介護の仕事内容

ケアマネジャーとして地域包括支援センターで働きたい人必見!仕事内容やメリットを紹介

「地域包括支援センターでの勤務に興味があるけど、仕事内容が分からない」と考えている方も、おられるかもしれません。
そこで今回は、地域包括支援センターで働くケアマネジャーの仕事内容について解説します。また、地域包括支援センターで働くメリット・デメリットについても紹介しています。

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地域包括支援センターとは

地域包括支援センターとは、高齢者が地域で安心して暮らすことをサポートする機関のことです。市町村が直接運営したり、社会福祉法人や民間企業などに委託したりする場合があります。地域包括支援センターのケアマネジャーがケアプランを作成する対象は、「要支援1・2、予防介護が必要と認定された人」です。担当する利用者が要介護1〜5に認定されると、居宅介護支援事業所のケアマネジャーへ引継ぎ依頼します。
その他、地域包括支援センターの主な役割は以下のとおりです。

・高齢者の介護・医療・生活に関する総合相談窓口
・高齢者の人権や利益を守る権利擁護
・地域課題を把握し解決

以上のように地域包括支援センターの業務は、地域と密接に関係しています。
それでは続けて、地域包括支援センターに勤務する3つの職種に関する説明に⼊ります。

地域包括支援センターに勤務する3職種について

地域包括支援センターには、以下3つの職種を配置することが義務となっています。それぞれの職種について紹介します。
具体的には、

1.社会福祉士
2.保健師
3.主任ケアマネジャー

の3つです。
それでは、詳しく解説していきます。

社会福祉士

国家資格「社会福祉士」を所有していることが必要です。社会福祉に関する深い知識や技術を持っており、相談援助のプロフェッショナルと言えるでしょう。地域包括支援センターでは、主に介護・福祉に関する相談や権利擁護に関する業務を行います。保健師や主任ケアマネジャーと連携し、高齢者が抱える様々な問題を解決しているのです。
具体的な仕事内容は、以下の通りです。

・高齢者虐待への相談・対応
・悪徳商法の被害に遭った高齢者への対応
・地域サロンや認知症カフェの開催をバックアップ
・自治会長や民生委員との連携

保健師

地域包括支援センターでの保健師の役割は、高齢者の保健指導や介護予防です。高齢者の病気やケガなどを防ぐため、介護予防プランの作成を行います。他の職種と連携しながら、高齢者の健康を守っているのです。

主な仕事内容は、以下の通りです。

・介護予防プラン作成
・介護予防のための地域活動
・高齢者の健康に関する相談窓口
・地域と連携し高齢者を見守るためのネットワーク構築など

また地域包括支援センターによっては、「保健師に準ずる者」として看護師が配置されている場合もあります。

主任ケアマネジャー

主任ケアマネジャーはケアマネジャーの上位資格として2006年に創設されました。従来のケアマネジャーよりも「高度な知識と豊かな経験」が必要とされます。
主任ケアマネジャーの役割は、以下の通りです。

1.介護・医療・福祉などの福祉ネットワークを強化
2.新人ケアマネジャーへの助言・教育・相談
3.地域の特性を把握し介護課題を解決

以上のことを、地域包括支援センターで実施します。それでは続けて、地域包括支援センターに勤務するケアマネジャーの仕事内容に関する説明に⼊ります。

地域包括支援センターに勤務するケアマネジャーの仕事内容

ここでは、地域包括支援センターに勤務するケアマネジャーの仕事内容について4つを紹介します。
具体的には、

1.介護予防ケアマネジメント
2.地域課題を発見・解決する
3.権利擁護
4.居宅ケアマネジャーへの支援など

それでは順番に解説していきます。

介護予防ケアマネジメント

介護予防ケアマネジメントの対象者は、要支援・事業対象者の高齢者です。目的は以下の2つです。

1.高齢者が要介護状態になることを防いだり遅らせたりする
2.要介護になっても状態が悪化しないようにする

ケアマネジャーは上記を達成するために目標を設定し、利用者と共有します。利用者本人が目標を理解し、必要な介護サービスを利用し健康維持を目指さなければいけません。つまり利用者のための目標設定が非常に重要であると言えます。一定期間、取り組んだ後モニタリング・評価を行います。

地域課題を発見・解決する

個人的な課題のうしろには、地域特有の課題が隠れているケースが多くあります。地域包括支援センターは地域課題を発見するために、地域ケア会議を開催しているのです。地域ケア会議では、多職種が個別事例を通じて支援内容について検討し地域課題を明らかにしていきます。その上で、介護保険以外のインフォーマルサービスや地域ネットワークの充実につなげていくのです。

権利擁護

地域包括支援センターには、虐待や悪質商法などに関する相談窓口としての役割もあります。高齢者が安心して生活できるように、早期発見や被害防止を図るのです。
具体的には、以下の取り組みを行います。

・高齢者虐待について、市町村と連携し虐待から守る
・消費者被害を防ぐための取組や呼びかけ
・財産管理について不安を感じている方へ成年後見制度などの案内
・日常の金銭について管理が難しい方へ向けて日常生活自立支援事業を案内

以上のように暮らしや財産についても、高齢者の尊厳をサポートしています。

居宅ケアマネジャーへの支援など

地域包括支援センターは、地域の居宅ケアマネジャーへの支援・助言を行います。ケアマネジャーの技術向上は、高齢者が自分らしく生活するために必要だからです。ケアマネジャーは、困難事例など多くの悩みを抱えています。そういった悩みの相談を聴いたり、訪問に同行したりしてバックアップを行うのです。地域包括支援センターは日頃から事例検討会や勉強会を開催し、地域のケアマネジャーと交流し信頼関係を築いています。
それでは続けて、地域包括支援センターで働くメリット・デメリットに関する説明に⼊ります。

地域包括支援センターで働くメリット・デメリット

ここでは、ケアマネジャーが地域包括支援センターで働くメリット・デメリットについて紹介します。

メリット

地域包括支援センターでケアマネジャーとして働くメリットは、以下の通りです。

・勉強会などを主催する機会が多く、企画力がアップする
・自治会・行政・警察など多くの機関と連携するので視野が広がる
・地域のケアマネジャーと交流するのでブラッシュアップできる。
・直接介護は行わないので、体力負担は少ない
・夜勤はなく、週末休みであることも多い

デメリット

地域包括支援センターで働くデメリットは、以下の通りです。

・仕事内容が多岐に渡るため、マルチタスクをこなす能力が必要
・利用者へ直接ケアを提供できない
・担当件数が多くなる傾向にある

まとめ

今回は、地域包括支援センターで働くケアマネジャーの仕事内容について解説しました。地域包括支援センターとは高齢者が地域で安心して暮らすことをサポートする機関であり、社会福祉士、保健師、主任ケアマネジャーが配置されています。
地域包括支援センターに勤務するケアマネジャーの仕事内容は、以下の通りです。

・介護予防ケアマネジメント
・地域課題を発見・解決する
・権利擁護
・居宅ケアマネジャーへの支援など

以上のように多様な仕事に関わるため、ケアマネジャーとしてスキルアップできる機会も多いです。福祉分野だけでなく、医療分野や地域、警察などとも連携し課題を解決します。多くの業務に関わるためマルチタスクに対応できる能力が必要ですが、地域包括支援センターには夜勤がなく、週末に休日を取得することも可能です。「地域と連携しながら、在宅で生活する利用者を最前線で支援したい!」と考える方には、地域包括支援センターで働くのがおすすめです。
この記事を参考に、地域包括支援センターへ興味をお持ちいただければ幸いです。

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