。なので、このような介護計画書などの書類は家族にとっては都度説明の機会を設けなくてもいいという点でいい働きをしており、介護士にとっても介護に集中する環境を提供してくれるのです。

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介護計画書を守る理由とは

少し固い話ではありますが、介護計画書はしっかり守りながらサービスの提供をする必要があります。

どうしてなのかをご説明していきます。

介護計画書は「介護の屋台骨」

「介護の屋台骨」の介護計画書は、利用者の状態や環境に合わせた介護サービスを継続して提供するために作成されているからです。
介護計画書は、先でもお伝えした通りそのサービスに関わる職員や関係者全員が見るものです。サービスをぶらさないためにも、関係者全員が守ってサービスを提供することが必要なのです。ありえないことですが、車椅子での移動が必要なご利用者様に歩行器を使用させていたら事故報告書を書くほどの事態です。
このように、介護計画書はご利用者様のサービスに一貫性を持たせる屋台骨的存在であり、守ることによりご利用者様の安全を守る役割があるのです。

介護職員間の連携的役割を持つ

施設系の職場だとあまり実感はないかもしれませんが、在宅サービスを受けているご利用者様にはこの連携的役割の実感があります。
在宅で介護を受けているご利用者様は、大体の人がデイサービスや訪問入浴、その他別の施設を利用していることがあります。
その事業所間で、ケアマネを交えたカンファレンスを一定の周期で開催します。
その時に、ご利用者様の状態や変化、サービス時の情報のすり合わせなどを行うのです。その事業所間での連携を図るときに、介護計画書は力を発揮します。
介護計画書の情報をもとに、各事業所はサービスを提供していますが、その変更や話し合いの過程で、他の事業所しか知りえないご利用者様の情報などもあるからです。
合わせてご家族も、話し合いの場に参加します。介護計画書は介護関係者とご家族との連携を図る上でも、重要な屋台骨的存在なのです。信頼の証とも言える代物です。

まとめ

介護計画書は「介護の屋台骨」です。それは、介護施設の仕事においてもそうですし、ご家族とご利用者様、事業所や施設の間の根幹になるものでもあります。
そのような意味で、介護計画書の重要性は無視できるものではなく非常に重宝されるべきものであると思います。この文章で、介護計画書の重要性が伝われば幸いです。

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