介護のスキルアップ

高齢者のよだれの悩みや原因、介護現場で実践できる対処法を紹介します

唾液は私達人間に必ずあるものですが、それが増えすぎてしまい困っている高齢者もいます。よだれが多く飲み込めないことで発生する悩みは多いです。よだれで悩んだら適切な対処法で、症状を緩和し、悪化を予防したいものですよね。
そこで、この記事では、よだれが増えてしまう原因とそれによる悩み、対処法を解説していきます。記事を参考に各利用者に合った対処法を実践してみてください。

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高齢者介護でのよくあるよだれの悩み

高齢者の介護をしているとよだれにまつわる悩みを抱えることがあります。
特によくあるよだれの悩みは以下の3つです。

・よだれが多すぎて食事が上手く飲み込めない
・よだれの多さで誤嚥しないか心配
・口元がただれやすい

ここからは、上記のよくあるよだれの悩みを3つについて更に詳しく解説していきます。

よだれが多すぎて食事が上手く呑み込めない

よだれの原因が口腔機能の低下によるものである場合、嚥下機能も低下している恐れがあります。よだれが多いのに食事をすると、飲み込むことが困難になってしまうケースも。口にいれた食事が大量のよだれによって外に押し出され、口から食事が出てしまうのです。

よだれの多さで誤嚥しないか心配

よだれが多すぎて飲み込めない場合、誤って気管に入ってしまわないかという懸念点もあります。気管に入ってしまった場合、誤嚥性肺炎のリスクは高いです。誤嚥性肺炎により、状態が悪化するケースも。よだれは、場合によっては命にかかわるものであるため、最悪のケースを想定し、不安を感じる介護者も多いです。

口元がただれやすい

常に口からよだれが出ていると、口元が荒れやすくなってしまいます。軟膏を塗布しても、またよだれで流れてしまうため、対策も難しいのが現実です。
また、口元のただれから、さまざまな感染症にかかってしまったり、悪化して皮膚疾患に繋がったりするリスクもあります。

よだれが増えてしまう原因

健常者は唾液を無意識のうちに飲み込み、口の中に溜まるということはありません。しかし、なんらかの原因でよだれが口腔内に溜まってしまう高齢者もいます。
よだれが出るのは、主に以下の3つの原因が関係している可能性があります。

・口腔機能の低下
・薬の副作用
・病気によるもの

ここからは、よだれが出る3つの原因について更に詳しく解説していきます。

口腔機能の低下

高齢になると舌や唇などの口腔機能が低下し、口が閉じにくくなります。嚥下機能などの低下で食べ物が食べにくく、唾液と一緒に流れ出てしまうこともあります。口腔機能が徐々に低下していくことでよだれがでてしまうのも高齢者に多い現象です。よだれが多すぎて、最終的にたん吸引を要する場合もあります。
更に、加齢により自律神経の働きが悪くなったり、高齢になるとさまざまな病気にかかるリスクが増え、体調を崩しやすくなるのも原因の一つではないかといわれています。
また、口腔内の筋肉が徐々に衰え、入れ歯が合わなくなりよだれが出るようになるということもあるようです。

薬の副作用

薬の副作用でよだれが出やすくなる方もいます。特に、睡眠導入剤や抗精神薬など、脳に作用するような薬は口の筋肉に副作用が出やすく、服用を続けているとよだれが出てしまうことも。ぼーっとしてよだれを出す回数が増えた場合には、薬の副作用を疑いましょう。
薬の副作用である場合の症状はよだれが出るだけでなく、呂律が回らなくなったり、寝ている時間が増えたりと他の症状が一緒に出ていることも多いです。生活に支障をきたす場合は、主治医に相談してみても良いかもしれません。

病気によるもの

口腔内によだれが増えたのは、病気によるものの可能性もあります。
特に以下のような病気は、よだれが増える可能性が高いです。

・口内炎
・扁桃炎
・パーキンソン病
・脳卒中
・がん

口内炎や扁桃炎は一時的なものであることが多いですが、パーキンソン病や脳卒中の影響でよだれが出てしまっている場合は、今後も続く可能性が高いため対策が必要です。また、上記で紹介した病気以外にも認知症によりよだれが出てしまう場合もあります。

認よだれが出る時の対処法

よだれが増えたり、流れ出てしまったりした時に、悪化を防ぎ緩和させる対処法があります。
よだれが出る時の対処法は主に以下の5つです。

・口腔体操を行う
・口腔ケアを徹底する
・誤嚥予防を行う
・コミュニケーションを取る
・介護用エプロンを上手に活用する

ここからは、5つの対処法について詳しく解説していきます。
利用者に合う対処法が見つかったら、是非参考にしてみてください。

口腔体操を行う

高齢や病気で口腔機能が低下している場合、口腔体操などのリハビリを取り入れることが効果的です。
口腔体操を行う場合は特に以下のようなトレーニングをしましょう。

・パタカラ体操などの発語練習
・舌の体操(上下左右に動かしたり引っ込めたりする)
・顔のマッサージ
・歌をうたう

口腔体操は個別でも可能ですが、介護施設の場合なら集団で行うのもおすすめです。食前などに、みんなで楽しく発声練習をしましょう。

口腔ケアを徹底する

口腔機能を維持・向上させるには、口腔ケアを行うことが大切です。毎食後丁寧に口腔ケアをするようにしましょう。口腔ケアを嫌がる利用者には、優しく声掛けをし、ゆっくりと進めてみると継続できるものです。
特に、歯だけでなく舌や口の中全体を清潔にすると効果的。口腔ケアと口腔体操を組み合わせるのもおすすめです。

誤嚥予防を行う

よだれが多いことで一番懸念されるのが、誤嚥です。自分のよだれを飲み込んでしまい気管に入ってしまえば大変です。場合によっては、誤嚥性肺炎を起こしてしまう恐れもあります。
利用者本人がよだれを出せたらいいのですが、自分で出せないこともあるでしょう。その場合は、綿花で拭ったり、たん吸引したりするなど、安楽に過ごせるように介護者が対応しましょう。
また、普段から利用者本人が上手く誤嚥を防げるように、「むせる力」をつける咳払いの練習を兼ねた口腔体操をしてみるのも効果的です。

コミュニケーションを取る

コミュニケーションを取り、発語を増やすことで自然と口腔機能の低下を緩和させることができます。よだれが多い利用者には、積極的にコミュニケーションを取るようにし、発語を促すことに努めましょう。
また、コミュニケーションにより、ストレスが緩和されると、よだれが減る可能性もあります。利用者の様子や気持ちも理解できるため、よだれ対策にコミュニケーションを取ることはおすすめです。

介護用エプロンを上手に活用する

よだれが常に出てしまう場合は、介護用エプロンを使用するのもおすすめです。最近の介護用エプロンは、首回りに負担をかけず軽いものも出ています。
特によだれが出る時間帯だけ使用すれば、衣服の汚れや肌のただれを防いでくれます。ただし、エプロンを嫌がる利用者もいるので、無理強いはしないようにしましょう。

まとめ

よだれは、さまざまな原因により増えてしまうものです。よだれによる悩みを解決するためには、まず利用者のよだれの原因を探すことから始めましょう。
また、よだれが増えることで懸念されるのは誤嚥性肺炎です。記事の対処法を試しながら、しっかりと誤嚥予防をしましょう。原因と利用者に合った対策に努めることが大切です。

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