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【2023年最新】社会福祉士国家試験を合格するための勉強方法

社会福祉士は福祉専門の国家資格です。福祉関連資格の中では難関資格と言われていますが、ポイントをおさえて勉強していけば必ず合格に近づけるでしょう。
この記事では、そんな社会福祉士国家試験に合格するための勉強方法について詳しく解説します。社会福祉士国家試験に受かりたい方はぜひ、最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

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社会福祉士になるためには

社会福祉士になるには、国家試験に合格する必要があります。
ここでは、社会福祉士の仕事内容や国家試験を受ける方法について紹介します。

社会福祉士は国家資格

社会福祉士は国家資格です。そのため、資格を取得するには試験に合格しなければなりません。
また、試験を受けるにも厚生労働省が定める受験資格をクリアしていないといけないため、比較的ハードルの高い試験となっています。

社会福祉士の仕事

社会福祉士の主な仕事は主に次の3つです。

①相談援助
・利用者の話を聞き、必要なサービスや制度につなげる。

②関連機関との連絡調整
利用者のサポートに伴い、関連機関との連絡と調整を行う。

③サービスの提供
介護予防プランなどのサービスを提供する。

この他にも、働く職場によっては、介護業務があったり、利用者の自宅訪問をしたりといった仕事があることも。社会福祉士に求められる業務は非常に幅広いのが特徴です。

社会福祉士国家試験を受けるための方法

国家試験を受けるには次の12のパターンがあります。

【学校卒業パターン】
①4年制福祉大学(指定科目受講)

【学校卒業+実務パターン】
②福祉短大3年(指定科目受講)+相談援助実務1年
③福祉短大2年(指定科目受講)+相談援助実務2年

【短期養成施設パターン】
④4年制福祉大学(基礎科目受講)+短期養成施設
⑤福祉短大3年(基礎科目受講)+相談援助実務1年+短期養成施設
⑥福祉短大2年(指定科目受講)+相談援助実務2年+短期養成施設
⑦社会福祉主事養成期間+相談援助実務2年+短期養成施設
⑧下記業務の実務経験4年+短期養成施設
・児童福祉司
・身体障害者福祉司
・査察指導員
・知的障害者福祉司
・老人福祉指導主事

【一般養成施設パターン】
⑨一般大学4年+一般養成施設
⑩一般短大3年+相談実務1年+一般養成施設
⑪一般短大2年+相談実務2年+一般養成施設
⑫相談実務4年+一般養成施設

社会福祉士国家試験の内容

社会福祉士国家試験はどういった試験内容なのか気になる方も多いですよね。
ここでは社会福祉士の国家試験の内容について紹介します。

試験科目は18科目群

社会福祉士の国家試験は、共通科目と専門科目の合わせて18科目群(19科目)150問で構成されています。共通科目と専門科目を午前と午後に分けて、解いていきます。

【共通科目】(午前10:00~12:15)
1.人体の構造と機能及び疾病(7問)
2.心理学理論と心理的支援(7問)
3.社会理論と社会システム(7問)
4.現代社会と福祉(10問)
5.地域福祉の理論と方法(10問)
6.福祉行財政と福祉計画(7問)
7.社会保障(7問)
8.障害者に対する支援と障害者自立支援制度(7問)
9.低所得者に対する支援と生活保護制度(7問)
10.保健医療サービス(7問)
11.権利擁護と成年後見制度(7問)

【専門科目】(午後13:45~15:30)
12.社会調査の基礎(7問)
13.相談援助の基盤と専門職(7問)
14. 相談援助の理論と方法(21問)
15.福祉サービスの組織と経営(7問)
16.高齢者に対する支援と介護保険制度(10問)
17.児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度(7問)
18.就労支援サービス(4問)
19.更生保護制度(4問)
※18と19は合わせて1科目群とされる。

※参考: 公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「社会福祉士国家試験

試験の出題形式と合格基準

出題数は150問で、1問1点の得点となっています。出題形式はマーク形式の択一問題です。
5つの選択肢から次のような指示で回答するものがほとんどでしょう。

・当てはまるものを1つ選ぶ
・当てはまるものを2つ選ぶ
・当てはまらないものを1つ選ぶ

また、試験の合格基準は次のとおりです。

①すべての科目群で1点以上得点していること
②問題全体で60%以上の得点があること
(その年の問題の難易度によって多少の前後があります。)

社会福祉士の合格率

令和2年の社会福祉士国家試験の合格率は31.1%(※)です。例年30%前後を推移しており、他の福祉関連資格に比べて難易度の高い試験だと言われています。

※参考: 厚生労働省「第34回社会福祉士国家試験合格発表

社会福祉士が難関資格だと言われる3つの理由

社会福祉士の合格率は毎年30%前後と低く、難関資格だと言われています。
社会福祉士が難関資格だと言われるには、次の3つの理由があります。

①試験範囲が広い
②一つでも0点の科目があったら不合格
③制度がどんどん新しくなる

試験範囲が広い

社会福祉士の国家試験は非常に範囲が広いです。社会福祉士は利用者の話を聞き、必要なサポートを考える仕事です。そのためには、福祉に関わる全般の知識が必要不可欠です。
また、社会福祉士は活躍の場が広い分、関わる分野も多いです。高齢者福祉、障害者福祉、児童福祉、生活保護などの福祉制度に加えて、医療制度や疾病に対する基礎知識も学ぶ必要があります。

一つでも0点の科目があったら不合格

試験は18科目群ありますが、そのうちの1つでも0点の科目があると不合格になります。(就労支援サービスと更生保護制度は2科目で1つの科目群とカウントする)
試験範囲が広いので、科目を絞って勉強すれば…という方法は通用しません。

制度がどんどん新しくなる

社会福祉制度やサービスはどんどん改正されていきます。
特に介護保険制度は3年ごと、医療保険制度は2年ごとに大きな改正がありますので、常に最新の知識を頭に入れておく必要があります。
1度落ちても来年挑戦しようと思う方も多いと思いますが、今年勉強したことが来年も同じ答えとは限らないため、エンドレスで情報を更新していかないといけないのです。

社会福祉士の国家試験をクリアするための勉強方法

社会福祉士国家試験は簡単に合格できる資格ではありませんが、ポイントをおさえて勉強すれば合格できるでしょう。
ここでは、社会福祉士国家試験をクリアするための勉強方法について詳しく紹介します。

合格するための勉強時間

社会福祉士の国家試験のために必要な勉強時間はおよそ300時間だと言われています。一日3時間勉強できたとしても、3か月以上はかかります。
その上、集中できる時間や勉強に取れる時間はそれぞれの状況や個人差があります。
300時間は目安ですが、自分は一日どれくらい勉強できるのか試験まで逆算して、いつから勉強をはじめるべきか予定を立てておきましょう。

社会福祉士の試験合格のための勉強方法のコツ

ここでは、試験に合格するためのコツについて紹介します。

毎日コツコツ勉強する

社会福祉士の国家試験は試験範囲が広く、勉強にも時間がかかります。学生でも社会人でも毎日コツコツ勉強する習慣を身につけましょう。
範囲が広いからこそ、記憶が短期的にならないように反復訓練が必要です。毎日コツコツ知識の取得と復習を繰り返して、進めていきましょう。

最新の参考書を使う

必ず最新の参考書を使うようにしましょう。昨年度の中古品などのほうが安く手に入りやすいですが、社会福祉士の国家試験については「最新」が重要です。
制度やサービスは年々改正され、改正内容こそが試験に出やすい、絶対に点を取りたいところになっています。
最新の参考書では、プロの視点から試験に出やすそうな改正のポイントがまとめられていることも多いです。試験は2回ですという方も、できれば新しい参考書に目を通すようにしておきましょう。

最過去問を解きまくる

過去問は最低でも過去3年分は繰り返し、解きまくるようにしましょう。
過去問を解くことで、科目ごとにどういった内容が出題されやすいのか傾向を掴むことが可能です。また、数年前の過去問と似た内容の問題が出題されることもあります。
各科目で必ず1点以上は得点しないとはじまらないので、過去問はなるべく数年分、繰り返し解くようにしておきましょう。

本番を意識したスピードで普段から解く

普段から問題を解くときに、本番を意識したスピードで解くようにしましょう。
試験は150問を240分で解く必要があります。つまり、1問にかけられる時間はおよそ96秒です。
当日にいきなり意識すると、ケアレスミスにつながることもあります。
特に、本番は会場の独特の緊張感に飲まれる場合も。普段から90秒平均で問題を解いていくことに慣れておくことで、当日も落ち着いて問題が解けるように準備しておきましょう。

まとめ

この記事では、社会福祉士国家試験に合格するための勉強方法について詳しく紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

この記事のポイントは次の3つです。

・社会福祉士の試験内容は範囲が広い
・毎日コツコツ反復訓練が大事
・普段から本番を意識したスピードで過去問をひたすら解こう

社会福祉士の国家試験は難関だと言われています。しかし、ポイントをおさえて、繰り返し勉強していくことで確実に合格へとつながります。社会福祉士を目指している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。

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