健康型有料老人ホームの魅力！求人状況やメリット・デメリットを解説します

健康型有料老人ホームをご存じですか？
健康型有料老人ホームはその名の通り健康で自立した方が入居する施設で、アクティビティ施設が充実しているのが特徴です。
今回は健康型有料老人ホームについて、その特徴や働く職員の仕事内容、メリット・デメリットを解説します。
本記事を最後まで読んで、健康型有料老人ホームについての理解を深めましょう。

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健康型有料老人ホームとは？

健康型有料老人ホームとは、介護を必要としない自立した高齢者のための施設です。
健康で介護を必要としなくても一人暮らしに不安を感じている方、ほかの入居者と楽しく過ごしたい方などが入居されています。
健康で元気な高齢者が入居されているため趣味や娯楽に時間を費やせる施設が多く、カラオケルームや麻雀ルーム、トレーニングジムなどのアクティビティ施設が充実しています。
健康型有料老人ホームでは食事や掃除などの生活支援サービスを提供しますが、介護サービスの提供はありません。介護が必要な状態になったら、退去や転居を求められます。
健康有料老人ホームについて、以下のポイントを詳しく解説します。

・入居条件
・費用
・設備

入居条件

健康型有料老人ホームに入居できる年齢は、多くの施設が60歳以上としています。自立した高齢者が対象で、看取りケアや認知症ケアはないため要介護状態になると退去または転居しないといけません。入居しても、終身利用には対応していないのです。
また、入居時には一時金や利用料の支払いができるかどうか、資産や収入などの調査があります。

費用

健康型有料老人ホームへ入居するためには、入居一時金が必要です。入居一時金は施設によってさまざまです。入居一時金がかからないところもあれば、数千万円のところもあります。また、月額利用料は10万円から40万円といったところでしょう。

設備

健康型有料老人ホームは、入居費用が高額な分理美容室や医務室などを備えています。さらに共有ルームとして、カラオケ・麻雀卓・プールなどアクティビティ関連施設を充実させている施設も多いです。

ほかの老人ホームとの違い

健康型有料老人ホーム以外にもさまざまな種類の有料老人ホームがあり、それぞれ入居条件や提供されるサービスが違います。
ここでは健康型有料老人ホームと、以下にあげる二つの施設との違いについて解説します。

・サービス付き高齢者向け住宅
・住宅型有料老人ホーム

サービス付き高齢者向け住宅との違い

サービス付き高齢者向け住宅は、国土交通省と厚生労働省が共同管轄している賃貸住宅で、介護や支援が必要な方も入居可能です。サービス付き高齢者向け住宅で働く職員は、安否確認と生活相談が主な仕事です。身体介助には適宜対応しますが、基本的に介護業務は行いません。

住宅型有料老人ホームとの違い

住宅型有料老人ホームは、自立した高齢者が対象です。職員は食事・洗濯・清掃などの生活支援サービスの提供が主な仕事になりますが、イベントやレクリエーションにも対応します。
また、介護が必要になった場合は、訪問介護サービスが利用できます。

健康型有料老人ホームの仕事内容

健康型有料老人ホームで働く介護職員は、以下にあげる仕事を行います。

・生活援助（配膳やあと片付け）
・家事援助（洗濯・ゴミ出し・掃除）
・生活相談対応
・イベント・レクリエーションの企画・実行
・施設設備の管理

直接的な介護はありませんがイベントやレクリエーション活動が盛んなため、アクティビティ施設の管理やイベント・レクリエーションの企画実行の仕事が多くなります。

健康型有料老人ホームで働くメリット

ここでは、健康型有料老人ホームで働くメリットを紹介します。
健康型有料老人ホームで働くメリットは、主に以下のものになります。

・身体的な負担が少ない
・利用者さんの楽しむ姿がみられるのでやりがいにつながる

身体的な負担が少ない

身体介護はほとんどなく、洗濯や掃除、ゴミ出しのような生活援助に限られます。介護の仕事に肉体的な負担を感じている方には、ピッタリでしょう。
ただし、レクリエーションが盛んなので、人を喜ばすことが仕事になります。場を盛り上げるのが苦手な方には、難しいかもしれません。

利用者さん楽しむ姿がみられるのでやりがいにつながる

利用者さんは健康で元気な方ばかりで、自立した生活を送っています。毎日をいきいきとすごし、シニアライフを謳歌している利用者さんの姿がみられるのは、やりがいにつながるでしょう。

健康型老人ホームで働くデメリット

健康型老人ホームで働くのはメリットばかりではなく、デメリットもあります。
以下に、健康型老人ホームで働く主なデメリットを掲載します。

・身体介護のスキルが磨かれない
・キャリアアップが難しい

身体介護のスキルが磨かれない

健康型老人ホームでは、身体介護サービスを提供しないため、身体介護に関する経験が積めません。また、認知症の方や医療的ケアが必要な方もいないため、介護技術を磨く機会が得られず介護のスキルアップは厳しいものがあります。

キャリアアップが難しい

健康型老人ホームでのキャリアは、転職のさいに介護のキャリアとしては参考にされない可能性があります。ほとんど介護業務を行わないため、介護の技術や経験を積み上げたとはみなされません。
介護の業界でさらにステップアップしたいと考えている方には、向かない職場といえます。

健康型有料老人ホームにあっている方の特徴

健康型有料老人ホームは、身体介護がない代わりにレクリエーションが多いのが特徴です。
以下にあげる特徴を持った方は、健康型有料老人ホームに向いているといえます。

・コミュニケーション力が高い
・イベントやレクリエーションを盛り上げるのが好き

コミュニケーション力が高い

コミュニケーション力が高い方は、健康型有料老人ホームに向いています。健康型有料老人ホームに入居されるかたは、健康で自立している方ばかりです。また、入居の目的も、さまざまな方と交流したいと考えている方が多いです。
そのような方の話し相手になるのはもちろん、利用者さん同士の仲をつないだり、時には悩みを聞いたりとコミュニケーションは欠かせません。高いコミュニケーション力は、必須の力といえるでしょう。

イベントやレクリエーションを盛り上げるのが好き

その場を盛り上げるのが好きな性格も、健康型有料老人ホームにあっています。健康型有料老人ホームでは身体介助を行いませんが、その分レクリエーションに力を入れています。レクリエーションを率先して企画し実行するのも、スタッフの重要な仕事になるのです。
イベントやレクリエーションが大好きな方は、健康型有料老人ホームで活躍できるでしょう。

健康型有料老人ホームのまとめ

健康型有料老人ホームは、健康で自立している方が入居する施設です。そのため、職員は洗濯や掃除などの生活援助やレクリエーションなどが中心になります。介護保険施設のような身体介助を行わないため身体的な負担は少なくなりますが、介護技術や経験の積み上げが期待できません。
しかし、健康で自立しているとはいえ、一人暮らしは不安なものです。そのような不安を感じている入居者さんのシニアライフを支えるのは、やりがいのあるお仕事でしょう。本記事を読んで健康型有料老人ホームに興味を持たれた方は、近くにある施設の情報収取から始めてみましょう。

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