機能訓練指導員のキャリアアップについて

皆さんは、キャリアを形成していく上で何を大事にしていますか？
「自分がどんな目標を持っているのか」で、それを基盤にキャリアアップの方向性が決まり、具体的にどんなスキルをつけていくかが決まります。
今回は、介護の現場が柔道整復師にどのようなスキルを求めているのか、どのようなスキルを育みキャリアアップしていけるのかをお話ししていきます。

求人を紹介してもらう

やるべきこと①タスク管理
1. 何をしないといけないのか把握する
2. 重要度と緊急度を瞬時に判断する
やるべきこと②技術スキルアップ
1. SNSをうまく活用する
2. セミナーへの参加
やるべきこと③転職を視野に入れる
まとめ

やるべきこと①タスク管理

タスク管理とは、自分に課された仕事であったり自分の課題の優先度や緊急度の順位付けをして期日までに達成するための管理のことを言います。これができる事により仕事や作業の効率化を図ることができます。

何をしないといけないのか把握する

機能訓練指導員の仕事は
①利用者様の状態を評価する
②機能訓練計画書を作成する③リハビリを行なう
④利用者様とコミニケーションをとる
⑤日報を書く。

これらがメインの仕事となります。その他にも資料の作成であったり会社内で任される仕事も各々あると思います。まず大事になってくるのが、自分に何が課されているのか？どんな仕事をしないといけないのか？を把握することです。任された仕事を忘れていないか、期日はいつまでなのか、それはどんな内容なのか、これらを把握しておかないと仕事になりません。

重要度と緊急度を瞬時に判断する

何をしないといけないかを把握できたら、次は順位付けです。順位の付け方は主に4つあります。

①緊急かつ重要
②重要だけど緊急でない
③緊急だけど重要でない
④緊急でも重要でもない。

この4つです。①の場面を例えると、利用者様が施設内で転倒した場合です。転倒した場合はすぐにかけつけて怪我がないかの確認や転倒に及んだ原因をすぐに探ります。原因を追求しなければまた他の転倒に繋がってしまうからです。
逆に④はどうでしょう？緊急でも重要でもない場面を例えると、スタッフ間で愚痴を言い合っている場面です。業務連絡となると重要度は上がりますが、愚痴を言い合うだけの場面は緊急でも重要でもありませんよね。スタッフ間のコミニケーションは必要かと思いますが、仕事中に愚痴を言い合っていると人間関係のトラブルにも繋がるため、必要かそうでないかは瞬時に判断しましょう。

やるべきこと②技術スキルアップ

機能訓練指導員は技術職でもあるため、利用者様からの要望に応えれるよう準備をしておかなければなりません。レベルアップの仕方でお金を使わずにできる方法や、手っ取り早い方法を私の経験をもとにお伝えします。

SNSをうまく活用する

まずはなんと言ってもSNSを活用するということです。今は色んなSNSで莫大な情報が流れています。中には機能訓練の内容であったりマッサージの方法などもSNS内にあり、しかもお金をかける事なく学べるためオススメです。
私もよく某SNSをよく見て参考にしています。キーワードで検索をすると関連したリハビリ内容が出てくるので、機能訓練のアイデア探しやレクリエーションの参考にするのも良いでしょう。例えば、脳梗塞で半身麻痺が残った利用者様の機能訓練メニューに悩んだ際は「脳梗塞　リハビリ」などのキーワードで検索をかけると驚くほど出てきます。機能訓練指導員が複数名いない施設でもSNSで調べる事で強力な助っ人ができます。
更にすぐ情報が出てくるため自分で考えるよりも早く、要望に応えれるアイデアが見つかる可能性が高くなります。その反面、SNSからの情報収集にもデメリットがあります。情報が多い故にどれを取り入れればいいかわからなくなるということです。何でも取り入れればいいというものでもありません。

セミナーへの参加

お金と時間をかけてセミナーに参加するということです。セミナー参加の利点は、SNSの情報よりも更に質の高い機能訓練を提供できるようになるという事です。セミナーには志の高い人ほど集まってきます。
なぜならお金を払ってでも習得したい事があるからです。また、オフラインのセミナーですとその場で自分の目で確認しながら、自分の身体で体感しながらセミナーを受けられるという事がSNSとの大きな違いではないでしょうか？
セミナー参加のデメリットとしてはお金がかかること、会場に行かなければならない等が考えられます。デメリットの面が苦ではない方は是非セミナーに参加してみることをオススメします。新たな発見が必ず待っています。

やるべきこと③転職を視野に入れる

スキルアップを目指して多くの技術職の方が選ぶ方法が『転職』です。同じ環境でずっと続けるのも大事ですが、視野を広げて環境も人も違う場所で様々な症例を見れるという利点があります。直接経験値として繋がりやすくなります。

今の環境に満足しているか考える

まずは自分の心に問いかけてみてください。「今の環境で本当にスキルアップできるのか？」「今の仕事に満足できているのか？」職場内で色んな刺激を常にもらっている人は「満足している」と答える人が多いと思います。
機能訓練指導員も含めた技術職にとって重要なのは、向上心や探究心です。どうしたらもっと良くなるのか、効率よく働くにはどうしたらいいのかを考えて行動して実際に自分の成果として繋がると、達成感から「満足」と感じるようになるでしょう。もし、働いていて「毎日同じことばかりしている」「刺激がなく満足していると到底思えない」といった考えが浮かんだ方は転職という事も視野に入れてみましょう。

他の求人と比較してみる

転職を視野に入れた方は実際に今働いている所と、違う会社の求人情報を見比べてみましょう。求人情報には給与や待遇のほかにもどんな事が求められるのか？この会社に入ったらどんなメリットがあるのか？などが記載されている場合があります。また、実際に見学に行って働いているスタッフに直接聞いてみる事も有効です。

理想の働き方を模索する

一つの会社の働き方に捉われず、他の会社も見てみる事で自分の理想の働き方を見つけるキッカケにもなります。例えば認知症の利用者様が多い施設と、脳梗塞の後遺症が残っている利用者様が多い施設では求められるスキルも全然違います。要支援の利用者様が多い施設と、要介護の利用者様ばかりの施設でも全く違います
。主な仕事自体は一緒ですが、身体的な負担や精神的な負担なども大きく違ってきますし、給与面に響く場合もあります。自分はどんな人の役に立ちたいのか？どんな環境が理想なのか？を模索するキッカケとして転職を視野に入れると新たな発見に繋がるかもしれません。

まとめ

スキルアップする為にやるべきことを３つに分けてご紹介しました。一つ目はタスク管理。二つ目は技術スキルアップの方法。三つ目は転職を視野に入れる。特に一つ目と二つ目をやっていくと様々な刺激を受ける事ができるため、今よりもっとやりがいを感じやすくなると思います。それでもまだ足りない、何か違うと思った方は三つ目の転職をキッカケに視野を広げてみてください。きっと自分に合った方法が見つかる事でしょう。

「ミラクス介護」では、あなたの転職活動を求人紹介から入職決定まですべて無料でサポートさせていただきます。

ミラクス介護とは？

ミラクス介護の特徴