介護の仕事内容

介護施設で働く管理栄養士の年収は?仕事内容も知りたい!!

介護施設の管理栄養士は、食と医療の専門的な知識をもち、栄養から体をケアするエキスパート。そんな食の専門職である管理栄養士はどれほどのお給料か気になりますよね。また、介護施設の管理栄養士の仕事内容もあわせてまとめてみましたのでぜひ最後まで読んでみて下さい。

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介護施設での管理栄養士の役割

介護施設では認知症の方、噛む事や飲み込む機能が弱くなった方、疾患を抱えている方など様々な高齢者がいます。管理栄養士は、高齢者一人一人に栄養ケアマネジメントをおこない、その人にあった食事を提供し、健康を維持または改善させる事が主な役割となっていきます。
また、特別養護老人ホームや老人保健施設では管理栄養士を配置し栄養ケアマネジメントをおこなうことで加算がとれるため、施設の管理栄養士は重宝されます。

介護施設での管理栄養士の平均お給料

厚生労働省の「令和4年度賃金構造基本統計調査」によると正社員の管理栄養士・栄養士の平均月収額はおよそ316,320円(ボーナスも含みます)となっています。

【内訳】
・平均基本給 208,140円
・平均手当額 48,270円
・平均一時金額 59,910円

・平均年収 316,000円×12カ月=3,795,840円

記載した平均年収は地域、経験、能力で大きく変わっていきます。「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、平均年収が367万円ほどですので、年々上がっているように見えます。介護施設はこれからもっと需要がでてくるので、今後も給料が上がることが期待できるでしょう。

介護施設の福利厚生や休日日数

福利厚生

基本的な福利厚生がある施設が多いです。交通費、産休育休、介護休暇、看護休暇、社内託児施設がある介護施設もあります。

休日日数

平均110日間の休日日数が多いです。施設は365日稼働しているため、休みは不定休の場合もありますし、管理栄養士は土日祝がお休みのところもあります。お正月など利用者に喜んでもらうために、いつもと違った食事を提供することがあり、厨房のお手伝いとして出勤することもあります。

管理栄養士と栄養士との給料の差

どちらも食のプロですが、管理栄養士と栄養士とのお給料の差はあるのでしょうか。厚生労働省からでている賃金構造基本統計調査では、管理栄養士と栄養士との給料の差は公開されていないため、わかりません。しかし、健康な方を対象としている栄養士より健康な方や傷病者などの様々な方を対象にできる管理栄養士は介護施設には重要な人物であるため、栄養士よりお給料は高めだと考えられます。より専門的な知識を学ぶためには管理栄養士の資格をとることをおすすめします。

管理栄養士の仕事内容

介護施設の管理栄養士は栄養ケアマネジメントをメインにしていますが、ほかにも様々な仕事があります。ひとつひとつ仕事内容を説明させていただきます。

給食管理

調理師が調理をすることが多いと思いますが、管理栄養士も調理をします。アレルギー食や疾病による禁止食がありますので、調理師や調理員へのマネジメント業務 を行います。食札という、利用者の名前と食事形態などが書かれた札と御膳が間違っていないかの確認 を必ず行います。ここを間違えると、誤嚥の危険性が高まるので、とても大事な作業と言えます。

 

献立作成

嚥下機能に合わせた食事や疾病によって個々人の栄養が計算された献立を作成します。
介護施設では病院と違って退院ということはありません。施設で暮らしているので、喜んでもらえる献立の工夫も腕の見せ所です。
噛む事や飲み込むことが難しくなった利用者に、やわらかい食事や飲み込みに配慮した食事を提供します。見た目や味が悪ければ、やはり食べてくれません。食べてもらうことが私たちの仕事なので、日々研究し改善していかなければなりません。

衛生管理

もし集団食中毒になったら…これは施設として死活問題となります。衛生管理はとても厳しく品質管理は万全ではなくてはなりません。衛生管理のため、様々な帳票管理も必要となっていきます。また、調理師や調理員への衛生の指導もおこないます。

栄養ケアマネジメント

施設管理栄養士のメインの仕事でもあります。施設利用者の低栄養の状態を判定して、多職種と協議(カンファレンス)し個々人にあった栄養ケアプランを作成します。カンファレンスでは、多職種と一緒に食事形態を決めたり、その人にあった食器を選定したりします。
また、管理栄養士は週に1回以上はミールラウンドを行い、食べている様子を観察しにいきます。日々モニタリングをおこない、低栄養を改善させ生活の質を高めていきます。
 

イベント食

月に1度や年に何度かイベント食を企画したりします。利用者は施設にいるとどうしても自由に外出ができないため、季節感を味わうことが難しいです。いつもと違う食事は利用者に大変喜ばれます。マンネリ化しそうな仕事も、イベントの日はいつもと違う仕事のため、気分転換にもなります。

求められる知識

求められる知識としては、認知症の高齢者が多くいるため、認知症の方の対応の仕方についても知識を持ち合わせていなくてはなりません。
例えば、認知症の方は食事を食べものとして認識できず、食べないこともあるからです。食器の色を変えてみたり、食事をする環境を整える工夫が必要となっていきます。
ほかに、摂食嚥下障害や調理の知識も理解しておくと、とても役にたちます。
そして、いがいとコミュニケーション能力も必要となっていきます。利用者と利用者家族に栄養ケアプランの説明や利用者の好きなものの聞き取りなどを把握しなければなりません。そして、その情報を多職種と共有し、よりよい生活にしていくために、協議しなければならないため、どうしても円滑なコミュニケーションが必要となっていきます。

1日の流れ

管理栄養士の1日の流れの一例です。参考にしてみてはいかがでしょうか。介護施設によっては調理兼務のところもあり、早番や遅番などの交代勤務のところもあり ます。しかし夜勤はないので、体に支障がでるような事はありません。

【8:30~】
・出勤
・朝食の確認
・多職種との申し送り
・調理師と調理員への申し送り

【9:30~】
・昼食の準備
・事務作業や納品食材の検品

【12:00~】
・昼食の確認
・ミールラウンド

【13:00~】
・休憩

【14:00~】
・カンファレンス
・事務作業

【17:30~】
・夕食の確認 退勤

まとめ

今回は介護施設で働く管理栄養士のお給料と仕事内容をまとめてみました。高齢化社会となり高齢者が増えるなかで、介護業界はますます需要が高まる時代となりました。それに伴い、年々年収もアップする可能性があります。
様々な事情で食が細くなり食べられなくなった高齢者に、調理や食事形態の工夫をこらす ことで、食べられるようになった時はとても嬉しく、やりがいを感じられる職種です。食は生命維持に必要不可欠であり、食から元気にさせる管理栄養士は素晴らしい仕事では ないでしょうか。

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