介護のスキルアップ

介護に携わる方おすすめの映画7選!介護関係者なら共感する!

今回は、介護士におすすめの映画を紹介します。「介護にスポットをあてた映画は、救いのない暗い映画ばかり」と思っていませんか?
たしかに中には、社会問題にスポットをあてたお堅い映画もあります。しかし、そのような映画ばかりではありません。中には、痛快な映画やくすっと笑える映画もありますよ。
今回紹介する映画は、どれも楽しめてかつ介護にも役立つものばかりです。普段映画を観ない方でも本記事であらすじを読めば、あなたのアンテナに引っかかる映画がきっとあるはず。ぜひ最後までお読みください。

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ペコロスの母に会いに行く

映画「ペコロスの母に会いに行く」は岡野雄一さんによる漫画の映画化です。男性が一人で親の介護をするのは非常に大変なことですが、この映画では介護をつらいものとして描いていません。むしろ、主人公と認知症の母親との交流に、涙をながしつつほっこりさせてくれる映画です。年を取ることだけでなく、認知症になることでさえも肯定的にとらえる視点は、介護をしている方に特に共感できるのではないでしょうか。
この映画では介護の仕事をしているとなかなか想像できない、認知症の方やその家族の思い、歴史などにスポットがあてられています。そのこともあって、介護にたずさわる方にぜひ見ていただきたい作品として取り上げてみました。ちなみに「ペコロス」とは「小さな玉ねぎ」という意味だそうです。映画の中でははげかけた主人公の愛称として用いられていますよ。

100歳の華麗なる冒険

おじいさんのアランが100歳の誕生日に入所施設から脱走した!
実はこのアランさん、かつては爆弾の専門家としてさまざまな歴史的事件に関わってきた方なのです。脱走の道中に、個性的な仲間たちといろいろなトラブルを乗り越えていくお話です。介護施設で働いていると、どうしても今現在の入所者さんしかわかりません。それは仕方ないのですが、一人ひとりの利用者さんの背景には、とてつもないドラマが(それこそ映画になるくらい)あるはずです。100歳のアランさんが織りなす痛快劇を観たあとは、きっと入所さんを見る目も違うものになっているはずですよ。

しわ

主人公のエミリオは認知症になり、息子夫婦によって施設へ入所することになります。初めは施設になじめなかったエミリオでしたが、友人になったミゲルと交流するうちに次第に施設での生活に慣れてくるのでした。しかし、徐々にエミリオの認知症が進行していき、物語は結末へと向かっていきます。介護する者が見過ごしがちな、認知症を患っている方の不安や恐怖を十分に表現している映画です。
特に、徐々に認知症が進行しているのを感じているエミリオが「自力で動くことができないものが行く、2階部屋の存在」を、ミゲルから聞かされたときの恐怖は想像を絶するものだったでしょう。特養で暮らす元気な入所者さんも、寝たきりで経管栄養につながれた利用者さんの姿に、将来の自分をみているのかもしれない。そう思うと、自分のケアを見直すきっかけになる映画だと思います。

「私の」人生(みち)わが命のタンゴ

主人公の百合子は、子育てを終えてようやく夢だった大学教授への道を歩もうとする矢先、父の修二郎が認知症を患ってしまいます。介護に追われて家族の関係がギクシャクしてしまいますが、同じ悩みを持つ家族が集まる「認知症家族の会」でタンゴに目覚めた修二郎に変化が現れ、それに感化した百合子も再び夢へと歩む決意をするのでした。
「私の」人生(みち)わが命のタンゴは、認知症患者を支える家族の苦悩や葛藤などに焦点をあてた映画です。現場で活躍する介護職員は、家族と接する機会があまりありません。利用者さんと距離を置く家族に「もっと、優しく接してあげられないのかな」と感じる場合も、あるでしょう。しかし、そのような家族にも、深い理由や苦悩があることにきづかせてくれます。そして何より、人は認知症になっても、生きがいを持つことは大切なんだと教えてくれる映画です。

ぼけますから、よろしくお願いします。

テレビディレクターである信友直子さんが、ふるさとで暮らす認知症を患った母と、その母を支える父を撮ったドキュメンタリーです。
45歳のとき乳がんが見つかって落ち込んでいた信友さんを、ユーモアとたっぷりの愛情で支えたのが信友さんの母でした。ある日そんな母が認知症になり、苦悩する姿に気づきます。そして母を支えるのは、95歳で初めてリンゴの皮をむく父。仕事か介護かで悩む信友さんに、父は「(介護は)わしがやる。あんたはあんたの仕事をせい」と言葉をかけるのでした。
超高齢社会の日本で問題になる老老介護や、娘から見た年老いた両親の姿が描かれた作品です。自分を励ましてくれた明るく元気だった母が、認知症の進行でどんどん変わってしまうのは観ていて心が痛みます。認知症を学ぶためにも勧めたい映画です。

ケアニン ~あなたでよかった~

主人公は特にやりたいこともなく、なんとなく介護福祉士になった大森圭。目的もないまま専門学校を卒業して、一応小規模多機能施設に勤めることになりました。最初は戸惑うことも多かった大森でしたが、認知症を発症した星川敬子の担当になったことで、介護という仕事に本気で向き合うように変わっていきます。
この映画をみた介護職の方は、介護の仕事を始めた頃の気持ちを思い出すに違いありません。介護の仕事は人手不足という事情もあり、なかなか利用者一人ひとりに向き合えません。「ケアニンのような世界は別世界、理想の介護だと」考える方もいるでしょう。ですが、ケアニンはとある介護事業所がモデルになっています。実際に利用者に向きあう事業所がある事実は、「質の高いケアを目指したい」と、熱い思いを持っている介護職員の背中を、力強く押してくれるに違いありません。介護の仕事をする方は必見ですよ。

生きる

「生きる」は、言わずと知れた黒澤明監督の代表作の一つです。2020年には海外でリメイクされ話題になったので、若い方でも知っている方は多いかと思います。市役所で課長を務める渡辺勘治が、この映画の主人公です。お役所仕事の典型的な課長でしたが胃がんを告げられ、余命いくばくもないと知ったことから、彼の人生が動き出します。今までは時間をつぶすのが仕事でしたが、「残された時間で何かを残そう」と必死になるのでした。
この映画は、生きる意味を強く問いかけてくれます。介護施設に入所された方は、人生のゴールを迎えたのでしょうか。私はそうは思いません。人は長生きするのが目的ではないはずです。「自分の人生で、何ができるのか」と、生きがいを見いだせた時に人は輝くことを教えてくれる映画です。ささやかでも、人生に意味を見出せた人は幸せでしょう。それは、介護にたずさわる人も、利用者さんも同じではないでしょうか。

【まとめ】 たまには映画をみて息抜きしよう

いかがだったでしょうか?重いテーマを持ったものから、痛快でコミカルなものまで7本の映画を紹介しました。いずれも、介護士として介護にたずさわるうえで、ヒントになる映画ばかりです。それだけでなく、介護についてよく知らない方にも、介護を知ってもらえるきっかけになるでしょう。気に入った映画がありましたら、ぜひほかの方にも紹介してください。

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