介護のスキルアップ

高齢者介護に必要なもの:重要なアイテムと必需品

高齢者介護を初めて行う人が悩むもの、それは介護用グッズで必要なものが何かです。本記事では何が必要かを説明していきます。

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高齢者介護に必要なものとは

高齢者介護を行う上で必要なものってなんだろうと、悩む人は多くいます。介護をする上で、必要なものの選別を初心者の方が行うのは、正直難しいです。本記事では、高齢者介護に必要なものについて説明していきます。

どのような身体状況かを把握

要支援、もしくは要介護になった高齢者の方がどのような身体状況かを把握するところから始めてください。例えば、歩行を自立して行うのが困難な場合は、ご利用者様の身体状況にもよりますが、歩行をサポートしてくれる福祉用具が必要になってきます。他にも、自宅で介護をする場合に自宅内に手すりは必要なのか、寝るときはベッドの方がいいのかなど、身体状況の把握が求められます。なので、まずはご利用者様の身体状況を把握してから考えるようにしてください。

住環境を整える

施設介護であれば、バリアフリーや環境設備ができているため、その点を1から考える必要はありませんが、在宅だと考える必要があります。今まで利用していた環境を、ご利用者様が最低限生活できるようにしなくてはいけないので、現在の状況でどうすれば在宅で介護できる環境になるのかを考えます。在宅介護でオーソドックスなのは、ご利用者様の自立度にもよりますが、極力階段を使わない環境設定になっている自宅が多いです。階段を使うことは、怪我につながることが多いので危険なのです。また、ご利用者様が生活しやすい導線づくりも大切です。

・布団からトイレは近いか。
・歩く導線上に、物などを置いていないか。
・転びそうなものはないか。
・何かあったとき、家族が近い場所に部屋を設置しているか。

このように、住環境1つをとっても気をつけなければいけない事はたくさんあるのです。

専門家に相談する介

ご利用者様の身体状況と、住環境に何が必要かを把握したけど、本当に合っているのか自信がない人もいると思います。そういうときは、担当のケアマネジャーに相談することをおすすめします。ケアマネジャーの資格保有者は、基本的に介護経験のある人がなっているので、経験者の考えも聞いて決めてみるのもいいです。余分な用具を使用せずに、費用を抑えることも大切なので迷ったらぜひ相談してください。

いろいろな福祉用具とその仕組み

ここからは、福祉用具についての説明を行います。最近は軽量で頑丈な福祉用具が増えてきています。一昔前までは、重い福祉用具が多く扱いも大変なものが多かったです。しかし、最近のものは軽く、女性の介護士でも腰を痛めずに軽々と持てるものが増えてきている印象です。

いろいろな福祉用具

福祉用具はいろいろあります。例えば以下のものです。

・車いす
・介護ベッド
・着脱しやすい衣類や靴
・食べやすいお皿などの食事用具
・スプーンやお箸等の食具
・ポータブルトイレ
・成人用紙おむつ
・歯磨きを助ける口腔ケア用品
・歩行を助ける杖や歩行器
・入浴を助けるイスや転倒防止マット 
・自宅につける手すり

以上が簡単な、福祉用具の内容です。

これだけみても、いろいろな福祉用具があります。メジャーじゃないものも福祉用具にはあるため、これら以外でも必要そうなものがあれば、ケアマネジャーに相談するといいです。

介護保険適用の福祉用具

介護保険が適用する福祉用具と、そうでないものがあります。筆者も、介護保険はどの福祉用具にも適用すると思っていましたが、そうでないものもあるのです。基本的にレンタル利用で、全部で13品目あります。要介護度に応じて利用できる福祉用具が設定されており、利用料は月額設定です。他の介護サービスと同じ仕組みで、利用者の所得に応じて1~3割の費用をご自身で負担していただく仕組みです。
以下が適用される福祉用具の内容です。

▼要介護4以上でレンタル利用が可能
・排尿または排便を自動で感知し、吸引する自動排泄処理装置

▼要介護2以上でレンタル利用が可能
・車いす(自走用、介助用、電動、電動四輪車)、車いす付属品(クッションや姿勢保持用品など)
・介護用ベッド、介護用ベッド付属品(マットレスやサイドレールなど)、床ずれ防止用具、体位変換器、
・移動用リフト
・認知症老人徘徊感知機器

▼要支援1以上でレンタル利用が可能
・手すり
・スロープ
・歩行器
・歩行補助杖(介護度に関係なくレンタル可能)

このように、全ての福祉用具が必ず保険適用の中にあるとは限りません。よく確認して考える必要があります。

各自治体で介護用品の支給支援

お住まい地域の自治体で、介護用品を支給してくれる制度の自治体もあるようです。例えば、東京都杉並区の例です。月額7,000円を上限に紙おむつや介護用品を支給してくれる支援があります。
おむつを持ち込めない病院に入院している方は、以下のようにおむつ代を最大月額7,000円まで助成しているのです。

・住民税課税世帯の方…月額7,000円を上限に、1割負担分を差し引いた額を助成
(例1)おむつ代に月9,000円支払った場合…月額上限7,000円-1割負担(700円)=月額助成額6,300円

(例2)おむつ代に月5,000円支払った場合…5,000円-1割負担(500円)=月額助成額4500円

・住民税非課税世帯または生活保護受給中の方…月額7,000円を上限に助成
対象は介護保険の要介護3以上でおむつが必要な方、または常時おむつが必要な要介護1・2の方が利用できます。

ご自身が住んでいる地域の自治体でも、介護用品支援をしている場合があります。貴重な支援は使うべきだと思うので、ぜひ自治体に確認してみてください。

高齢者介護で必要なものの選び方

高齢者介護に必要な用品や器具の選び方には、介護を受ける本人の状態や生活環境、介護者の体力やスキルなど、さまざまな要素が関わってきます。適切なものを選ぶことで、介護の質が向上し、本人のQOL(生活の質)が向上することが期待できます。ここでは、高齢者介護で必要なものの選び方について、解説していきます。

身体状況に合わせたものを選ぶ

先でもお伝えしたとおり、ご利用者様の身体状況に合った福祉用具を利用するといいです。基本的に、移動の時に必要なもので合ったり、食事の際に必要なもの、就寝の時に必要なものなどです。ご自身で判断がつかない場合は、ケアマネジャーとケアプランを考えた時に、相談するのもいいです。その他にも、友人知人に相談して決めてもいいかと思います。もう考えるのも大変だと思うときは、一旦ケアマネジャーさんの言う通りに決めてみるのも1つの手です。実際に使用してみて、必要そうでなければ変更するのもいいです。月額制なので、費用が抑えられるのもいいですね。

介護される側もする側も、嬉しくなる福祉用具を選ぶ

介護される側もする側も、ただ時間を消費するだけでは辛いと思います。福祉用具は、介護を受ける側はもちろんのこと、介護する側も嬉しくなるようなものを選ぶといいです。特に利用する、ご利用者様が充実感や楽しめるものであれば尚いいです。生活を有意義にするためのものですので、そう言う視点で選んでみてください。

他にもいろいろな福祉用具

福祉用具はスーパーやドラッグストアに専用コーナーがあります。しかし100円ショップでも購入できるって知っていましたか?例えば飲物をこぼさずに飲める「ストローコップ」や、食事の介助に活躍するシリコン製の「ソフトスプーン」は、100円ショップで販売されている幼児用品が便利です。他にも、体拭き用にたくさん使う「ウェットシート」や「使い捨ての手袋」やオムツを捨てる際に使う「消臭ゴミ袋」などの消耗品もそうです。カレンダーにポケットが付いていて薬を入れる「お薬カレンダー」も100円ショップで手に入ります。100円ショップであれば気軽に買いに行けるので、ぜひ活用してみてください。

まとめ

高齢者介護で必要なものは、多種多様で状況に合わせたものが多くあります。実際に介護を受ける人と、家族との間で吟味して、ケアマネジャーさんにも意見をもらいながら、いい福祉用具を選んでください。読んでいただきありがとうございました。

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